スイッチON。頑張りすぎの副作用
私には、電化製品と同様に
ONとOFFのスイッチがあると思う。
「感情」のスイッチ。
「虚無」のスイッチ。
「気合い」のスイッチ。
など、主に3種類だ。
実は他にもあるのに、気づいていないのかもしれない。
スイッチいろいろ。
「感情」のスイッチは、感情が爆発するスイッチ。
喜怒哀楽のどれかが、いつもより少し目立って大きくなり、時間が経つと自動的にOFFに切り替わることが多い。
“怒”と“哀”の時には、最終的に涙を流すか、眠っている。
「虚無」のスイッチは、頭も心も真っ白になってしまうスイッチだ。
自分ではあまり押すことのないスイッチ。
突然訪れるので、目に見えない何かが勝手に、気まぐれに押しているものだと思っている。
このスイッチがONになると、何も手につかなくなる。
OFFになることをじっと待つしかない。
そして、毎日のように使うスイッチが、
「気合い」のスイッチだ。
仕事でも、趣味でも。
何かに没頭する時にONになるようだ。
「よし!気合い入れて頑張るぞ!」というように
自分でスイッチを押す時もあるし
「え?もうこんな時間?」というように
気づけば自動的にONになっている時もある。
「気合い」スイッチの反動
私は今日、仕事のため、
この「気合い」スイッチをONにした。
仕事が終わり、
スイッチがOFFに切り替わった途端に襲いかかってくる
“疲れ”と“痛み”。
これがとても辛い。
スイッチをONにしている間は、とにかく気合いが入っている状態。
テンションを上げ、頭を回転させ、全力を尽くす。
そのため、気づけないのだ。
自分の“体力の減り具合”や“精神的ストレス”、
“身体に無意識に働いている緊張”などに。
無事に帰宅した今。
首、肩、足が痛い。
私はこれを、今日の「気合い」スイッチの反動だと思っている。
自分ではその時に気づけていないので、考察にすぎないけれど、
おそらく…
今日来ていた服はキャミソールワンピース。
肩の紐が肩から落ちやすいので、無意識に気にしていたのかもしれない。
そして、今日長時間座っていた椅子が、いつもと少し違うタイプの椅子だった。
そのため、足が地面に届く距離の感覚が普段と異なり、ふくらはぎやつま先に少し負担があったのかもしれない。
こうして、肩と首、足全体に小さな小さな緊張がじわじわと走っており、
知らぬ間に力が入っていたのだろう。
人間とは…なんて繊細なのだろう。
今日のこと以外にも、
会っている間は心から楽しんでいるのに、別れた直後にぐったり。ということや、
久々に一つのことに没頭し、一日中集中してた次の日に体調を崩すことなどもある。
反動が来た時は、
「ああ、自分はキャパオーバーだったんだな」
と、自分のキャパシティーの限界を知る目安にしている。
どの程度頑張れば、どのくらいの大きさの反動がきてしまうのか。
どの程度の頑張りであれば、反動が来ないで済むのか。
反動の大きさもその時々によって違うのだ。
何かを頑張った後…
なぜか突然涙が止まらなくなってしまう時。
倒れて意識が飛びそうになる時。
一方で
今日のように、なぜかどこかが痛む時もあれば
全く疲れていない時もある。
「気合い」スイッチの反動は、何かのサインだ。
頑張りすぎの、副作用。
だからこそ、自分の意思ではない、正直な身体の訴えに耳を傾けようと思う。
今日は、身体に負担をかけてしまった。
「痛い、痛い」と訴えてくる。
首、肩には温かいタオルを。
足にはマッサージをしてあげよう。
気づけなくて、ごめんよ。
お疲れ、私のからだ。
20023.10.31
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?