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詩No.104「醜悪」

頭の中ずっとそればっかり



ひび割れた花びらが醜い
けれどそれ以上に

ひらりと落ちた桜を踏んだ
履き潰した靴と
けれどそれ以上に


あんたらは

ああ
醜いよ




綺麗だなあ




僕は見上げるんだ




僕だって

何かを踏みつけて生きているはずだから

こうして目を逸らすように
見上げるんだ



ほら


僕だって
ああ

醜い





綺麗だなあ





頭の中ずっとそればっかり

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