JUNK FILM by TOEIを楽しく観る方法vol:08 「悲しい色やねん」
どんな文化にも「賞味期限」というものがあります。70年代ボンクラ達の心を熱くさせ女性とか賢そうな人からは敬遠された東映実録路線の映画の数々。しかし、時代は流れ日本経済もその陰画ともいうべきヤクザ経済も拡大の一途を辿ります。「貧乏臭さ」に徹底した拒否感を持ち始めた金ぴかの80年代。もう貧乏臭いアパートで働かせているスケの帰りをボンヤリ待ってるチンピラの姿なんて、時代から取り残されてしまったようになってしまった感もあり、今までとは違った切り口でヤクザを取り上げた作品が増えてきたと