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働き方だいぶ改革してみたの巻(2)

前回からの続き。で、色んな仕事が転がってるだろうと思しきサービスに登録。「そろそろ、5Gだなんだって言ってるし、動画広告の市場は右肩上がりで拡大中だし」・・・なんてホント純度100%の「捕らぬ狸の」ってやつでした。現代に残った諺ってさすがに磨き抜かれてますよねー、ってそんな所に感心してる場合じゃない!

「既存の動画にテロップを入れていくだけの簡単なお仕事です」みたいな実際簡単で単調なんだろうなーってのには、群がるアリの如く応募者が殺到。しかも、なめてんのかっつーくらい単価が安い。必死で量をこなしてもタカが知れてる。でも、みんな応募しちゃうんだよね・・・。「仕事を頼みたい人が仕事ができる人に」っていうのは建前だけど、現実は厳しい!「アリよさらば」。。。永ちゃーん!

幸い、サラリーマンなので焦らずに色んな案件を物色してたけど、ある日スカウト機能を使ってオファーが。まーロクでもないのが多いから期待せずに見てみたら、会社で一時期研究していたAdobeの(どっかを買収したんだろうな)出始めのソフトが使えるのが条件。やっぱ使える人が少ないソフトだとまあまあ良い条件の仕事も回ってくるという・・・「需要と供給」ってコレだね、と世の中の大原則を体感。

「なんとかなるだろ」ってノリで引き受けるワタクシ。「なんともならなかったら泣きながら勉強すればいいし・・・」というヤケクソなマインドでなんとか初納品。チャットツールで打ち合わせながら制作してたけど、漏れ出てくる「回ってない感」。

まあ、会ったこともない奴(ましまざ)に仕事を頼むんだから、そりゃあそうだよね。でも、「自分でなんとかするしかない!」って覚悟はビンビンに感じ取れて、サラリーマンのぬるま湯でのたうち回っている自分には新鮮な刺激。そして、結構時間を費やしてるけど「ホントにギャラ支払われるんだろうな?」っつー普段は意識してない疑問も。

「ぬるま湯」って言ったけど、そういうリスクを回避してるのが会社組織なんだよね・・・ていう当たり前すぎる程当たり前の事実にもようやく気付けた。新しい取引先と取引を始めるにもものすごく厳しい審査が課せられてて「なんだよー!」て思うこともあるけど、まあ必要悪だなと。会社という組織ならではのカッタルさに嫌気がさすことも多いけど、個人として放り出されてみるとそのヒリヒリした感じに身が引き締まったのは事実。そういうのを防ぐシステムに登録してやってるから、実際にはそんな事はないんだけど、「仕事だけやってカネがもらえない」なんていう最悪な事態もありえなくはないんだな、と。

無事、仕事の報酬も支払われて継続して仕事を受けてる現在ですがそんなものはいつ無くなっても不思議じゃない。サラリーマンの副業だからまだいいけど、ホント、フリーでやってる人に改めて尊敬の念。

そして、自分はサラリーマンの給料があるから選り好みできてたけど、「明らかに時給安すぎて、しかもつまんねー!」みたいなのを受けざるを得ない人もいるわけで。

そう考えると、やはり「ベーシックインカム」って良い制度なのでは?と思ってしまう。労働者が「さすがにこれはワリが合わないよね」っていう仕事を避けられる→悪徳業者もいなくなる、と素人考えで思ってしまいますが。「不動産のウンタラに興味ないですか?」みたいなワケのわからないセールス電話も掛かってきてたけど、「選り好みできる状況」があれば誰もそんな事はやらないよね・・・。

なんて所まで話が広がりましたが、この後この副業生活はどうなっていくんでしょう。「高岡に帰省して原稿を落としまくる」まんが道を読んで恐怖が身に染みているオイラとしては低空飛行でいくしかないと思っていますが。。。

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