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【効率化】問題解決の2つのメソッド。

元効率厨のせいじです。

今回は仕事を効率化させる考え方をご紹介します。

それではいってみましょう。

体力に自信ありますか?

算数がわかりやすいので、
少しお付き合いください。

以下の問題を解いてみてください。

1+2+3+4+5+6+7+8+9+10=?

暗記している方もいるかもしれませんね。

答えは55です。


それでは次はどうでしょうか?

1+2+3+4+5+6+7+…1,000=?

上の問題が解けた人なら誰でも答えに辿り着くことができる問題です。

しかし、ここで一定数の人が立ち止まります。

それは1から10を順番に足し算で計算した人です。
1,000という膨大な数の足し算をやる前にサジを投げてしまいます。

そして「わかりません」と誤魔化す人が大半です。

わからないのではなく、やりきれないのです。
考え続けれるスタミナがないのです。

人間は考えたくない生き物なので、気持ちはわからなくもありません。

ただ彼ら彼女らのありがちな特徴として、
問題を解く=答えを見つけにいく
と考えていることです。

これは大きな間違いです。

ハッキリ言います。
問題を解くことは答えを見つけにいくことではありません。

問題を解くと、答え"が"見つかるのです。
もう少しわかりやすく言うと、

問題を紐解くと、自ずと答えは見つかる。

ということです。

答えを見つけにいけばといくほど、
人間の考えたくない本能を刺激して、
思考体力が消費されてしまうのです。

***

では、先ほどの問題に戻ります。

1+2+3+4+5+6+7+…1,000=?

こちらの問題の答えを出すとき、順番に足し算をしたがる人はいないでしょう。

何か簡単な方法があるのではないか?

と考えます。

※数式の考え方ではありません。

その方法を見つけるために、簡単な問題を考えてます。

1+2+3+4+5+6+7+8+9+10=?

紐解いて見ると、
1+9
2+8
3+7
4+6
10になる足し算が四つあります。
そして元々あった10を合わせると、

全部で10が五つ含まれてることに気付きます。
そしてこの式の答えは55。

10が五つと、5が一つで合わせて55。

一定のパターンが見えてきたのではないでしょうか?


本題の式は、

1+2+3+4+5+6+7+…1,000=?

1+999
2+998


499+501

1,000になる足し算が499つ。
元々の1,000が一つ。
単独の500が一つ。
1,000が500個と、500が一つで、
500,500となります。

これは答えを見つけにいっているのではなく、問題を紐解いていることにお気づきになりますか?


ではこの問題はどうでしょうか?

1+2+3+4+5+6+7+…100,000=?

前のように、
1+99,999…と考えるのでなく、
もう一つのパターンを探します。

1+2+3+4+5+6+7+…100=?

これを解いてみます。
これは100が50個と50が一個なので
答えは5,050です。

1+2+3+4+5+6+7+…10=55
1+2+3+4+5+6+7+…100=5,050
1+2+3+4+5+6+7+…1,000=500,500

では、これは?

1+2+3+4+5+6+7+…100,000=?

ここまでわかれば、簡単ですね。
0が何個あるかを数えるだけにすぎません。
もう足し算すら必要ないのです。

もちろん数式の考え方を使えばもっと簡単に計算できますが、今回のテーマと違うので数式は使いませんでした。

***

仕事に置き換えてみてください。

毎日やらなければいけない仕事がたくさんあります。

いきなり答えを見つけにいくと、あの足し算のように膨大な量に思えて、サジを投げてしまいます。

努力とか、やる気とか、物理的なスピードとか、でカバーしようとしても、やがて限界がきます。

なので、どこかでパターン化させる必要があります。

そのため、
足し算で答えるようとするではなく、
0がいくつあるかがわかればいいんだ。
とわかるまで、

問題を紐解くことを第一に考えます。

問題を解く。問題解決とはそういうことです。
答えを見つけにいくことではありません。

とくにビジネスでは、たった1つの答えなんてありません。

仮説を立てては潰し、また立てては潰しと、消去法にならざるを得ません。

それはときに地道な足し算のように思えることもあります。

便利な公式なんてなく、ひたすら足し算をしなくてはならないこともあります。

だけど、

1+2+3+4+5+6+7+…10=55
1+2+3+4+5+6+7+…100=5,050
1+2+3+4+5+6+7+…1,000=500,500

この3つが解けて初めて見えるパターンがあることを忘れてはいけません。

数は新しいパターンを生み出します。

ぜひ日々こなしている仕事から、答えを見つけるばかりだけでなく、パターンを見つけることを忘れないようにしてみてはいかがでしょうか?

まとめ

今回は仕事の効率化について、考え続けるスタミナとパターンについてご紹介しました。

もう一度流れをまとめます。

1、効率化させるためにはパターンを見つける必要がある。

2、パターンを見つけるには数が必要。数が多ければ多種多様なパターンを見つけることができるようになる。

3、しかし数を出すためには、問題を考え続けられるスタミナが必要。

4、答えを見つけようとすると量が増えてしまうので、問題を紐解くことを考えること。

5、問題を紐解くと、自ずと答えは見えてくる。

答えを見つけにいくな。

以上です。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

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