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#ハウス
Magik Deep『Views From Within』
優れたハウス・アーティストを多く輩出している南アフリカのなかでも、Ababiliは熱心に追ってきたレーベルのひとつだ。若手のトラックメイカーを積極的に取りあげる姿勢だけでなく、良質な音をコンスタントにリリースしているのが好感ポイント。体を動かさずにはいられない肉感的グルーヴをまとうハウス・ミュージックの数々は、ダンスフロアはもちろんベッドルームで聴いても耳を喜ばせてくれる。
そんなAba
Elliot Adamson『PiHKAL』
イギリスのDJ/プロデューサーであるエリオット・アダムソンを知ったのは、確か3年ほど前だったか。ある日、彼のサウンドクラウドにアップされていた、リカルド・ヴィラロボス“Enfants”のリミックスを聴いたのだ。原曲よりもBPMを上げつつ、〝わーわーやや〟という掛け声の中毒性を活かしたメロディック・ハウス。太いキックとハイハットの抜き差しでグルーヴを作る、正統派のダンス・ミュージックだ。派手さ
Theo Parrish『Thanks To Plastic』
先月、人生という名の道を歩きはじめて、30年目の節目を迎えた。そのうち、ライターとしてさまざまなところで書いてきたのは、8年くらいである。いまでこそ音楽以外の仕事も舞いこむようになったが、ライター活動当初はダンス・ミュージックを中心に書いていた。素人時代の拙文でも書いたように(いま読むと本当に恥ずかしい。後悔はないが)、筆者は幼い頃から両親にその手の音楽を聴かされてきた。そのおかげか、現在も