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お気に入りnoteまとめ

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#経営

リーダーのいちばん大切な仕事は「機嫌よくいること」だと思う

ぼくはマネジメントが苦手です。 マネジメントというか、人を叱るのが苦手なのです。 ぼくは名古屋にある、社員100人ほどのデザインファームを経営しています。先代の後を継いで、4年前に社長になりました。 社長……なのですが、ぼくはいつもみんなから怒られています。「茂森さん、しっかりしてくださいよ」と。先代の社長からは「おまえはもっと部下をちゃんと怒らないとダメだ」といって怒られていました。 でも、人に対して強く言えない性格はもう生まれつきのもので、どうしても変えられなかっ

ほとんどのマーケティング従事者が興味を持たない「エーザイの統合報告書」がヤバいから読んだ方が良いぞ!という件

このテーマは、あまりウケがよくないと思いますが最近のマイブームなので書きます。 まず、最近ビビビッと来たこの記事。 PwC Japanの坂野さんと、エーザイ専務執行役CFOにして早稲田大学大学院会計研究科客員教授も務める柳さんの対談記事です。 コンサルファームのPwC(プライスウォーターハウスクーパース)と企業のCFOがESGと財務の話をしている時点で、大半のマーケターが「あ、この記事は自分にとって関係ないな」と感じるのでは。 ちなみに、PwC Japanの坂野さんが

ブランド価値を高めるSDGs時代のマーケティング|経営とマーケティングを結ぶ設計図

最近P&G APACフォーカスマーケット ヘアケアCMO・シニアディレクターを退職した、大倉佳晃です。本記事で、SDGs時代に企業・ブランド価値を高めるマーケティングの考え方について、私の13年のP&Gキャリアでの多くの成功と失敗から培った経験をベースに語りたいと思います。 本当は、キャリアの一区切りの備忘録として書籍を書き上げるつもりだったのですが、出版となると時間もかかってしまうため、あえて今の時代に合わせてnoteで一冊の本のようにまとめて公開することにしました。その

100億以上調達する様なベンチャーの創業メンバーだっけど、ダークサイドに落ちてみて分かったこと 「自分の人生は自分でしか幸せにできない」

この文章は、私と同じ悩みに深く嵌ってしまっている方々へ、同じ失敗をしてほしくないと思い書いております。 具体的には、今悶々と会社の上司や周囲のメンバーに対して、不満を抱えて悩んでいる多くの方々が対象です。私自身はベンチャーどっぷりの人間ですが、ベンチャー、大企業とわず、リーダーメンバー関係なく、全ての人達へお送りします。 (*後述しますが、あくまで他責にならないということの意味を当時の自分が完全には分かっていなかったというだけで、当時勤めていた企業のことを批判したいわけでは

メンタルを使わずに仕事をする

最近、脳が疲れてる感じがあります。 「あの仕事はどうしよう」「このメールはどうやって返そう」「あの案件についてはどう進めよう」……気づくとそうやって脳内で考え続けていて、いつのまにかぐったりしています。 で、脳が疲れるわりに仕事は進んでないんですよね。 この状況をなんとかしたいなーと思って、まわりの仕事ができる人にアドバイスをもらいました。ちょっとずつ解決策が見えてきたので、今日はそれを紹介したいと思います。 メンタルで仕事をしないための方法結論から言うと「メンタルで

お金2.0図解

どうも、きょんです。 今回はリクエストをいただいたので『お金2.0』を図解してみました!サピエンス全史よりスライド多くなってしまったのですが(笑)、参考がてらご覧いただければと思います。 非常に内容が濃く、「お金」や「経済」の見方や捉え方が大きく変わり、衝撃を受けました。この内容は、未来の教養として、普遍性を帯びている素晴らしいものだと思います。一度読んだだけではその中身の本質に辿り着くのは難しかったです。何度も読み返し、まとめました。 では、早速図解をお楽しみください

2021年、世界はもっと「コンテンツ化」していく

ぼくは、2018年に出版社を辞めました。 そのあと「言葉」を軸にした小さな会社、WORDSをつくりました。 独立当初は、主に本の編集やライティングの仕事をしていました。しかしあるとき経営者のnoteを編集するという仕事をいただき、思いのほか多くの人に読んでいただきました。 それをきっかけとして「広告」や「広報」に近いお仕事も増えていきました。これは独立のときには想定していなかったことでした。 言葉を軸にいろいろと仕事をしていくうちに、出版業界でなくても編集者(および編

小さな組織のためのブランド戦略

私たちの会社では「ブランディング/リブランディング/新規ブランド立ち上げ」というジャンルの相談を受けることが多い。ブランドの定義は各所でされているので割愛するが、最近ある課題に直面していた。 従来のブランドロジックが当てはまらない文字通りなのだがこの課題に直面していた。従来のブランドロジックは弊社の場合VMV(Vision/Mission/Value)で組み上げる(MVVで組み立てるチームもある)。各ブランドごとに持っている接点をブランドリーゾームと呼び、その接触ステップで

「個の時代」なんてウソである

どこまで行っても「組織あっての個人」いま「フリーランスになって自由に働こう」「副業をやろう」「会社をうまく利用して、個人のスキルアップをしよう」という流れがあります。 「いまは個の時代だ」というメッセージは、至るところで耳にします。 ただ私はどこまでいっても「組織あっての個人」だと考えています。 会社員はどんなに優秀な人でも、外部からは「どこどこ社の誰々さん」というように所属する組織とセットで認識されていることがほとんどです。会社の看板、会社の力を「自分の力だ」と勘違い

予測不能な変化に立ち向かう4原則

 コロナ禍は我々に社会は予測不能であることを強く認識させた。実際には、感染症がなくても、この世の中は予測不能であったのである。従って、この予測不能な変化にいかに向き合うかが、企業の存続を決める問題なのである。  予測不能な変化に立ち向かうには、以下の4つの原則に従うことが必要になる。  第1の原則 実験と学習を繰り返す  第2の原則 目的にこだわり、手段にはこだわらない  第3の原則 自己完結的な機動力を持つ  第4の原則 前向きな人づくりに投資する これを以下に一つず

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『経営戦略原論』図解 完全版の公開!

どうも、きょんです。 『経営戦略原論』の図解が、先日とうとう完成しました!『経営戦略原論』の図解を完成することができたのは、本書が非常に奥深く読むたびに面白さが深まっていくからこそですね。本当に名著だと思います。 ↓『経営戦略原論』↓ これまでのpart1からpart3までの『経営戦略原論』図解noteを統合し、それぞれのスライドをアップデートし、さらに追加の内容を加え、一つのnoteにまとめました! 全部でスライド数が161枚です!!!!!(画像貼る作業が本当につら

なぜグローバル企業の経営陣は「定時退社」するのか?

グローバル企業の経営陣の退社は早い。突発的な事態がなければ、定時の6時にはまず帰る。なので、遅い時間にミーティングが入ったりすると、露骨に不機嫌になったりする。これはなぜだろうか? 意思決定の質が落ちてしまう一番大きな理由は、コンディションが悪化すると「意思決定」の質が落ちる、ということを彼等がよく理解していることにある。グローバル経営においては、マネジメントすなわち意思決定する人、というのが明確に役割定義されていて、彼等の評価はその意思決定の質と成果によるところが大きい。

【模倣は独創の母】模倣の経営学から考える「良いマネ」について

GWは読書の時間もゆっくりとっている。 もう一度自分の原点に立ち戻ろうと思い、「模倣の経営学」を集中読書中です。 トヨタもセブン‐イレブンもスターバックスも、優れた企業を「真似て、超える」ことで成功した。古今東西、新たなイノベーションは徹底した模倣からこそ生まれている。お手本とする他社の本質を見抜き、自社で生かせる“儲かる仕組み”を抽出する創造的な模倣の方法を、多くの偉大な会社の事例から鮮やかに紹介する。 マーケティングトレースの原点となる本です。 トレース=なぞる、

経営がわかるマーケターになるための書籍74選

マーケティングって、本当に幅が広く、奥が深い。僕はいま46歳、マーケティングの世界で20年のキャリアを積んでますが、一日いちにち、仕事をするたびに、無知の知(自分が何を知らないのかを知ること)の地平線は広がるばかり。 でも、この世界、新たな知識を入れれば入れるほど、実践としての経験を積めば積むほど、「こんなクソおもしろい仕事はほかにない!」と思えるほど、刺激的で、魅力的です。 トライバルメディアハウスには、Tribal Professional Academy(通称:池塾