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【マネフォの人々】バックオフィス業務経験者だからこそ選択した新たなキャリア | 納谷春菜・江部夏乃

こんにちは、マネーフォワード 富田です。
マネーフォワードで働く人を人事が紹介していく「マネフォの人々」。

今回は、「マネーフォワード クラウド」のカスタマーサクセスとして働く納谷さん、カスタマーサポートとして働く江部さんにインタビューを実施しました。

納谷さんと江部さんの共通点は「バックオフィス業務経験者」であるということ。
今回はバックオフィス業務経験者のお2人がどんな想いを持ちマネーフォワードで働いているか、カスタマーサクセス部 部長の中西がインタビューしている様子をお届けします。

プロフィール

・納谷 春菜(インタビュイー):「マネーフォワードビジネスカンパニー カスタマーサクセス部 経理財務グループ」、2020年入社
・江部 夏乃(インタビュイー):「マネーフォワードビジネスカンパニー CS本部 クラウドサポート部 チャットグループ」、2019年入社
・中西 豪(インタビュアー):「マネーフォワードビジネスカンパニー カスタマーサクセス部 部長」、2017年入社

自己紹介

――納谷さん・江部さん本日はよろしくお願いします!まずは自己紹介からお願いします。

納谷:私は新卒からずっとベンチャー企業で働いていてマネーフォワードが3社目です。
1社目は従業員80名程度のITベンチャーで、前職は代表と数名の学生インターンの方々しかいないタイミングでジョインしました。
前職には約7年在籍し、会計から人事労務から総務まで幅広くバックオフィスの立ち上げと、その後の運用担当として業務をしていました。
その後、バックオフィス業務経験を活かしたキャリアチェンジを考え、今はマネーフォワードでIPO準備企業様向けの会計ソフト「マネーフォワード クラウド会計Plus」(以下、会計Plus)のカスタマーサクセス(導入支援)を担っています。

江部:私は大学卒業後、東京都庁に入庁しました。都立高校の事務室配属となり3年間教員の給与計算や勤怠管理等を担当していました。
マネーフォワードでは「マネーフォワード クラウド」のカスタマーサポートとして勤務しています。前職の経験を活かして、主に人事労務プロダクト(給与や勤怠)のサポートを行い、現在は勤怠プロダクトのサポート責任者も担っています。

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(左:江部、右:納谷)

バックオフィス業務担当者としてキャリアをスタートさせたきっかけ

――ベンチャーと都庁、お2人は対照的なキャリアですね。それぞれ前職を選択された理由を教えてください。

納谷:私は大学時代の専攻と2度の被災経験をしているからこそ、自分が前職で何か役に立てそうだと思い入社しました。
大学ではキャリアデザイン学部でNPOやNGOのことを勉強していて、ボランティアや非営利組織の支援の必要性や将来性を強く感じていました。また、阪神淡路大震災・東日本大震災それぞれの時はボランティアの方々にとてもお世話になり、前職はクラウドファンディングの会社でNPO等にも金銭的な支援が出来ることに興味を持ちました。

江部:両親が公務員ということもあり、もともと社会へ貢献したいという想いを持っていました。さらに都庁は全国に先駆けて色々な事業を行っているので、よりチャレンジできそうと思ったのが入庁の決め手でした。

――それぞれ働いてみてどうでした?

納谷:前職は社員1人目として入社し、私が辞める時には100名を超える組織になっていたので、その過程は、もう本当に大変でした。
バックオフィスの立ち上げを担っていたので、バックオフィス業務特有の「あ~もうツライ!」という経験は一通りしたと思います(笑)
(ただ、前職へのネガティブな感情は一切無く、今も好きな会社です)

江部:前職では今に活きる貴重な経験をたくさんすることができました!
ただ、私も納谷さんと同じで「ツライ!」という経験はたくさんしてきたと思います(笑)
学校は紙の書類がとても多く複雑な給与計算や途方もない作業に苦しんでいました。
あと、これは私の性格的な問題もあると思いますが、前職は伝統的で成熟した組織なので、どうしても自分の役割が限定されてしまうことがあり、そこが私の性に合わなかったのかなと感じています。

バックオフィス業務担当者の転職活動How to

――なるほど。お2人が転職を考えたきっかけはなんですか?

江部:私の場合は、自分が担当している業務が果たして本当に人のためになるのか?と思ってしまったのが一番のきっかけです。
勿論、今となっては当時も人のためになる業務をしていたと思えますが、元来の自分の性格もあり、アナログで非効率な作業だったり、創意工夫を凝らして業務を行うことが難しい環境に少し疲れてしまっていました。

ただ、両親が公務員ですし、前職の同僚で公務員を辞める人はほとんどいなかったので、辞めるのは結構覚悟が必要でした。

納谷:きっと江部さんも前職のことを嫌って辞めた訳ではないと思うのですが、私も前述した通り前職に対してネガティブな思いはありません。
どちらかというと、組織が大きくなる前職の今後を真摯に考えた時に、私自身がそろそろ卒業した方が会社のためになるのではないかと勝手に感じたことがきっかけです。

当時、良い意味でも悪い意味でも「納谷が居れば大丈夫だよね」という状態になっていて、このままだと会社は次のフェーズに移れないと思いましたし、私自身の成長のためにも卒業した方が良いと考えたんですよね...。

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――会社を"卒業"ってあまり聞かない表現ですけど、退職がただ単にネガティブなものでないニュアンスを感じられて良い表現ですね。

それでは転職先として、マネーフォワードを選ばれた理由についても教えてください。

江部:転職活動の時は主にIT業界に絞って色んな会社を受けていました。
マネーフォワードとの出会いは偶然でしたが、面接の中で面接官から「実務の経験があるからこそ、ユーザーが本当に困っていることや本当に大変なことを誰よりも分かってあげられるはずです。」とすごく熱く語ってもらえ、その言葉が背中を後押ししてくれました。
正直、他のIT企業を受けていく中でそれまでのバックオフィス経験を評価してもらえることが少なかったので、マネーフォワードの面接で「バックオフィス経験がユーザーのためになる」と言ってもらえたのは、かなり心にグッとくるものがありました。

納谷:「これまでのスキルや経験が通ずるところ」「IT系のベンチャー企業」を軸に活動していました。
私の場合バックグラウンドが全てIT業界ということもありますが、将来性のある会社かどうかを判断するのが重要だと考えています。私はコロナ禍での転職活動だったので、売上を伸ばすことができる会社の数は本当に限られているのを目の当たりにしたこともあり、不況だったり災害が起きた時に柔軟に対応できる会社は生き延びることができると思いました。

また、前職は従来の方法ではなかなか資金調達の難しかった、個人や団体に対してもやりたいことを実現してもらうためにお金を集めるサービスを提供していましたが、マネーフォワードだったら、お金を集めるだけではなく、その先の貯める・運用するというアクションに繋がるサービス提供ができると感じたのも理由としてあります。

あえてキャリアチェンジを選択した理由とは

――バックオフィス業務での転職ではなく、どうしてキャリアチェンジを選んだんですか?

江部:当時の私の主観ですが、バックオフィス業務はどうしてもルーティンワークが多い仕事だと思っていて、初めての転職でもありましたしせっかく転職するなら全然違う仕事にチャレンジしてみたいと思っていました。

納谷:江部さんがお話したように、まさしく今の時代は一担当の事務業務は需要が低くなってきているのを転職活動を通して感じました。そういった市場環境も踏まえ、バックオフィスの事務業務ではなくシステム導入や運用の経験が活かせる会社で働くことが自身のキャリアにとって良いと思いました。

マネーフォワードだから勇気を持ってキャリアチェンジできた

――ちなみに、マネーフォワードへの転職を決める際にどんなことに迷いましたか?また、入社後のギャップはどんなことがありましたか?

江部:私の場合は、前職とマネーフォワードの組織規模が全く違うので、設立10年も経っていない会社がどんな環境なのか、そこで私が価値を発揮できるのか未知の世界で不安でした。
ベンチャー企業の雰囲気に馴染めるかどうかという点も不安でしたが、マネーフォワードの場合は面接時から穏やかでウェルカムな雰囲気だったので、その点においては面接の中で安心することができました。

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実際に入社してみて、スピード感や意思決定の速度はすごく早く、非効率なことが無いというのはある意味期待通りでしたが、意外と研修体制がしっかりしているのは良い意味でギャップでした。
研修担当者やOJT担当者が居て、分からないことはいつでも質問できる環境だったので安心感を持って仕事を始めることができました。

一同:たしかにカスタマーサポートはマネーフォワードの中でも一番と言えるぐらい研修体制が整っていますね。

納谷:私も江部さんと同じで、研修体制がとても充実していることに驚きました。
同じベンチャー企業ですが前職の入社時はゼロから作り上げるフェーズだったので、マネーフォワードに入社して受け入れ体制の違いに感動しました。また、リモート環境下での入社ということもあり周りの人がかなり気にかけてくださって、こんなにちやほやされていいのかなと思っていました(笑)

――お2人とも、ぶっちゃけて欲しいのですが悪いギャップは無かったですか・・・?笑

江部:悪いギャップは本当に無いんですよね...。
正直、転職前は色んな人から公務員ほど良い職場は無いと言われていたが、実際に働いてみるとマネーフォワードの方が自分らしく働けていると感じます。

納谷:私も前述した通り、周りの人が気にかけてくださり安心して環境に馴染むことができたので、悪いはギャップはないです。

バックオフィスの業務経験は他職種でも重宝される

――なるほど...ではこれ以上は深堀しないようにしておきましょう(笑)
ところで、マネーフォワードで前職の経験が活きることってどんなことがありますか?

江部:カスタマーサポートですと、お客様から問い合わせを受けた時にお客様のお困りポイントがどこか?を切り分ける時にバックオフィスの知識が活きています。また、お客様から「この書類どうしても紙で出さなきゃいけないんだよね」「この画面どうしても紙で出力したいんだよね」といったご要望を頂いた時の、それがお客様にとってどれだけ重要なことなのかを理解できるのはバックオフィス業務を経験してきたからだと思います。

IT企業に勤めているとIT化が進んできているように思いますが、紙やハンコを使っていてIT化しきれていない会社やITに慣れ親しんでいない人が多いのが日本の実態だと思うので、各企業の実態を理解し相手の目線に合わせたコミュニケーションを取れることがかなり重要だと感じています。

納谷カスタマーサクセスの立場上、インサイドセールスやフィールドセールスの人と関わることが多く、その中で経理担当者がどういうスケジュールで動いていて、どういうことに困っているかを具体例を挙げて説明できることが重宝されていると感じています。

自分の業務だけでなく、周りの人の役にも立つことができるんだというのが実際に働いてみて新たな発見でした。

マネーフォワードで今後チャレンジしたいこと

――ありがとうございます。今後マネーフォワードでどういったことをされていきたいですか?

納谷:携わっている「会計Plus」は出来て1年経っていないので、プロダクトの良さをドンドン引き出していくのがサクセス担当のミッションの一つだと思っています。
また、「会計Plus」のカスタマーサクセスチーム自体も発足して間もないので、これからチームを強くしてマネーフォワード内でも「サクセスチームって凄いよね」と言ってもらえるような組織にしたいです。
そして、カスタマーサクセス自体が新しい職種なので、日本中にサクセスの良さを広めていきたいとも思っています。

江部:私は人事労務領域に特化して、給与や勤怠のサービスにおいて導入して良かったと思ってもらえるようなサービス作りをしていきたいです。
特に、マネーフォワードの場合はサポートやサクセスが寄せた要望がかなり反映されやすいと思っているので、お客様から寄せられたご意見をしっかりと開発にフィードバックしてプロダクトを進化させていきたいと思っています。

バックオフィス業務経験者だからこそ、バックオフィスを幸せにする世界を創ることができる

――熱いですね。ぜひよろしくお願いします!
最後に、今バックオフィス業務に従事されていて今後のキャリアに悩んでいる方もいらっしゃるかと思いますので、実際にキャリアチェンジをされたお2人から皆さんへメッセージをお願いします。

江部:私自身、キャリアチェンジをする際はとても悩んでいたので、とても勇気が必要だと思います。
でも、もし少しでもキャリアチェンジをしてみたいという思いがあれば、ぜひチャレンジされてみることをオススメしたいです。
特に、マネーフォワードはバックオフィスの経験を高く評価してくれるし、会社にとって本当に価値のあるものだと思っています。皆さんの苦労された実体験がダイレクトにお客様の共感やサービスの向上に繋がるので、興味がある方は是非気軽にお話しましょう。

納谷:最近は事務の方はキャリアの選択肢が絞られてしまっていて事務でしか働けないと思われがちですが、是非ともその選択肢は増やせると思って頂けたら嬉しいです。
私は今まで自分で色んなバックオフィスプロダクトを導入していた立場だったので、導入するしんどさが分かりますし、「このプロダクトのここが改善されたら良いのにな」と思ったことが多々あります。きっと皆さんも同じ思いを持たれたことがあるはずで、その思いを原動力にして「良いサービスを創っていくぞ!」という気持ちで転職活動を進めてみられると、そんな皆さんを待ち望んでいる企業は多いと思います。

また、モノづくりに興味がある方にとっては、自身でプログラミングが出来なくてもお客様の意見をプロダクト開発に反映させることはできるので、一緒にモノづくりの喜びを感じることができる点も魅力に感じて頂けるのではないかと思います。

最後に、バックオフィス業務は褒められることがとても少ない業務である一方、ミスが許されない業務だと思います。そういう環境下で苦しんだ経験があるからこそ、そうならない世界を一緒に創りたいという想いをお持ちの方は是非マネーフォワードで一緒に実現を目指せたら嬉しいです。

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(写真撮影時の一コマ)

あとがき

今回のインタビューを通して、納谷さんや江部さんがキャリアチェンジをしてまでバックオフィス課題を解決されようとしている理由がとてもクリアになりました。
それは自分たちの原体験に基づいていて、本当に苦労をした経験があるからこそ、同じような苦労をしている人を一人でも多く救いたいという意志の強さだと感じました。

マネーフォワードはValueの一つとして"User Focus"を掲げていますが、納谷さんや江部さんは正に"User Focus"の体現者です。

これからも、お客様の課題に寄り添いながら、マネーフォワードだからそ実現できる温かいサービスを提供し続けて欲しいです。


今回の記事を読んで、納谷さんや江部さんとお話をしてみたい!という方がいらっしゃいましたら是非気軽にお問い合わせください。

※撮影時のみマスクを外して取材を行いました。

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