人間の素材を知る。

あまねく存在は、
まだ見つからない元素を含めて
元素の集まりで出来ている。
人間を構成する元素の数は約37種類だ。

この先の素粒子などは、
話が頻雑になるので割愛させて戴く。

人間は、この元素を利用して
身体に必要な素材を生成している。
細胞一つ一つの化学工場。
細胞が集まって、一つの組成が取り組む化学工場。
臓器といえる大きな化学工場と
絶えず、摂食して元素を取り入れ
核融合と核分裂を繰り返す
スーパーなテクノロジーを有する有機体だ。

まだまだ、解らないことだらけだ。
前文が長くなった💦

身体の組織の組成の話へ、
組織学。

整体学では、
身体の機能のために構造をより知る必要がある。
解剖生理学だけでは足りないのだ。

もう40年も前に「マクロ解剖学」というものがあった。
今では、「バイオメカニクス」とかいうのかも知れません。

私が一番、知りたかったのは、
人間の工学、「運動とは?」を究極に知りたかった。
今では、あんまり運動について解らないってことは無いかも。
先天性とか、事故後や手術後は当てはまらないけど。

脳からアウトプットして
身体操作で表現する事柄に関しては
かなり理解出来ていると思います。

私の分析は、
関節運動を中心に見ていますので、
筋肉を中心には見ていません。

なので、
従来の「整形外科学」「リハビリテーション学」とは
一線を画しています。
使っている用語は同じですが、
言葉の中身が全然違います。

それは、「組織」について
献体解剖実習を約5年の
研鑽を積み上げて来たからこそ
辿り着いた視点があります。

【構造は機能を決定し、機能は構造を決定する】


これは、中学時代の技術の先生に教えてもらった言葉です。

・骨の稜線
・骨の形状
・関節を形成している組織と構造
・関節を動かすための腱の形状と付着部分
・腱を引っ張るための筋繊維の分布と形状と繊維の質
・複雑な関節運動を可能とする筋肉の構造と出力

これらを理解することで
(内臓などもですが、、)
人間工学的な運動の理解が出来ます。


また、


比較解剖学を用いて、
例えば、ゴリラの大腿骨の傾体角は
ヒトとは全然違くて、
この角度が、直立二足歩行が可能かが違う。
ゴリラは、二足歩行の動物だ。


組織学は、運動を語る。


次は「栄養学」について

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