後藤将 #人間生活者革命

TYPICA(ティピカ)創業者のコーヒー産業において「ダイレクトトレードの民主化」に挑…

後藤将 #人間生活者革命

TYPICA(ティピカ)創業者のコーヒー産業において「ダイレクトトレードの民主化」に挑戦するグローバルなスタートアップ。世界5拠点71ヵ国で展開。アムステルダム在住。 TYPICA創業記・ソウルドリブン https://amzn.asia/d/cuss1c9

マガジン

  • Xの延長

    Xに書いたことについて、掘り下げます。

  • TYPICA Conscience(私たちの良心)

    コーヒー生豆のダイレクトトレードを民主化するTYPICAが企業文化形成のためにスタッフ向けに週次で配信しているコンテンツを1年遅れくらいで一般公開しています。

  • 後藤将の受け取り直し

    このnoteは、ぼくの日々の独白。 誰のためでもなく、自らのために書くnote。 自らの生き方を、日々アップデートし続けるためのツール。

最近の記事

TYPICA Conscience答えはいつも無限にある Right answers are infinite 정답은 언제나 무한대로 존재한다

答えはいつも無限にある一般的に、企業が成長し、規模が大きくなればなるほど、細かいルールやマニュアルを作る傾向があります。言うまでもなく、組織として事業を営んでいく上でルールやマニュアルは必要不可欠なものです。しかしそれらは時に、盲目的に従う思考停止状態や、守っていればいいといった消極的な態度を生み出します。本来、ルールやマニュアルは誰かに与えられるものでもなければ、決まりきったものでもありません。お互いが能動的な姿勢でつくり、ともに改善し続けるものです。 韓国チームでコミュ

    • 「フィーリング」という大事なシグナル A feeling is an important signal ‘느낌(feeling)’이라는 중요한 신호

      皆さんは、フィーリングという言葉からどんなイメージが思い浮かびますか?極めて曖昧で主観に基づく頼りないものという印象を受けるかもしれませんが、そんなことはありません。法則や理論、公式のように、万人を説得する力はありませんが、個人が何らかの意思決定をおこなううえでこれほど確かな指針としての、内なる声はないでしょう。 「我々は語ることができるより多くのことを知ることができる」と語ったのは科学者のマイケル・ポラニーです。人は誰かと会話をしているとき、その人の語る言葉以上の全てを相

      • 可能性を閉ざしていないか? Believing in infinite 가능성을 닫고 있지 않은가?

        TYPICAには、その人のバックグラウンドや経験、スキルを問わず、責任あるリーダー的ポジションに登用する文化があります。話をもらった人の中には、「自分にはまだ早いんじゃないか?」「果たして自分に務まるのか?」と不安になった人もいるかもしれません。 では、なぜその人を選んだのか? 答えは簡単です。できると思っているからです。もちろん、リーダーを増やすことが目的ではないので、誰かれ構わず声をかけているわけではありません。  たとえば、TYPICAの創業時から関わっているFさん

        • 目先のことに揺さぶられるな Stay focused on goals, not short-term outcomes 눈앞의 일에 동요되지 마라

          TYPICAではよく「何事も、ただ一心にやり続ければ必ず実現できる」という意味の言葉を聞くと思います。実のところこの考え方は、2019年の創業時点においては私が禅経験で悟ったスピリチュアルな境地でしかなかったのですが、創業4年目を迎えたTYPICAの今においては、多くの人たちと共有した経験として、アクチュアルな境地へと至ってきていると思います。 プロダクトも、顧客も、実績も、お金も、なにもない0の状態から、彩音さん、ゆいさん、あずまさんの3人とTYPICAを創業し、やがてし

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          5本
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          14本

        記事

          時は未来からも流れてくる Time Also Flows from Future 시간은 미래에서도 흘러온다

          地球上のどこでも、川は上流から下流へと向かい、海へと流れ出ていきます。もしあなたが船の上に乗って川に流されていたら、上流は「過去」で下流は「未来」になるでしょう。 しかし、あなたが船から降りて岸辺に立てば、「未来」は上流にもあると気づくはずです。すでに目の前を通り過ぎた水が下流にあるという視点で見れば、下流は「過去」になります。そして現時点で上流にある水はいずれ目の前にやってくると考えれば、上流は「未来」と言えるからです。 その視点に確信を与えてくれたのが、元UNESCO

          時は未来からも流れてくる Time Also Flows from Future 시간은 미래에서도 흘러온다

          センスについて

          The espresso culture in Italy is like that of the stand-up-eating Soba culture in Japan. センスとは持って生まれた能力なのか、それとも後の経験によって育まれるのか。 どちらもあると思うが、人には明らかなセンスの良し悪しがある。 センスが良いから幸福で、悪いから不幸というわけではないから、決してその否定や肯定を語っているのではない。 まあ、視力のいい人と悪い人がいて、視力が悪い人はメ

          なぜ飛行機に乗ると眠くなる?

          今になってそんなことを考える。 気圧のギャップなのか、早朝の便でいつもより睡眠が少ないだけか、それともそれ以外のなにか? エンジンなどの機械音が、なんとなく母親のお腹の中にいたころ、胎児の世界と似ているからか? そこまで妄想が進むのは、この本に出会ってしまったからだな。 本の内容に触れることは、簡単ではないのでここでは辞めておこう。 まあ、よくよく考えてみると、人は布団の上以外で眠ることってそうないわけで、僕の場合は、飛行機以外も移動中は眠くなる。 熟睡はできないし

          なぜ飛行機に乗ると眠くなる?

          経営における重要な意思決定について_オランダ法人をホールディングス化する方針だった。

          当初はオランダ法人と日本法人の親子関係を入れ替えて、オランダ法人をホールディングスにする予定だった。理由は長期的な戦略上の理由と、自身の決意表明のようなものだった。 まずTYPICAは2030年までに世界一のダイレクトトレードマーケットをつくることを目標の1つとしている。世界で最も高品質でユニークなコーヒーが流通するプラットフォーム(世界のコーヒー原材料の10%が売買)をつくることが、メンバー全員と共有している目標だ。 従って、この目標達成から逆算し、ホールディングスの本

          経営における重要な意思決定について_オランダ法人をホールディングス化する方針だった。

          経営における重要な意思決定について_前書き

          今年は世界企業元年と位置付け、コロナ禍においても世界企業への自覚を深め実践を積み重ねる日々だ。 そこに至った背景を簡単に言えば、可能性を確信したことにある。たった一つのウイルスによって、これほどまでに世界が変わるならば、たった一人の人間からでも、世界を大きく変えることができる。その可能性を確信へと変える自己に至ることができたのは、僕がコロナという歴史的な出来事を丁寧に受け取り直した結果だ。 そんな中で、オランダ法人を設立し、欧州を拠点にアフリカや中米での事業展開を強化して

          経営における重要な意思決定について_前書き

          思えば遠くへ来たもんだ。

          日本では珍しく朝5時に目が覚めたので、近頃最も集中力を高めて取り組んでいることをしつつ、少し息抜きにコーヒーを飲みながら筆をとる。 オランダでは朝の4時起き(サマータイムの場合は3時)がデフォルトなので、日本の時差には合わせないというスタンスを取っている。ちなみにそんな早起きなのは、早起きしてでも参加したいオンラインイベントがデイリーであるからだ。日本の同志達と平日毎日の学びの場。日本時間の昼休みを活用しているので、僕だけ早朝となるわけです。お陰で、清々しい朝を迎えられるわ

          思えば遠くへ来たもんだ。

          天丼屋さんで聞いた「これ以上は辞めてッ!」の話

          ふと数えてみると、この1年で日本に帰ってきたのは4回目だった。 中身のないルックス・ライク・アン・アンパンを、パンにゴマがかかっていてそれっぽく見えるだけでアンパンとして定義することはしたくなかったので、コーヒーで起業するならオランダだとこのとき決めていたわけです。 まあいい。天丼屋さんに行ったときの話に戻ろう。 「これ以上は辞めてッ!」お昼の慌ただしい天丼屋は、いま思い返してもお店の名前すら思い出せないが、天丼屋さんで、急にそんな大きな声が聞こえてきたら、その先の物語り

          天丼屋さんで聞いた「これ以上は辞めてッ!」の話

          いま書きたいことがあるとすれば・・・

          ご無沙汰しています。 最後にnote書いてから、もう7ヶ月近くになるようです。 このnoteは、僕の日々の独白。誰のためでもなく、自らのために書くnote。自らの生き方を、日々アップデートし続けるためのツール。 そう言いながら、デイリーにもウィークリーにもマンスリーにもなっていませんが、それくらい夢中になって打ち込んでいることが今あります。 そんな今、ふとnote再開しようと思いました。 理由は様々なのですが、その1つとしてはTwitterだと文字数的に表現が難しいこと

          いま書きたいことがあるとすれば・・・

          ソウルドリブンな日々。

          「酸素ボンベを持って、お迎えにあがりますね。」 渡航する1週間前に、現地のコーディネーターから届いたメッセージで、自分が1週間後にボリビアへ行くことを思い返し、アムステルダムの自宅でその準備を始めた。  決して忘れていたわけでも、その渡航が億劫なわけでもない。むしろ、ここから、また新たに響きあう世界の可能性に、自らの魂が躍動し、この命が喜んでいるのがわかる。  言うならば、ソウルドリブンな日常を僕は今、生きている。 まことを択び続ける決意を新たにした日 2019年11月

          ソウルドリブンな日々。

          僕がマラソンを走り続ける理由。

          久々の渡米。ハワイへきた。 今回で何度目のハワイかは忘れたが、一人で来たのが生まれて初めてなのは確かだ。ある意味で、僕にとって重要な年内タスクを仕上げるためにきた。先に言っておくと、1週間ハワイに滞在する目的はただ一つ、ホノルルマラソンに出場することだけ。  年内にマラソンさえ走れれば場所はどこでも良いと思ってエントリーしたのがホノルルマラソンだった。なので、マラソン道具一式のほかに持ってきているのは、下着3枚、服1セット、新しい水着。PCとわずかなガジェットのみ。あえて「新

          僕がマラソンを走り続ける理由。

          シリーズ超名言「人生に無駄なことはない」という言葉のドグマ。

          人生に無駄なことは、なにひとつとしてない。 ベストセラーの本や曲、ドラマや映画の決め台詞としても出てきそうなこの言葉。思い通りに物事がいかなかったとき、遠回りをしたような気持ちになったとき、「人生に無駄なことはない」と前向きになった経験がある人は多いはずだ。ときには、悩んでる相手を癒すために、この言葉をかけてあげたことがあるかもしれない。  もちろん僕も、そのひとりだ。とくに失敗や挫折が人一倍多い僕は、これまでの人生で、何度この言葉を胸に、前を向いてこれただろうか。仕事柄、

          シリーズ超名言「人生に無駄なことはない」という言葉のドグマ。

          新元号「令和」改元おめでとうございます。

          改元の瞬間、新元号「令和」を日本で迎えることができたこと。そして、平成の結びを自らが開眼(かいげん)する機会とできたことに、只々感動しています。改元のご挨拶については、以下に述べさせていただいた通りですが、ここでは自らの開眼体験について記すことにします。 お祝いのために帰国したことが事の始まり。ヨーロッパの滞在を少し早めに切り上げて、日本に帰国したのが4月18日のこと。僕は誕生日に特化したギフトサービスを運営している。にも関わらず、不覚にも毎年恒例だった先輩の誕生日祝いを失

          新元号「令和」改元おめでとうございます。