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2023年のふりかえり 「マネジメントと本気で向き合った1年」

これは エンジニアと人生 Advent Calendar 2023 13日目の記事です。2023年のふりかえりと来年の抱負について書きました!

ちなみに去年のふりかえりはこちら

今年も去年と引き続き、やったことを1年分書いていて長文なので総括だけでも読んでください(笑)

1月〜3月

一言で言うと

エンジニアリングマネージャーとして本格始動

大きなイベント

  • 2023年開発チーム目標のキックオフ

  • 採用に本格的に関わり始めた

  • Engineering Manager Meetup #11に参加

  • ほし芋を公開したらコミュニティの皆さんに祝ってもらえた!

  • 引越した!

注力したこと

  • 開発チーム目標の建て付け整理

  • 開発チームの目標設定・役割分担

  • フロントエンド開発基盤の整備(テスト環境)

  • QAシート、画面仕様書の整備

  • 技術的負債返済の仕組み化

  • EMFMでエンジニアリングマネジメントを毎日学習

インプット&アウトプット

多いので以前のふりかえり記事を参照

ふりかえり

  • 自分が所属していた事業部のエンジニア組織の役割分担を整理し、組織構成図まで作った。2023年12月現在でも使われている。おかげで開発組織における目標設定と役割分担の論点を抑えられるようになった。

  • Engineering Manager Meetup #11 オフラインに参加してEMの仕事の全体像が掴めた

  • コミュニティのおかげで早起きができるようになった

  • 2023年個人目標を雑に立てた

4月〜6月

一言で言うと

スクラムマスターとしてチームのアジャイル化を推進

大きなイベント

  • ふりかえりカンファレンス登壇

  • スクラム運営方針の作成

  • 成功マインドセット研修への参加

  • 技術書典14への参加挑戦

  • 子供が小学校に入学

注力したこと

  • ふりかえりカンファレンス登壇

    • まずはFun・Done・Learnによる「ふりかえり」から導入してアジャイルなチームへ近づいている話をした。

  • スクラム運営方針の作成

    • ふりかえりの次はスクラムの体制を整えるため、勉強会資料や運用ルールを言語化した

  • テスト戦略の整備

    • まずは手動テストを安心して回せるように仕様書の充実・ユーザーストーリーベースでのチケット作成・スキルトランスファーを推進

インプット

  • 本はこの頃はそこまで読んでない

アウトプット

会社のコラボイベントで人生初のモデレーターに挑戦

作りたい組織のついてアウトプット

ふりかえり

  • 目標設定や役割分担という喫緊で影響度も大きい課題が終わったので、テスト戦略やスクラム浸透で、アジャイル推進を行っていたのがこの頃。

    • 7月から自分自身は別のチームへ移籍することになるが、この頃に作った基盤が移籍後〜2023年12月現在まで使われていて、アジャイルチームとして成熟度も高まってきている。

  • 6月に参加した成長マインドセット研修という社内の研修で、とある人生における大失敗をシェア。ふりかえりに目覚めた話をした。これがきっかけで自分自身のモチベーションに気づき、成長が加速した感覚がある。

  • 技術書典14に社内メンバーを巻き込み参加しようとしたが、やりきれず。ただこの失敗を糧に次の技術書典15で出版までこぎつけることができた。

7〜9月

一言でいうと

  • 事業部のエンジニアリーダーに就任

大きなイベント

  • 別のチームに移籍してエンジニアリーダーになった

  • 技術広報リーダーになった

  • 社内の表彰式(Win-Session)で優勝した

  • ポッドキャストに出演した

  • 子供の小学校で前職の先輩と再開した

注力したこと

  • スクラムの知識を体系化して新しいチームにも浸透・主導

  • 特定メンバーに問い合わせや要件依頼が集中していたのでエスカレーションフローを整備・他メンバーへのスキルトランスファーを実施

    • PdMからのコミュニケーションは一次受けは自分に体制変更を行った

  • エンジニア組織のスキル定義表の完成

    • キャリアラダーを作成するための前段としてプロジェクトマネジメント・技術マネジメント・組織マネジメントの各スキル定義を作成。

  • 技術広報のリーダーとしてコラボイベントを複数開催

  • LLMを使って自分でPoCを行った

  • 日報を毎日書いて自身の考えを社内に発信

インプット

読んだ本(3冊)

アウトプット

記事

Win-Sessionで優勝した時の記事

ふりかえり

  • 成長マインドセット研修を通してモチベーションが明確になったことで明らかにアウトプットの量が増えた

    • Win-Sessionという全社の表彰式でも1位を取れた

  • アウトプット量が増えた要員としては技術広報リーダーとして発信活動への動機づけが強化されたことも大きい

    • 内発的動機づけと外発的動機づけの両輪が上手く回った

  • 今まで自称EMとして活動していたが、正式にEMポジション(社内体制ではエンジニアリーダー)にグレードアップした

  • 自分の中でスクラムの理想が固まってきた時期。そのための技術力の重要性を実感。チーム・個人としてその強化に乗り出した

  • 2023年の個人目標も大幅に上方修正でアップデートした

10月〜12月

一言でいうと

  • 開発生産性の可視化・強化に着手

大きなイベント

  • 技術書典15に個人・会社ともに出店!

  • 自作ツールで開発生産性の可視化を実施

  • Findy Team+の導入を主導

  • 2024年の開発組織OKRの作成

  • リソース効率→フロー効率へ移行

  • 息子と陶芸・食品サンプル体験に行った

  • fukabori.fmを1話から全部聞き終わる

注力したこと

  • 自作ツールで開発生産性の可視化を実施

    • はてなのこちらの記事を参考に可視化ダッシュボードを社内メンバーに実装してもらった

    • 可視化してスプリントレトロスペクティブで改善を回すことでリードタイムが明らかに改善された

  • Findy Team+の導入を主導

    • 本格的に開発生産性を上げていくとなると自作ツールだけでは欲しいデータが足りないので、Findy Team+の導入を検討。稟議も通して導入を決定した。

  • 2024年の開発組織OKRの作成

    • 開発組織の来年のOKRの生産性周りの目標を作成した

  • リソース効率→フロー効率へ移行

    • 以前からフロー効率と言っていたものの、結局特定メンバーに開発が集中するようになっていたので、1つの施策に全員でフォーカスするフロー効率性重視の体制へ移行した

    • 合わせてリリース日から逆算した計画を立てるようにし、ブランチ戦略もgitflowをちゃんと運用してリリースブランチを切るようにした

  • バックエンドのリファクタリング戦略を立てた

    • ソフトウェアアーキテクチャ特性の評価を行い、自社システムが一番弱い部分に力を入れて施策を洗い出し・ロードマップ作成まで行った

インプット

アウトプット

記事

  • 技術書典15にプライベート・仕事ともに出店!

  • プライベートで所属しているエンジニアコミュニティにて共同出版!

  • オフラインの出店も経験して売り子をやりました

  • 会社でRustアプリケーションの作り方についての本を共同出版!

ふりかえり

  • 技術力を開発チームとして強化していくための評価手法として開発生産性の可視化・ふりかえりに力を入れていった

    • d/d/d・変更失敗率・リードタイム・ベロシティ・テストカバレッジ・コードdiff数といった数値を可視化し、スプリントレトロスペクティブで確認し改善するフローを回した

  • フロー効率なチームに移行できたおかげで明らかにスキルトランスファーが進み、ブラックボックスがほとんど無くなったし開発がしやすい

  • 開発生産性の可視化はマネジメント的な観点だけでなく、エンジニア個人としてもアウトプットが可視化されてやる気の向上に繋がっているようで嬉しかった

  • ライブラリアップデートも進めているが、進みがそこまでよくない

    • 技術的な取り組みの進捗評価も行えるように考えていきたい。今の開発生産性の指標だけではまだ足りなそう

今年1年の総括

  • 目標設定・役割分担・スキル定義の策定とエンジニアマネージャーとして組織の整備はかなり進めることができたと思う

  • 強いメンバーが入社してくれたこともあり、スクラム・アジャイル開発への理解は浸透させることができた1年だった

    • ようやくチームのパフォーマンス評価を行うための開発生産性の取り組みに着手できたのは大きい

    • 来年は開発生産性を向上させ、実績を出す年になると思う

      • そのためには技術力をチーム全体として強化することが重要

  • 内発的動機づけと外発的動機づけの両輪を回すことの重要性を学んだ1年だった

    • 内発的動機づけは大きなエネルギーを生むためには不可欠だが、内発的動機づけだけだと、外的要員の変化でしぼんだ時に行動が止まるというリスクがある

    • そんな時に強制的に進める外発的動機づけがあると便利

    • 外発的動機づけだけでは軸がない人生になってしまうので、両輪を回すことが非常に大切

  • 目標設定と評価をセットで回すことが全て

    • 今年は去年の反省を活かし、個人の目標を年初からしっかり立てた

    • そのおかげで去年より大きく行動が進み、超成長したと思う

    • ただ評価を自発的に回すことができていなかったのは反省点。6月の成長マインドセット研修のおかげで、自身をふりかえることができ、大きく上方修正できたが、これを自分で回さないとと思った。

    • 1月でやめてしまっていたふりかえり記事はやはり有用なので2024年はふりかえり記事を継続し、評価を回していきたい。

    • 評価も内発的なものと、外発的なものの両輪で回して継続を目指す。

    • 目標設定と評価を高速で改善回していければさらに成長スピードを上げられるはず

  • 年末にふりかえりをすると、記事にした内容を見て記憶を思い出すことができるので、2024年はさらに記事化する量を増やしていきたい

    • 人間は頭のメモリーで覚えられることは限られていて、外部ストレージに保存しておいた方が効率がよいのでガシガシ書いていく。

    • やったことに対して記事化できているのは1割くらいしかなさそう。

  • 記事化する際にやったことの課題背景や乗り越え方などを深堀りする記事を増やしていきたい

    • 出した成果を具体化すればまだまだ擦れる内容は沢山ある

    • 本も読んで終わりではなく、書評までセットで書いていきたい

  • 年初にプレゼントでもらった「AirPods」や「ニンテンドーSwitch」のおかげで今年はかなり人生が彩られた

    • やはり何を買うか(今回は頂きました)はかなり重要だなと思った

    • 2024年も何を買うかを真剣に考えていきたい

  • あとインプット・アウトプット系は結果ではなく行動で目標を置いていくのがいいなと思った

    • 結果を求めると測れないものが多いが、行動しまくっていると後からついてくるものなので2024年も行動指標で評価していきたい





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