たての まさお(和歌山の八百屋)

和歌山市で飲食店向け業務用野菜の納品の事業をしておりましたが、飲食店経営に大転換。たく…

たての まさお(和歌山の八百屋)

和歌山市で飲食店向け業務用野菜の納品の事業をしておりましたが、飲食店経営に大転換。たくさんの失敗を経験しながらチャレンジを繰り返しています。「自分の失敗は誰かの成功の糧」と信じて恥を忍んでしくじり体験を発信していきます。

最近の記事

結局、売上やで。

最近の経営書とかを読んだり、YouTubeなどの動画を観ていると「売上よりも利益が大事」と紹介されていると思います。 実際にその通りだと思います。 が、少し勘違いしている事を見受けるので書いてみようと思いました。 ある本に「売上はそれほど大事では無くて経営の中身、つまり最終残る利益が大事です。」と書かれているのを見かけました。 インパクトがあるのでそんな書き方をするのでしょうけど、もちろん売上も大事なんです。 売上増は目指さなくて良いですよ、と受け止めて気が楽に感じた人も

    • 資金繰りの大変さを味わい尽くす。

      普通に生活をしていると赤字の会社はすぐに潰れてしまうという認識かも知れません。 実は会社は赤字でもなかなか潰れませんが、資金がショートすると潰れます。 大手企業でも三期連続の赤字です、などの報道をよく目にすると思います。 でも、すぐに潰れるワケでは無いのは内部留保として資金や資産を持っているからなんですよね。 要するに手元にお金があれば、しばらくは大丈夫という事です。 ただ、上場企業とかであれば株価に影響して経営者が交代を迫られるような事は起こります。 弊社はもともと資

      • 人件費オーバーな件。

        皆さんの業界で適正と言われる人件費率はどれくらいですか? 一般的に飲食店は23%くらいが理想だそうです。 (全然知りませんでしたが…これは最初に調べるべきです笑) もちろん、お店によっては少しバラつきはあるでしょうね。 ウチの人件費率も今はそれくらいに収まっています。 ちなみにウチの原価率は35%の設定です。 これは原価率が優秀なドリンクも含んでの数字なので、フードの原価率を結構高めに設定しているのをお分かり頂けるかと思います。 トップクラスのフルーツをたっぷり使うコンセ

        • はじめての飲食店経営

          感染症の蔓延を受けて、エイヤ!と事業を転換して飲食店を経営することになりました。 飲食店向け業務用青果の事業の頃は年商が2億円くらいで、粗利は30%くらいでした。 なので、年間の粗利額は6千万円くらいでした。 仮に飲食店の売上が納品事業の半分の1億円であれば、粗利率の設定は65%くらいなので粗利額はほぼ同じくらいになります。(カフェの1店舗で年商1億円はムリなので、2店舗、3店舗と複数店舗の展開を予定しています。) 固定費がこれまでの事業と同じくらいの年間5千万円までで

          事業再構築補助金③

          事業再構築補助金の第一回で採択頂き、その時には事業は始まっていて支払いも全て済んでいました。 僕の場合はすでにやる事は決まっていて、その取り組みにピッタリな補助金があったので利用させて頂いた感じです。 もし採択されなくても変わる事なく実行していたので、それに対して補助金を頂けるのはラッキーだったと言えます。とても助かりました。 今考えると、この補助金のおかげで生き残れた感もあります。 大きな額の補助金なので、この際に新たな事業を始めようと思っていた事業者さんも当時はかな

          事業再構築補助金②

          事業再構築補助金の話の続きです。 無事に採択されてホッとしたのも束の間、現実の世界ではどんどん時は進みVENTOTTOをオープン。 飲食店への納品事業から飲食店事業へと転換を行ったので、これまでお客様だった飲食店さんにはいろいろとご迷惑をおかけしたし、同業者になるワケなのでそれこそいろいろと思うところもあられるだろうな…と思っていたのですが、当日お届け頂いたお祝いの数々に驚きました。 お店の入り口から通路まで、置くところが無いくらいのお花が届き…配達に来てくれた花屋さんが

          事業再構築補助金。

          さて、気付けば2023年9月。 2年以上書いてなかったか… VENTOTTOを開業します、と言ってから怒涛の日々を過ごしていたのでお許しを。 出来事が山盛りあるので追々お伝えしていきます。 一部のコアな方から「ぶっちゃけブログ、再開しないの?」「ここまで書いてしまって良いんかブログ、再開しないの?」「あれ読むと自分より大変な人が居るんやと思えて何か気が紛れるねん(?)」とご要望があるので引き続き頑張って書いてまいります。 はい。しくじり情報を中心にお届けしてまいります。

          新規事業のカフェ「VENTOTTO」

          今日は8月27日です。 実は6月28日に新店舗をオープンしておりました。 カフェ「VENTOTTO - ヴェントット」です。 八百屋さんを併設したカフェをやりたいとずっと思っていました。 数年前まで、大阪の北浜にベジキッチンやまつじさんという八百屋を併設したカフェがあって、「こんなお店やりたいよねー。」とよく話していました。 が、経営難になり・・・知り合いの会社が引き継いだものの・・・やはり難しかったようです。 でも、コンセプト的には絶対にアリだよね、と確信がありまし

          新規事業のカフェ「VENTOTTO」

          事業の譲渡が完了しました。

          さて。 3月に入りました。 2月いっぱいで飲食店さんへの納入事業を完全に手放しましたので、これで事業譲渡が完了したことになります。 これまでお世話になった飲食店様には感謝がしきれないし、ろくにご挨拶も伺えておれずで不義理になっていることも気になっていたりしていますが、気持ちを切り替えて進んでまいります。 実は今回、事業譲渡が2月に一気に進みました。 これほどのスピードで完了するとは思っていなかったので、自分自身が少々驚いています。 2月1日に弊社の社員の一人から「今後

          事業の譲渡が完了しました。

          立春をすぎて。

          前回の投稿が昨年の8月。 今日は翌年の2月です。 軽く6ヶ月ほど経っていますが(笑)皆様お元気でしたでしょうか。 久々に生存確認も兼ねて記事を書いていこうと思います。 事業譲渡の進捗前回の投稿で事業譲渡を行って方向転換を進めていくと書きました。 飲食店様への納入事業については昨年の10月末で大体の取引先様について譲渡が完了し、いよいよ今月末でついに完全に譲渡が完了することになりました。 あと、商業施設にインショップで入店しておりました八百屋「八百眞」も1月いっぱいで撤

          解決の糸口

          さて、前回の投稿が4月。 いま、8月末(笑) 全然書いてませんでしたね・・・ 「ヤバい、ヤバい」と書いてから数ヶ月。 あれからどうなったのか?? 音沙汰なしでご心配をおかけしたかも?と思っています。 相変わらず、新型コロナウイルスの経済的影響の真っ只中です。前回の自粛要請期間中もひどかったのですが、今は皆が”自主的に”自粛しているのでもっとひどい事になっていると言っている飲食店さんが多いように感じます。 もしかしたら自粛生活に慣れてしまったのかな?とか。 「あれ?自粛生活

          今回の出来事を機会として活かす道を選ぶ。

          かなりヤバい。正直、業績がかなーりヤバいです。 4月も途中ですが、おそらくこの月は売上が昨年比40%くらいかな?という見通しです。 取引先が昨年比2割程度の売上と言っていたので、その方が重症ですが大変なのはどちらも同じ。 いやー・・・ヤバいです。 今年はGWの需要も見込めないので・・・ いやー・・・マジでヤバいです。 でも普段通りに過ごす普通は時短営業にしたり、アルバイト・パートさんを休ませたり、お店自体を休みにしたり、となるのでしょうけど、弊社は特に変えていません。 少な

          今回の出来事を機会として活かす道を選ぶ。

          コロナ禍の真っ只中で僕が進めている事。

          経営持続には今、何が必要か。世界を席巻している新型コロナウイルスの渦中にある中で、経営には今、何が必要だろう。 僕はまず”資金”の確保に動きました。 常日頃から借り入れを積極的に行なってキャッシュの確保はしていますが、新型コロナウイルスの報道が盛んになるにつれ「これは追加資金の確保が必要だな」と感じました。 全く先行きが見えない中、確かなものはキャッシュだけだなと(笑) ちょうど国の施策で政策金融公庫の融資”新型コロナウイルス感染症特別貸付”が始まったところでした。(詳し

          コロナ禍の真っ只中で僕が進めている事。