今回の出来事を機会として活かす道を選ぶ。

かなりヤバい。

正直、業績がかなーりヤバいです。
4月も途中ですが、おそらくこの月は売上が昨年比40%くらいかな?という見通しです。
取引先が昨年比2割程度の売上と言っていたので、その方が重症ですが大変なのはどちらも同じ。
いやー・・・ヤバいです。
今年はGWの需要も見込めないので・・・
いやー・・・マジでヤバいです。

でも普段通りに過ごす

普通は時短営業にしたり、アルバイト・パートさんを休ませたり、お店自体を休みにしたり、となるのでしょうけど、弊社は特に変えていません。
少なくてもご注文を頂けているし、アルバイト・パートさんにも生活があります。
前の話で書いた借入の使い道のひとつが雇用です。
借入で耐えられる間は特に変えずに普段通りに過ごします。

と、ばかりも言ってられないので
これは対策が必要だな、となるわけです。
普段通りに過ごすにも収入は格段に減っているわけですし、出て行く費用は変わらない。
傷口を塞がずに輸血をしているようなものです。

会社を潰すのはコロナウイルスか?

会社の業績悪化を全てコロナウイルスのせいにすれば格好もつくのですが、恥ずかしい話をすれば元々良く無い兆候があったので(照)遅かれ早かれ手を打たなければならない経営状況でした。
コロナウイルスの件に関わらず、どこかで決断して次の動きに入る必要があったのです。
その着手が今回の出来事で早くなったと思っています。

弊社の主たる業務は飲食店さんへの青果物の納品です。
仲卸なのに年商2億円くらいなので、正真正銘の零細会社です。
(周りの仲卸は20億とか売ってます。)

関連会社で商業施設の青果売り場とフルーツを使ったスイーツを扱うお店を運営しています。

青果物の納品の内容としては、
朝2時から出勤

当日分の受注のチェック

入荷した野菜の検品

お客様毎にピッキング

伝票作成

各お店に配送
となります。

・早朝からの勤務
・手間のかかる細やかな仕事
・不安定な入荷の調整
・不安定な価格の調整
・配送コストの増大
が特に大変だなぁと思うところです。

普通は八百屋さんがお店で野菜を販売していて、希望があれば配達もしますよ、みたいな感じだと思うのですが、弊社は配達のみでやっているわけです。
やっている事が逆なんですよね、全く。

これが魚屋さんや肉屋さんでしたら客単価も高いので配達コストも賄えるかも知れませんが、単価の低い青果店では配達はまずコストが合いません。
単価が高いと有名な(価格面も頑張ってるんですけどね 笑)弊社でも難しい。
ここをわかっていながら目をそらしていましたね。

配送しているとコストが合わないけど、配送しないと売上が無くなる。
・・・そりゃ無理やん(笑)

全員が活きられる方法で解決する

さて、どうやれば皆の生活を守りながら経費の辻褄を合わせられるのか。
そればかりを考え続けていたのです。
委託先の配送業者さんもウチの大事な仲間と思っているので、出来るだけ契約を切りたく無い。
ぼくは甘いのかも知れない。

それで以前から思っていたプランを実行に移す決心をしました。
幸い、関連会社で運営しているお店があるし、6月の市場法の改正で関連会社で運営しているそれらのお店を本社で運営できるようになります。

更にもう一店舗追加する事で皆が活きられる会社に変化できるのでは。
(あえて活きると書いているのは、生きるよりも自発性を感じるからです。)

・飲食店向けの青果専門納品業
・商業施設での青果販売(一般向けの青果)
・フルーツストア&カフェ
・街中での八百屋さん(専門的な青果)←これを追加できれば、と

納品業からそれぞれのお店に配置転換し、それぞれの長になってもらい、それぞれが採算が合えば、一気に全体の収支が安定します。

自分のお店になるのでやりがいも増えますし、小さなお店を増やす事でお互いの好不調の時にもお互いでフォローできます。

結局、ワクワクしてたりする

今回の出来事を機会と捉えて活かし、自分が以前から思い描いていた仕事へと変化して行けるのではとワクワクしています。
冒頭でヤバいヤバいと書きましたが、それ以上に望みがあります。
一緒に働いている仲間を信じる。それだけ。

これでもし無理でも、最後まで皆の給料はキチンと払うし、取引先への支払いも必ず行います。
借金だけ残ってもぼくが背負えばオールオッケー。

腹をくくって覚悟して進めて行きましょうー

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