見出し画像

武将は風呂がアツイとかヌルイとか言わない

少しだけ、戦国時代の話をします。

戦国時代の話を交えるとビュー数が増えるので、実需があるのかな、という印象です。

何故かビュー数が地味に伸びる記事

何故かビュー数が地味に伸びているのがこれ。
未だに伸びています。

何故か3のビュー数だけが伸びています。
1から5まで毎日更新したんですけどね。
(1から5以外も毎日更新です。)

3だけを読み返している人はコメントください。
私には理由がわかりませんから。

武将と風呂

さて、表題について述べることとします。
武将は風呂がアツイとかヌルイとか言わない。
これを述べていくことにします。

かつて、武将の子孫のインタビューを記事にした雑誌がありました。
少し前なのでタイトルも出版社も忘れましたが。

うろ覚えですが、そこには、こんな感じのことが書いてありました。
「殿様は、良い湯加減だ、以外は言えない。」
「風呂たきの家臣が死んでしまうから。」

家臣が殿様を怪我をさせたら、その家臣は打首にすることになっている。
火傷も例外ではない。風呂たきも例外ではない。

当時は、所謂「五右衛門風呂」です。
ゆえに、風呂を沸かす家臣が、殿様を火傷させる可能性がありました。火傷させたら打首です。

殿様が、ヌルイ風呂を「熱くしろ」と言ったら、家臣は熱くせざるを得ない。
けれども、殿様に火傷をさせたら家臣は死ぬ。
殿様は「熱くしろ」とは言えないのです。

殿様は「ヌルくしろ」とも言いません。
家臣が熱々の風呂を用意して、殿様が火傷すると打首になってしまうからです。

ゆえに殿様はヌルイ風呂に入る。
そして我慢しながら「良い湯加減だ」と言う。
そうしないと家臣が死ぬからです。

家臣の命を守るため、殿様は、風呂がアツイとかヌルイとか言わないのです。

御家は法人である

御家(オイエ)は、不文律で制度化された法人です。
イエ制度というぐらいですから。
殿様イコール法人代表なのです。
現在の法人代表と全く同一です。
殿様が不文律で、法人代表が明文法なだけ。

風呂の温度にさえ口が滑るようではいけない。
好き勝手に何でもは出来ないのです。

もし、風呂の温度に口を出したらどうなるか。
家臣が打首になります。
そうすると、非人道的な御家であるという悪評を免れ得ない。
取り潰しや主君押込の原因になるのです。

御家は、ブラック企業のような扱いを受けたら、最悪の場合、取り潰しなんです。
最悪を逃れても、当主の切腹や幽閉です。
法人代表の命よりも御家存続が大事なのです。

企業以上に存続が大事だから、家臣の命を大事にしなければいけない。それが御家です。

「風呂も上手くたけないような家臣なんて打首で死んでもらったら良い」と考えた人は、すぐに、ただちに、考えを改めてください。

もし、考えを改めないようなら、私のnoteなんてもう二度と読まないでください。

この記事が参加している募集

振り返りnote

日本史がすき

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?