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肝入りの超濃厚味噌だしで食べる「あんこう鍋」
夜ごはんのお話
グツグツグツと、湧き上がる鍋。
炒めた肝と味噌を溶いた超濃厚な出汁。
プリプリ、ジャキジャキと様々な食感。
あんこうを存分に楽しむことができる茨城県の郷土料理「あんこう鍋」。
本日のお品書き
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あんこう鍋
* 〆は「だしかけごはん」
◯ あんこう鍋
「あんこう」が出回る季節。
段々と冬の足音が聞こえてくるように感じます。
プリプリしたあんこうの「切り身」と「肝」。
思わず手にとっていました。
あんこうと言えば、「あん肝」。肝を蒸し上げて、ポン酢や紅葉おろしと一緒に食べるお酒のあて。
その他には「あんこう鍋」。
それくらいしか思いつきませんでした。
捨てる部位がないと言われる「あんこう」。
今回購入したものは、身だけではなく、丁寧にも様々な部位入っていました。
まるで「あんこう鍋を作れ」と言わんばかりの内容。兎にも角にも「あんこう鍋」を作ることに。
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ジューッと、芳ばしく炒まるあんこうの肝。
水分が蒸発してきて色濃なる。
あたりに漂う魚のおいしそうな香り。
濃厚なおいしい出汁を作るための必要な作業。
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味噌と炒めた肝が合わさる出汁。
まるであんこうのすべてをギュッと閉じ込めたかのような超濃厚な色。
見た目からひしひしとおいしさが伝わってきます。
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そんな超濃厚なスープへ食材を詰め込む。
グツグツグツと、
音を立て、香りを漂わせながら、煮詰めていく。
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ふわっと、なんとも言えないおいしそうな香り。
香りにまで、あんこうが詰まっています。
出汁に負けじと、
あんこうの身がおいしさを主張しています。
出汁を一口。
「the あんこうの肝」。
今までに味わったことがないほどに、味噌と合わさって超濃厚。
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一口食べると、ふわっふわっの身。
鎌の部分の身は、ギュッとした食感で、うま味も一段格別。食感でいうとまるで鶏肉を食べているかのよう。
見た目とは裏腹においしい。
一気に好きになりました。
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一緒に入れていた肝。
肝の効いた出汁と肝の組み合わせ。
口の中があんこう。
もう、、、幸せ。
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珍しいエラ。
可食部は茶色い部分。
これがジャキジャキの食感。
おいしいんですね。
この他にも皮も入っていました。
皮はぷるぷるで柔らか。
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最後の〆は、出汁をかけた白ごはん。
さわやかなゆず皮を添えて、一気にかき込む。
超濃厚なたれと白いごはんは合わないわけがありませんでした。爽やかなゆずの香りが箸休め。
箸休めと一緒にメインを食べているかのような不思議な感じ。
あんこうを一気に楽しむのであれば、この「あんこう鍋」一択です。
*肝の入れ過ぎは、胸やけに繋がりますので、程々に。
○ 材料 ( 1 人前 )
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あんこう : 200 g
あんこうの肝 : 20 g
白菜 : 150 g
水菜 : 100 g
椎茸 : 50 g
白ねぎ : 50 g
☆ 出汁
水 : 250 ml
あんこうの肝 : 150 g
味噌 : 40 g
酒 : 50 ml
みりん : 30 ml
○ ポイント
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肝を出汁に使う
肝を出汁に使うことで、あんこうのうま味を出汁に溶け込ませることができます。血管や膜を取り除いた肝を細かく刻んでペーストにし、加熱して、水分を飛ばすとあんこうのコクのある出汁に仕上がります。
血管や膜は包丁で肝をすりつぶすようにこそげ取ると、うまく取り除くことができます。
あんこうを湯引く
鍋に入れる前にあんこうをさっと湯引くことで、臭いをある程度取り除くことができます。さっと湯を当てたあとは、水で白くなっている部分を洗い流して完成です。
まとめ
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炒めた肝と味噌を溶いた超濃厚な出汁。
あんこうを楽しむのであれば、鍋一択かも。
様々な食感を楽しめて、楽しい鍋です。
他にも「お鍋」の記事をまとめています。
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「すき」すると、おいしい「夜ごはん」が、、、。 「すき」の数だけごはんがおいしくなる気がします。