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わかりやすい音楽のはずなんだけどな。

昨晩は、懇意にしているクライアントさんと、音楽と仕事の話をダラダラとする夜。

面白かったのが、漫画ブルージャイアントの話。漫画としての面白さはあるけれど、ジャズってあぁいうなんていうか、強いとか弱いとかで語れるようなもんなんだろうか。全体的に学生運動の時代のフリージャズみたいなノリを感じる。あ、でもすごく好きですブルージャイアント。単行本も毎回買ってるし、映画も面白かった。

ジャズのアドリブを中心に物語を紡ぐと、まぁあぁいうふうになるけど、そもそもジャズはそれだけじゃない。もっと牧歌的なやつとか、楽しいやつとか、普通にポップスとして聴けるものもたくさんある。
本当はそっちの方が圧倒的に聴きやすくて、わかりやすくて、入りやすいと思うんだよな。

大抵、ジャズを聞こうと思うと、ブルーノートの100選みたいな本に出会って、それを参考に聴き始めると思うんだけど、その入りからして間違っているように思う。マイルスとかも、わかりにくい盤が多いから、全然後で聞いたほうがいいと思っています。

かくいう僕自身も、まさにそういう感じで、20代まではブルーノートとかを中心に聞いてたからな。なんかクールな感じを求めちゃう、中2っぽい聴き方だった。結局、ちょっとアヴァンギャルドなほうが高尚な感じがするんだろうな。特にヒップホップの文脈だと、そういう感じの方が、幅がきくっていうか…マウント取りやすかったりするんだよな。

毎月、オンラインでジャズ談義をしている園田君と、入門にぴったりな盤を選んでみようと思っています。ジャズは、もっとわかりやすいもんだと思うんだよな。何か、時代と共にどんどん難しく、誤解され続けているようにも思います。

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