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スラム街に救われた話

こんにちは

まさたくです。

大学一年の夏から旅を始めて1年が経ち、

気がつけば僕も20ヵ国を旅していました。

そんな中、

今まではふらっと何の考えもなく旅をしていた僕に

ほんとの旅を教えてくれた、僕にとって忘れられない旅があります。

それが、今年の6月、フィリピンマニラにいった時です。

きっかけはこの人の動画でした。

旅系YoutuberEXIT JACK まんぺーさんの動画です。

しかもなんとこの後僕はたまたま、まんぺーさんとお会いする機会があり、

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(2019年6月15日 新宿にて)

その体験談を直に聞くことができ、実際に行くことになったんです。

実際のところフィリピンに飛んだのは6月21日の事です。

そうなんです。

いてもたってもいられなくなって、全ての予定と授業を切って僕はフィリピンに飛びました。(その節は本当に申し訳ございませんでした。)

そして、僕はマニラに降り立ちました

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(マニラに夜につき、夜飯を調達した僕です笑)

マニラはとてもじめじめしてて暑かったです。

あと他の東南アジアと段違いに野良犬が多くて怖かったです。笑

皆さんに気をつけてもらいたいのは、
これは現地の人から聞いたんですが、

フィリピンには偽警察が沢山いる

え?って思うかもしれませんが、観光客を狙って
声を掛けてくる偽警察がいるんです。手口は観光客に言いがかりをつけたり、路上喫煙をしてる人達にワイロを渡すか警察にいくかって聞かれてみんなそれでチップを渡してしまうそうです。

フィリピンに行ったら、コスプレした警察に気をつけてくださいね!!!

ちなみに、僕は偽警察といざこざ起こしたんですが、現地の人に助けられたんですよね。上の話はその際に教えられたものです。

話飛びましたが、なぜ僕がマニラに行ったのか、それはまんぺーさんの動画を確認をしてもらえたらわかるかと思いますが、東南アジア最大級のスラム街

『スモーキーマウンテン』

これを見るためでした。

聞いた事がない人がほとんどだとは思いますが、マニラの北に車で30分ほどの場所にあるトンド地区にあるスラム街の名称です。来た動機はただただおもしろそうみたいな単純な理由でしたが、安易な考えでスラム街には行くものではないです。

僕自身も簡単ではありますが、その一部をYoutubeにアップしました。興味があれば一度のぞいてください笑

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これが入口です。閉鎖されてるため、ゲートがあります。

今回僕はUberのドライバーさんに何とか説得してもらい、連れて行ってもらいました。行く時は是非現地の人に連れて行ってもらった方がいいです。。(普通一般人は入れないそうですよ。。。)

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案内してくださった逞しいドライバーさんです
右側は元から知り合いのガイドさんだったぽいですね

僕の拙い英語力で、ききとれた大まかな説明では「スモーキーマウンテン」は元々はマニラのゴミの投棄場で、ゴミの中から廃品回収をして、お金を稼ぐ人が住み着き、急速にスラム化し、フィリピンの恥として扱われるようになり、政府は、国のイメージが損なわれることを理由に閉鎖をしたそうです。

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・外から見た「スモーキーマウンテン」の様子

ちなみにワンピースのルフィエースサボの回想シーンで出てくる「グレイターミナル」のモデルになったとかなってないとか?笑

なので、今入ろうとしても警備員がいて、そこの人と交渉するためにも現地人といったほうがいいんです。というよりはそうしないと、あまりよくないです。

何とか中に入れた僕はその次に中にあるNPO法人?の本部みたいな場所につれて行かれました。

(写真撮ってませんでした😅)

そこで、

死んでも責任は自分がとりますみたいな誓約書書かされます

え???ここで僕はとんでもないところに来たなとはじめて感じたのです。。なんとガイドに4人もつき、全員が武器をもっているという

人生初めてのSP付きの観光になりました笑

歩いてるとそこら中にナイフ持ってる人います。
これホントです。
鳥肌止まりませんでした。
(実際は果物捌くための果物ナイフとかですが。)

まあ、そもそもこんな所に行くなっていう話ですよ

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写真のように「スモーキーマウンテン」には
ゴミが至る所に散乱しています。

臭いはマシになったらしいですが、
相当臭かったです。。。

ここからは少し真面目になりますが、僕はこの「スモーキーマウンテン」で今まで感じた事のない武者震いと、価値観の出会いがありました。

綺麗事のように聞こえるかもしれませんが、

それまで何もほとんど目的もなく旅をしていた僕に、旅をする価値と文化を知る大切さ、世界観の狭さをこの身をもって体験できたんです。

ここにいる子供たちは口を揃え、つぶらな瞳で笑顔でこう言いました。

『毎日友達と遊べるのが楽しい』

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(僕もバスケして遊ばせて貰いました!)

黒く濁った汚水の上を裸足で歩き、スラム街に集まる強烈な刺激臭のするゴミの山をかき分けて、ゴミを売る生活に『幸せ』なんて存在するのかってすごい僕自身は感じてたんですよね。

けど、僕らから見ると不幸としか言い様がない
状況にあっても、子供達は外の世界なんて知らないし、今いる環境で確かな「幸せ」を彼らは見出していて、日々を一生懸命生きている事に気がつきました。

僕らは1日を怠惰に過ごせる時があっても、彼らにはもしかしたら、そんな余裕はないかもしれないし、もはやそんな事なんて考えてる暇なんてないんだろう。

ああ、それに比べたらなんて自分は自由なのに何でこんな情けないんだろうって、もっと必死に生きようって思ったんです。

もちろん、僕は今回、彼らの生活のほんの少ししか覗けなかったのかもしれません。けど、そこに「生きる活力」があった事は確かです。

「幸せ」の定義ってわからないし、他人に決めつけられるものでもない。自分自身で見出していくものだと感じました。

日本のように、Twitterで何かある度に誰かが炎上して、自分のどこにもはけだせないストレスを他人にぶつけたり、働き方改革といっても、変わらない日本の仕事漬けの環境において、もしかしたら日本人が失ってしまっている何か大切な感性を彼らは持っているのかも知れないなって思いました。

僕はその時少し、世界を知っている気になっていた自分を情けなくなりました。

もっと世界は広かった


初めて、ご飯を残した時に親に「世の中にはご飯を食べれない子供もいるんだよ」っていう言葉の本当の意味を知った気がしたんです。

まだまだ世界には知らない世界がいっぱいあって、自分の目でその現状をみるまでは感じ取れない事がある。これが旅をする理由だってその時やっと自分がこれまでしてきた旅に意味付けができたんです。

僕が無性に旅がしたかった理由は、

知らない世界と価値観にぶつかれるから


これに気づかせてくれたフィリピンありがとう。

幸せを教えてくれたフィリピン、助けてくれてありがとう

もっと強く生きて、もっと僕は世界を旅して、

いろんな価値観と経験を積んで、自分も自分の人生を精一杯生きたいと思う

それくらい僕にとって大切な経験だった。

自分の価値観見つめ直したかったり、視野を広げたかったり、世界にはこういう場所があると自分の目で確かめたい人はぜひ旅をして欲しい。

自分の価値観をいろんな国で現地の人たちでぶつけ合って欲しい。

きっと、何かを得られるきっかけになると思います。

きっとそれは旅だけじゃないとは思うけど。

今回のこのスラム街の有様、もっと色んな人に見て欲しいって心から思ったし、少しでも何かを考えてもらえるor行動するきっかけになってもらえればなと思いました。きっとあなたの人生を考え直す一つのきっかけになると思います。

てか、旅には人の何かを変えてしまう強烈なスパイスがある!!これは他のとこに行っても感じました。

旅は最高の自己投資になります!!!!

今度僕は南米に行きます。南米は治安が悪いで有名ですが、現地の人と仲良くなって、次もいろんなところ攻めようと思ってます。

次はどんな景色が見れるんだろう。どんな体験ができるんだろう。どんな文化を知れるんだろう。

それだけでご飯が食べれそうです笑

今回はこれで終わりたいと思います。最後まで見ていただきありがとうございました!インスタのフォローもお願いします!!!


サラマッポ!フィリピン!

まさたく


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