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癇癪やパニックを未然に防ぐためにすべきこと!

Voicyののもきょうさんと澤円さんの対談で学びになったことが、子供自身の問題解決対処力を育むヒントになった。

問題の本質を解像度高く解析することがまずは大切で、例えば「子育てが大変」というのは解像度が荒い分析である。子育ての何が大変なのか?細かく解析度高く分析することで具体的な対処方法につながる。
仮に朝の忙しい時間帯になかなか起きないことが大変な問題の一つであるとすれば、早く寝かせる。早めに起こすことで生活習慣を整えるなど対策が見つかる。
ただ、そんなことは誰でもわかっている。なぜ、できないのか?それは、朝の忙しく子供が起きないときにはそんな冷静に考える余裕はない。今、第三者的に冷静に考えられるからこそ、思いつくだけである。
大切なのは余裕があるときに対策を考えたり助けあえる関係を構築しておくことである。困った時の相談先をあらかじめ決めておき余裕のあるときに関係作りをしておく。
ポイントは『余裕』があるときに準備しておくこと。

◯子供の癇癪に対処するために

子供も同じで問題に直面したときには余裕がなくなり思考が停止していまう。その結果、癇癪を起こしたり、手のつけられない状態になってしまう。こうなると情動を司る扁桃体が暴走し本来抑制する前頭葉が機能しなくなる。人が本来もっている防衛本能が発揮されてのことだから、当事者もどうしようもない。おそらく無意識下の中でパニック行動を起こしている。周りの大人が客観的に見たらなんでそんなこともわからないのか?と思ってしまうようなことが起きる。それは周りの大人は余裕があり客観的な視点で見れているから。

パニックを引き起こす原因となるトラブルは外部環境によるものだからコントロールが効かない。コントロールの効かないことを嘆いても解決しない。いかにコントロールできることに目を向けるかが大切だ。そのことに触れている記事を下記に紹介しておく。

子供と冷静なときにパニックになる前に起こった出来事を整理しながら一緒に原因を探る。見つかった原因に対してアプローチを考える。
例えば、周りが騒がしくなることでパニックが起こるのであれば、周りがうるさくなり始めたら一旦トイレに逃げ込むという対策を打つ。ただ、その時は必ず、先生に一言いうか決まったシグナルを送るかするという約束を決めておく必要がある。
問題に直面する傾向が出た段階で条件反射で頼る先を自動化しておくのが有効。

例)問題発生→先生にシグナル送る→先生がフォローしてくれる。

自動化しておけばあれこれ考える必要もない。人間の本能が暴走し始めたときには本人に制御させようとするのではなく、支援者や外部環境の力を借りて抑制することが大切。大人も子供も余裕がないときに冷静な思考判断はできないもの。その現実を受け入れて頼る先を作っておく。子供であれば、大人が一緒に頼る先を考え、一緒に自動化する。

本人も対処方法が具体的になることで、安心材料にもなる。見通しがもって授業に臨めることで落ち着いて取り組むことができる。その結果、本来パニックを起こしてしまう周囲の騒がしさも問題がなくなってしまうかもしれない。

問題対処する方法があるというのはお守りになる。

解像度高く問題を把握し、対処方法を考え自動化できるデザインを考えることが子供のお守りに繋がり安心して生活できる。

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