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短歌·俳句ごときもの

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#月

届くこと無き星数の言の葉を見上げし空の月にゆだねむ

届くこと無き星数の言の葉を見上げし空の月にゆだねむ

届くこと無き星数の言の葉を見上げし空の月にゆだねむ

2014/10/10 記

あはれ知る人失ひて久しきを 月影のなき秋にぞ想ふ

あはれ知る人失ひて久しきを 月影のなき秋にぞ想ふ

あはれ知る人失ひて久しきを 月影のなき秋にぞ想ふ

2014年09月24日記

花風月

花風月

満月の夜に咲かむと月綻ぶ
肌にほど良き寒さの夜道

***

十五夜に咲こうと月がだいぶまあるく綻んでいる

肌にちょうど良い寒さの夜道に

*********

月灯す夜に待ち居ればチクタクと
寒さこの身に時を刻みて

***

月明かりの夜に待っていると

時とともに寒さが針のように

この身に染み入って来る

***********

夜の帷四方山の香の漂ふも

まだそのうちに春告ぐ花なし

もっとみる
果てなしと想ふこの道まほろばの月永久に添ひ何を煩ふ

果てなしと想ふこの道まほろばの月永久に添ひ何を煩ふ

”果てなしと 想ふこの道  まほろばの 月永久に添ひ 何を煩ふ”

たとえ、人生という道が果てしなく想われても、

まほろばの月も、我が道に常に、永久に、

付き添っていることを知っているのであれば、

一体、何を想ひわづらふことがありましょうか?

2014/03/26

照らさずも 我を見護る 春の月

照らさずも 我を見護る 春の月

2月の半ば?

昼下がり?

ハンドル握り

東へ向かいし我は

前方上空 南東の空に

月をみる

月は 高いところに姿おき

よそ見せずとも我が視界のうちに

未だ白く 

空中に透けるが如くおわす月

” 照らさずも 我を見護る 春の月 ”

我 つねに ここにて みつめし

っと

ほのめかすことなく

我をみまもる月

かような御有様こそ有難し

3014/03/23

月にゆだねむ

月にゆだねむ

届くこと無き星数の言の葉を

見上げし空の月にゆだねむ

2013/01/24