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わたしの愉快な仲間たち

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ひたすらわたしの周りの人たちとわたしのきもちが書かれてる
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記事一覧

Vol.7-わんぱくなボーイフレンド

Vol.7-わんぱくなボーイフレンド

自分が1番自分らしくいられる相手を選ぶといい、なんてことは聞いたことがあった。

彼の前の私は、彼曰く「わんぱく」だそうだ。

幼い頃、心を開いた特定の人にしか出せなかった自分の姿を思い出した。
友人含め、社会に出しているあらゆる私は、すべて嘘ではない。
友人に出している私は本物であるとすら思う。
それでも、彼の前の私には懐かしさを感じた。
閉じ込めて忘れていた正真正銘の私、のように感じたのだ。

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vol.4-野比のび太の正体

vol.4-野比のび太の正体

唯一といったら他の友人にすこし申し訳ないが、わたしの唯一の男友だちは"のび太くん"といっても過言ではない。

家族にいかにおかしな人間かを伝えた際に、見た目は"のび太くん"であると説明して以来、わたしが誰かに彼の話をするときはのび太くんと呼んでいる。実際の彼のあだ名は彼のイニシャルなので、普段はイニシャル呼びだ。
(野比のび太でいうと、NN、エヌエヌ〜と呼んでいる)

そもそもイニシャル呼びも、わ

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vol.3-芸術家たち

vol.3-芸術家たち

東京藝大の卒業制作を観に行った。
作品と芸術家に囲まれたあの日は、言葉に表せない感情でいっぱいいっぱいになった。
(※写真の作者: 岩崎 広大さん)

わたしの周りにはなんだかんだ芸術家が少なくない。

音楽サークルで仲のいい後輩が、わたしの彼とあったとき、「こっち側のひとですね」といった。

わたしも彼のことを"こっち側"の人間だとおもっている。
こっち側、というのは広い意味での芸術家、哲学者。

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Vol.1-わたしの妻?夫?

Vol.1-わたしの妻?夫?

今年で8年目になる。
いつからかわからないが、途切れることなく連絡を取り合い、お互いの"今"を常に把握していて、彼女の家族全員とはすでに顔合わせ済みで、まるで結婚前のカップルなんじゃないかといいたくなるような女友だちが、わたしにはいる。

彼女と初めてであったのは、高校入試のとき。席が前後だった。とはいえ、彼女と仲良くなったのは、高校1年生の中頃、席が隣になってからであった。

仲良くなった理由は

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