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変化のない日々から学んだこと

「今日はどんな1日だった?」

「相変わらず毎日仕事の日々だよ」
「特に特別に起きたことはないよ」
「ん〜、山あり谷ありって感じかな」

これは、毎晩彼とのLINEで
繰り広げられる会話。

ふと、
毎日同じような、
当たり障りのない返事を
している自分に気づく。

毎日、
「変わらず」と不意に出てくる
ことに気がつく。
(変化のなさを実感)

そして、
日が経つごとに、
返す言葉に悩む自分に
気づく。

最近は、必死に1日で起きたことを
思い出し、振り返り、
絞っても何も出てこない。

ついには、
「飼ってる猫の寝相が変な1日だった」

と、日常の中で
区切ることのないワンシーンを
回想して返すこともある。


思えば2年前の夏。

私は大学3年生だった。
そして、東南アジアバックパッカーに
挑戦していた。

当時は挫折というものを経験したことがなかった。
なんでも叶うと思ったし、明るい未来しか
見えていなかった気がする。
希望に満ち溢れていたのだと思う。

「タイで400円で髪の毛を切った」
「知らない出会ったばかりのイタリア人と1日観光した」
「田舎の郊外で日本人と出会って感動した」
「ボートで詐欺にあった」
「見知らぬ中国人にホテルの部屋を奢ってもらった」
「屋台のトムヤムクンが辛すぎて一人で泣いてたべた」
「ラオスで象に乗った」
「川に私服で飛び込んだ」
「メコン川で貸し切りボート、日の入りを見た」
「宿のおじさんにスーカと呼ばれていた」
「ツアーの時間が適当で飛行機に間に合わなかった」
「真夜中に山に登った」
「真夜中に高級ホテルに潜入した」
「カンボジアでトゥクトゥクで大合唱した」
「貴重品を全て忘れる」
「虫を食べた」
「猿に襲われた」
「ゲリラの中マウンテンバイクを漕ぐ」
「ベトナムで蛇を首に巻く」
「日本語を教える事になる」
「1000円の内容知らないツアーに参加」
。。。。。。

この時は、
1日に数え切れないほどの
”誰かに話したい話”があって。

毎日毎日、
誰かに電話して忘れんばかりと
その日の記憶を何時間でも話せた。


そんなキラキラした日々と比べると、
今は毎日が本当に退屈だと気がついてしまった。

そして私は、
毎日変化があって、
毎日”誰かに話したい話”
で溢れる方が好きだ。

充実感を覚えるらしい。

そして元々、私は
体験コレクターだ。

なんでもいいから、
面白そうで目新しくて珍しい
経験をして、宝箱のように
貯めていきたいのだ。


今は、毎日
5畳ほどの部屋に籠る。

在宅ワークも残酷なものだ。

唯一動くのは、
ご飯の時に下の階にいくくらい。

そして、
初めて外に出るのは、
19時に猫の散歩で10分くらい。


同じ24時間でも、
内容の濃さはこんなにも違うものか。


人それぞれ、
合う時間の過ごし方、
生き方、考え方、価値観
好みがあると思う。

その中でも私は、
毎日変化を求めるし、
同じ作業をすることは
どうやら苦手らしい。


そして、
ある組織の中で
何かに一つに向けて
制限されることも、

向いていないらしい。


でも、実際に
体験してやってみないとわからない
ことも多いと思う。

食わず嫌いは一番怖いから。


そんな自分に気づけたのも
一つの前進なのだろうか。

この気づきからどんな行動をするか、
これから(今)の自分の思考と行動に
よるものだろう。

環境から抜け出すのは怖い。

そして、現状が
”逃げ”なのか”前進”なのか
判断も際どい。


まだまだ、もがいている途中なのだ。


いつかの自分へ、
これからの判断は
正しかったと言えていますか?

記憶のために
今の気持ちを書き留めました。


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