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空が泣いてる

今日も雨が降っている。ここのところずっとだ。

天気に体調が左右されるからちょっとしんどい。早く晴れ間が欲しい。

外に出ると、以前よりがらんとした人の少なさ。人込みが苦手な私は心地良さを感じるも、どことなく、皆雰囲気が暗い感じがする。

先の見えないストレスに限界を感じ始めてるのかな。

雨が降り続けてる。

きっと、空が私たちの代わりに泣いてくれている。

そう思うと愛おしく思う。

大人になるとどうして喜怒哀楽の感情が落ち着いていくのだろう。子供のころはお菓子を買ってくれなかっただけで大泣きしていたのにね。きっと私たちは我慢しすぎたのかもしれない。我慢は身体に良くないって大人から教えてもらったのに。

泣けるものなら毎日声がかれるまで大泣きしたい。最近はずっとそんな気分だから。でもなぜ涙は出ない。出るのはため息だけだ。


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昨日コロナ過になって1年くらい会ってない大学の友達から出産報告があった。みんな時が進んでる。だけどどうしてだろう。私だけ一歩も動けてないみたい。

頻繁に連絡を取っていた地元の友達とはあまり連絡をとらなくなってしまった。私から連絡することが多い気がして、悪いな、って思ってやめた。もしかしたら一方通行だったのかもしれない。会社の同僚からも連絡が減った。

あんなに人から好かれたり、誘われたりすることが自分の価値のように感じて愛想を振りまいてたのに、今の自分はなんだか違う人みたい。

人は死ぬときはみなひとりっていうよね。寂しがりやな私にとって今はその準備段階なのかもしれない。


いつも自分の価値を人に埋めてもらっていた気がする。

人から誘われる、人から好かれる、人からどう思われるか。

人、人、ひと。

でもそれって自分の人生生きてない。

私は自分でなにかを決めることが苦手だった。人からアドバイスを受けてばかりだ。いつしかメニューもすぐに決められない人間になっていた。

自分で決めること。それが自分の人生を生きるということ。

人の顔色を気にして、人の意見を聞いて、

いつしか人の人生を生きてきたのかもしれない。

私の人生なのに?そんな馬鹿馬鹿しいことってあるか。私の人生人に譲ってたまるか。

この人生は誰のものでもない、自分だけのもんだ。

小さいことでいい。ひとつづつ自分で決めていこう。

失敗しても、決めたことに意味がある。自分で選んだ道はどんな結果でも正解だ。花丸。そもそも人生に失敗なんてあるのかな。痛みも苦しみも、感じることすべて、流れ着いた今ここ、今流れてる血潮、全部正解でしょ。

病院行って薬飲んで、死にたいって思いながら、懸命に生きようとしてる自分も愛しいじゃんか。

どんな自分も愛せるようになりたい。

自分の人生ひとつずつ自分で決めていきたい。人の人生が、隣の芝生が青く見えても。隣の芝生を青く見ることが出来る、人を評価できる自分でいたい。


今日も天気よ、私の代わりに泣いてくれてありがとう。



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