営業部ひつじ

出版業界で20年少し仕事してました 最近思う事や驚いた事、不思議な事、謎だった事、残念…

営業部ひつじ

出版業界で20年少し仕事してました 最近思う事や驚いた事、不思議な事、謎だった事、残念な事を思い出しつつ書いてみます。 基本本屋さんは好きですが、歳のせいか長時間本が読めないです これから出版業界で働こうかなと思う人に何となくでも伝われば良いな (否定や止めてるんじゃ無いよ)

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後になりましたが私はこんなヤツです

すみません、営業部ひつじです。 先にこちらを投稿しなければと思ってたのに、順番間違えました。 自己紹介的なところを軽く書いてみましたので、宜しくお願いします。 そう言えば最近本買ってないな…、とかタブレット端末で読むから紙の本は要らないとか。 いろいろな理由はありますが、街中から本屋さんが無くなっているのは間違いないです。 地方都市だけではなく、人口の多い街でも実はどんどん減っていっているようですが、本を買うというだけではネットでも買えますし、コンビニでも買おうと思えば

    • 情報を伝える手段として雑誌、書籍が求められなくなっているのでは? と考えてみる

      街の本屋さんが閉店し、自治体内で書店さんが無いところが25%を超えたとか超えないとか… 地方の人口の少ないところの話かと思ってたけど、都市部の郊外地域、ましてや市内中心部で通る人が多いターミナルの地下街でも閉店が多いようです。 あれこれとイベントや○○賞など、話題にはなっていますが、右肩上がりに戻るという雰囲気は感じられませんね。 売上部数が横ばいでも、書店、出版社の利益が出ていれば良いのですが… 掲載されている情報への対価ではなく、情報を入手する手段にお金を払っていたと

      • 成功した新刊書籍もあるにはありましたが…

        前に書いた記事、売れない、返品が返る、戻ってくる、売上未回収案件・・・その反省を活かし、その数年後には結果を出せた事例もあるのです。 その新刊書籍、ターゲットがとってもコアな層で書籍が好き、紙の本が好き、著者さんに熱烈なファン層(ハンドメイドでは無いですが、こだわりの逸品を製作するメーカーのデザイナーさん)が居て、売るお店を決めてしっかり置いてもらえればそこそこ売れるだろうと考えてました。 あと前回には無かったネット通販、アマゾンという販路も存在していたので、確信は無かっ

        • 新刊の入金がぁ~~~っ、と思った事

          ちょっと記憶が怪しいのですが、出版社に入社して数年後のことでした。 それまでは書籍の新刊には携わっておらず、既刊本の注文品の送品、返品があっただけでした。 そんなある日、社長との打ち合わせで聞いたのが、久しぶりに書籍の新刊を出すことでした。 東京の取次さんの書籍仕入へは一度も行ったことがないので、部数相談、確定などはどういうものかを確認したところ・・・ 『雑誌仕入と同じようにしたら…』と。 予想はしていましたけど。 さて刷部数決定には一切ハナシに入れず、とりあえず

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        後になりましたが私はこんなヤツです

          年度末に思い出す『数はいくらでももらいますよ案件』

          4月1日、新年度の始まりですが毎年この季節に思い出す事がありまして… そう某業界、いやいや本の業界です(今更隠してもとは思いますが)。 大きな取次さんは年度末の3月が当然決算月になります。 ちょうどタイミング良く(良いのかどうかは結果次第ですが)、新刊であったり定期刊行物の部数交渉で仕入れ担当さんに相談(正確にはお願いになります)にお邪魔したりすると、時々そこそこ売れてたり、ロングで売れてたりする商材があったりするんですよ。 そしてたまたまその話をする機会があるとしま

          年度末に思い出す『数はいくらでももらいますよ案件』

          ¥報奨金¥付きフェアーについてのあれこれ

          いやいや、最近とあるお店でお話してたことなんですけど… 季節も良いし、こんな展開とかあのジャンルでフェアーとか難しいですかね? という話でした。 これまで、いや相当昔になりますけど、急展開ですぐやろう! とか、来月決まってないからやってみよう! と担当者さんレベルや、店長さん決定で動き出した頃が懐かしくてお話してたんです。 やりたいけど、なかなか難しいねぇ…と。 チェーン店さんだと本部意向のアイテムがドカッと来たり、個人店さんだとなかなか売行きが厳しいので、思い切った事も

          ¥報奨金¥付きフェアーについてのあれこれ

          新年度売上目標は○○%増を目指す

          昨年の末あたりから新年早々、そして年度末から新しい年度始まりといろいろ他の出版社さんの方とお会いしたり、SNSでのやり取りしていて気になった事が・・・ コロナ渦も過ぎ、人が徐々に動き出し始めた・・・から? 売上目標昨対比120%とか15%増を目指す え、昨対比115%とか120%を目標に・・・? これだけ本売れてないのに、何か急に本に回帰したり売れる要因、施策が何か見つかったんですか? と聞きたくなります! という話題がごく一部、お仲間さん的な内輪話で盛り上がってしまいま

          新年度売上目標は○○%増を目指す

          ゴルフは仕事・・・、だけど

          こんにちは、そろそろ何だかなって思う事とか、思ってたことも書いて行こうかなと思います 入社直後はそうでも無かったのですが、数年経ったあたりから社長が急に業界関係者とゴルフに行く機会が増えてきました。 接待でもありますし、お付き合いで親睦を図るという意味、目的であればそれは問題無いですし、仕事にプラスになるのであればどんどん参加すれば良いと思ってました。 目的が取引先さんとの親睦・・・であれば、飲み会もスキー、バーベキューイベント、釣りもOKじゃね? さて、親睦を図るの

          ゴルフは仕事・・・、だけど

          過去の事『雑誌、書籍、ムック…に増刊って何?』

          さて、出版社入社後いろいろな基本研修や取引先への納品、集金業務をかねての挨拶回りでバタバタしつつ、慌ただしく時間は過ぎていきます。 ちなみに発行していた書籍、雑誌などは時々買っていたこともあったので特に面接前に購入し、何か聞かれても問題無かったのです。 本当は面接でいろいろ聞かれても大丈夫なように準備をしておいた方が良いんでしょうけど。 本屋さんに買いに行って『こんな本無いですか?』と聞いたことありますか そう、欲しい本が見つからない時ってありますよね。 新刊で発売

          過去の事『雑誌、書籍、ムック…に増刊って何?』

          過去のこと『慣れるまで対処が難しかったお客さんからのクレーム』

          本が本屋さんへ届くシステムは・・・ 専門店さんへの送品はシンプルで分かりやすかったのですが、本屋さんのほうはなかなか難しい気がしていました。 新刊や、月刊誌などはお店からの注文ではなく、取次さんと交渉して決めるのですが、その数というのは取次さんが取引している書店さんの数、規模によって変わってくるようでした。 新刊の場合は、事前に売ってもらえそうお店、売れそうなお店、置いて欲しいお店に提案をして注文をもらって、それを取次さんの仕入部門に渡して、発売日に送品してもらってまし

          過去のこと『慣れるまで対処が難しかったお客さんからのクレーム』

          過去のこと『業界知識無しで、出版業界のお仕事をスタートした頃の話』

          本がどうやってお店に届くかすら知らない状態で出版社デビュー さて入社したのがGW直前、いわゆるGW進行(当時は知りませんでした)というタイミング。 当時はまだギスギスした雰囲気では無く、アットホームな雰囲気での出版社勤務をスタートしたのであります。 そこで最初の業務の流れを教えていただいた、センパイから本が本屋さんへ届く流れを教えてもらい、読者さんが直接買う場合や、本屋さん以外への直販店での購入ルートもあるということなどを初めて知りました。 実際のところ、売った本が3

          過去のこと『業界知識無しで、出版業界のお仕事をスタートした頃の話』

          応募者多数の中、なぜ採用されたのか気になって聞いてみました

          こんにちは営業部所属のひつじです。 今日は採用された時、連絡をいただいてむちゃくちゃ嬉しかった(前の会社から早く出たかった)事と、ちょうど転職ブームの中でもあり、応募者多数の中でなぜ自分が採用してもらえたのかを入社後に聞いたことがありました。 その答えからは嫌で嫌でしょうがなかった前の職場でやっていた業務、それが採用の決め手だったと知り少し意外(当たり前だと今は思いますけどね)だと感じたのです。 手書き履歴書に面接、結果はその日のうちに電話をいただきました 採用される

          応募者多数の中、なぜ採用されたのか気になって聞いてみました

          過去のこと『出版業界で働くことになったキッカケ』

          転職することが普通になり始めた頃です かれこれ何年前になるのか…、大学を卒業した後に中堅メーカーへ就職し、どうにもこうにも社風に馴染めなくってモヤモヤしてました。 そんな就職して数か月有給も無い状態でしたが、盆休みを延長し北海道へ遊びに行き、そこでもう少しやりたいことを見直そうと思い始め、そのまま次の春に退職。 その数か月後、地元の文化教室等を運営する小さい会社に事務職として転職。 これは自宅から近く、通勤時間がもったいないな・・・そこが大きくて自転車でも通える距離でした

          過去のこと『出版業界で働くことになったキッカケ』

          営業の訪問先でここ数年に良く聞くようになったグチから考えること

          私がこれまで従事した仕事の殆どの時間が出版業界。 全く別の業界、とっても小規模な地域の塾、文化教室の運営している事業所での事務職から、当時は求人雑誌だったのですが何となく見た出版社へ応募、そのままスムーズに採用していただいてから役20年近く勤務しましたが、無茶だとは思いつついろいろあり飛び出してみました。 少し後悔もありますが、今となってはどうしようもありませんし、現在は既に廃業状態なのでどちらが良かったのかは分かりません。 そんな異業種から未知の出版業界へ移った時の驚き

          営業の訪問先でここ数年に良く聞くようになったグチから考えること