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これで安心!フリーランス1年生の確定申告

こんにちは。マーケティングドクターです。

今回は確定申告の基本に焦点を当てます。フリーランスにとって確定申告は年に一度の重要なイベントですが、会社員だった方であればこれまであまり考えることでもないと思うので、そのプロセスは複雑に感じるでしょう。

ということで、確定申告の基礎から、freeeなどの便利な会計ツールを使用した効率的な申告方法に至るまでを、分かりやすく解説していきます。これを読めば、確定申告に関する不明点や不安を解消し、スムーズに申告期間を迎えることができるはずです。


確定申告の基本を理解しよう

確定申告は、フリーランスとしての財務の透明性を保ち、適切な税金を支払うための重要なプロセスです。

まず、確定申告とは、あなたの1年間の収入と経費を正確に申告し、税金を計算することです。これには、事業の収益、必要経費、そしてそれらがどのように税金計算に影響を与えるかの理解が必要です。

次に、必要な書類と数値の概要です。確定申告には、収入・経費の詳細、計算された税額、必要に応じてその他の所得や控除に関する情報が必要です。これらの書類は国税庁のウェブサイトや最寄りの税務署で入手することができます。

確定申告書

最後に、申請方法です。これまでは税務署での対面申請や郵送が主流でしたが、最近ではe-Taxによるオンライン申請の利用が増えています。特に初めて確定申告を行う場合、会場でのサポートを受けながら申請することをお勧めです。

私もはじめて確定申告する時は、エクセルで数値をまとめ、会場に馳せ参じました。はじめてでなかなか緊張するものですが、丁寧にサポートしてれるスタッフさんがいたので、非常に安心して申告できたことを覚えています。

私の場合、フリーランスはPC仕事で体のケアも経費に入るかな、と思ってマッサージ費用を経費に入れていたのですが、これは外しておいた方がいいかもしれません…的なアドバイスをいただいたり、その費用は●●費で計算しましょう、▲▲費で計算しましょう。という形で、手取り足取りやってもらった記憶があります。これによりこの費用は●●費だな、という目星がつくようになりました。個人的には良い経験だと思ったので、はじめて確定申告をされる際はぜひとも会場に行ってやってみるといいと思います。

申告の際に、青色申告と白色申告の区別も分かっていなくて、スタッフの方に青色申告だと最高65万円の特別控除が受けられるため、そちらの方がいいということでその会場で青色申告の手続きもしました(Web上で申請可能です)。会場だと色々と一人だと漏れがちな手続きを網羅してくれたので、非常に助かりました。

ただ、さすがに2回目からはオンライン申請の利便性を活用するのが良いでしょう。オンライン申請は迅速で、書類の郵送や保管の手間が省けます。

確定申告はフリーランスとしての責任の一環であり、このプロセスを通じて、あなたの事業の健全性を保つことができます。ぜひ、この機会に確定申告の基本をマスターし、将来的な財務管理に自信を持って取り組んでくださいね。

確定申告に必要な数値のまとめ方

確定申告を行う際、最も重要なのは収入と経費の正確な計算です。では、どのようにしてこれらの数値を効率的にまとめることができるでしょうか。

まず、収入に関しては、フリーランスとして得た全ての報酬を記録する必要があります。これには、プロジェクトごとの報酬、定期的な収入、さらには一時的な収入も含まれます。一方経費は、事業運営に直接関連する全ての支出を指します。例えば、オフィス用品、通信費、交通費、専門的なサービスの料金などが経費に該当します。

重要なのは、これらの収入と経費を日々丁寧に記録することです。そして、領収書や請求書は日付順に整理し、必要に応じてデジタル化するとより管理がしやすくなります。ここでfreeeのようなクラウド会計ソフトを利用すると、領収書のスキャンやデジタルデータのインポートを通じて、収入と経費の記録を自動化できます。これにより、時間を大幅に節約し、計算ミスを防ぐことができるのです。

さらに、freeeの嬉しい機能として、これらのデータを基にした確定申告書の自動作成ができる点です。これにより、確定申告のプロセスがより簡単かつ迅速になり、フリーランスとしての貴重な時間を他の重要な業務に費やすことができます。

経費計上のポイント

フリーランスとしての経費計上は、税金負担を適正に管理する上で非常に重要です。適切に経費を計上することで、実際に支払う税金を正確に反映させることができます。

まず基本となるのは、経費にできるものとできないものを明確に区別することです。一般的に、事業に直接関連する費用は経費として計上できます。これには、オフィス家賃、通信費、仕事用の機材やソフトウェア、出張費、広告費、専門家への相談料などが含まれます。そしてもちろん、個人的な支出や事業と直接関連しない支出は経費にはなりません。

フリーランスの場合は、オフィスを借りずに家で仕事をする人も多いですよね。賃貸の場合、家を家賃をそのまま経費計上できるのでしょうか?

事業に使用している範囲が計上できるとされていますので、さすがに全てはやめておいた方がいいす。目安としては家賃の20%〜40%程度とされていますね。(光熱費も大体同じくらいの割合が目安とされています。)

では住宅ローンはというと、ローンの利子は事業に使用している割合に応じて必要経費に算入でき、事業割合を10%以内にすれば節税効果を高く受けられるなどありますが、少し難しいのでこの辺りは税理士に聞いてみてください。

次に、経費は正しい項目に記録する必要があります。例えば、交通費は交通費として、オフィス用品は事務用品費として計上することが大切です。これにより、経費の種類ごとに正確な金額を把握し、税務上の問題を避けることができます。

これもfreeeのような会計ソフトを使えば、経費計上が格段に楽になります。領収書や請求書のデータを入力するだけで、自動的に正しいカテゴリーへ振り分けてくれて、計算も全部自動でやってくれます。これで、経費計上のミスを心配することなく、確定申告の時の頭痛の種も大幅に減らせます。

税金負担の把握

フリーランスとしての税金負担を把握することは、財務計画を立てる上で重要です。どれだけの税金が発生するかを知ることで、年間の予算計画を適切に管理し、未来の投資や事業拡大のための基盤を築くことができます。

まず、下記所得税の一覧表をご覧ください。この表は、年間の所得に基づいた税率を示しており、自分がどれくらいの税金を支払う必要があるかを把握するのに役立ちます。また、事業所得以外にも雑所得(例えば株式投資からの利益など)がある場合、これも税金の計算に含める必要があります。

出典:国税庁 所得税の税率

このプロセスで重要なのは、年間の収入全体を正確に把握し、それに応じて税金を計算することです。税金負担を把握することは、税務計画を立てる際にも重要です。例えば、事業の拡大や新たな投資を計画している場合、節税をするための戦略を考えることができます。これには、適切な経費計上、税金控除の活用、適切な貯蓄計画などが含まれます。

申告内容に間違いがあった場合の対処法

確定申告は複雑なプロセスであり、時には誤りが発生することもあります。重要なのは、間違いを発見した場合の適切な対処法を知っておくことです。

もし申告内容に誤りがあると判明した場合、すぐに修正申告を行う必要があります。これは、最初の申告に誤りがあったことを正式に訂正する手続きです。修正申告は、追加の税金が発生する場合や、払い過ぎた税金がある場合に行います。修正申告を行うことで、税務上の罰則や追徴税のリスクを回避することができます。

修正申告のプロセスは、初めての確定申告と似ていますが、修正すべき項目とその理由を明確に示す必要があります。freeeなどのツールでやっていると、修正が必要なデータを簡単に特定し、新たな申告書を迅速に作成することができるので、やっぱりツールを使うのがお勧めです。

また、間違いがあったことに気づいた場合は、税理士や専門家に相談することも重要です。専門家は、修正申告の適切な方法とタイミングをアドバイスし、プロセスをスムーズに進めるお手伝いをしてくれます。

最終的には、修正申告を通じて、誤りを正しく訂正し、税務上の問題を適切に解決することが重要です。これにより、フリーランスとしての信頼性を保ち、将来的な財務上の問題を防ぐことができます。

実際に申告するプロセス

確定申告はフリーランスにとって年間の財務活動の集大成です。このプロセスをスムーズに進めるためのステップバイステップのガイドを紹介します。

①収入と経費の記録を整理

まず、全ての収入と経費の記録を整理します。これには、年間を通じての各種領収書、請求書、銀行の取引明細、クレジットカード明細などが含まれます。freeeのような会計ソフトを利用していれば、このデータの集計と整理が容易になります。

②確定申告書の作成

次に、確定申告書を作成します。フォーマットは国税庁のページから取得しましょう。ただ、何度も言いますがfreeeなどのソフトウェアを使用すると、入力されたデータを基に自動的に確定申告書が作成され、手間を大幅に節約できます。必要な書類には、所得税の申告書、収入・経費の明細書などが含まれます。

そして、申告書を国税庁のe-Taxシステムか、最寄りの税務署に提出します。e-Taxを利用する場合は、事前に電子証明書の取得が必要ですが、オンラインで手続きが完結し、時間と労力の節約につながります。

③申告期間を把握する

最後に、確定申告の締め切りには十分注意しましょう。

令和5年分(2023年分)の所得税の申告、納税の期間・期限は令和6年(2024年)2月16日(金)から3月15日(金)です。

確定申告を行った後に税務署から確定の税金額の通知が来ますので、ガイドに従って納税しましょう。これらは締め切りを過ぎると遅延税が課される場合があります。締め切り数週間前から準備を始めておいてください。

このステップバイステップのプロセスに従えば、確定申告は思ったよりもずっと簡単になります。適切な準備とツールの活用で、確定申告を効率的に完了させましょう。

まとめ

フリーランスとしての確定申告は、最初は慣れないことだらけで複雑に感じられるかもしれませんが、正しい準備とツールを使えば、はるかに簡単で効率的なプロセスになります。

今回、確定申告の基本から経費計上のポイント、そして実際の申告プロセスまでを理解できたと思いますので、ぜひ活用してくださいね。

また、freeeのような会計ソフトを使用することで、煩雑な記録保持や計算作業を大幅に軽減し、確定申告をスムーズに行うことができます。ツールは基本有料ですが、数千円で税務上のミスや誤解を防ぎ、将来にわたって安定した財務管理を維持するためにも重要なので、惜しまず使いましょう!

確定申告は、フリーランスとしての責任を果たし、ビジネスの透明性と信頼性を保つための重要なプロセスです。適切な準備とツールの活用で、このプロセスを自信を持って乗り越えましょう。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました。

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