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【東証P:4613:化学】関西ペイントは全然関西とちゃう!その理由とは。

関西ペイント株式会社(本社:大阪市中央区)【東証P:4613:化学】


・そもそもどんな会社か。

関西ペイント株式会社は、大阪市中央区に本社を構える塗料メーカーだ。
創業者は、日本ペイントや東亜ペイントといった既存の塗料メーカーの役員を経て、兵庫県尼崎市で設立した。
日本ペイントHD(大阪市)と双璧をなす。
主力の車用の塗料は、名実ともに国内トップの企業だ。

・国内トップシェアとグローバル展開

「関西ペイント」という名前からは想像しにくいかもしれないが、実は国際的に活躍するグローバル企業である。

同社のHPより、在籍社員のうち海外社員の比率は8割を超え、海外売上比率も6割を超えている。

・多様な塗料の開発

塗料分野は非常に広範で、関西ペイントも多種多様な塗料を開発している。
たとえば、建築用塗料では、外壁塗装の下塗り用、上塗り用、屋根用といった、それぞれの用途に特化した商品シリーズがある。

耐候性の良い塗料を選ぶと長期保護が可能で、結果的にメンテナンスでコストの低減につながる。

橋梁などの構造物に使用される塗料も重要だ。
鉄を使用することが多いため、防錆用の塗料が必要とされる。
関西ペイントでは、これらの構造物向けの塗料も開発している。

自動車の分野では、自動車ボディーへの塗装用塗料がある。
一般的に自動車のボディは3〜5層の塗料を塗り重ねるが、関西ペイントはこれらの塗料も自動車メーカーと共同で開発している。
同社は塗料の他にバイオ関連製品や電子材料関連製品の製造販売も行う。

・最後に一言

今年5/31には4000万株の大規模な自社株買いも行って勢いに乗っている。
関西ペイントの成功の原因は、国内外を問わず、多様なニーズに応える製品開発と戦略的な市場展開にあると言えるだろう。

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