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住みやすい都市世界ランキングを巡る雑感

イギリスの雑誌、エコノミストが発表した住みやすい都市世界ランキングの2位に大阪、5位に東京が入ったそうです。BBCニュースによると

<最も住みやすい都市>
1位 オークランド(ニュージーランド)
2位 大阪(日本)
3位 アデレード(オーストラリア)
4位 ウェリントン(ニュージーランド)
5位 東京(日本)
6位 パース(オーストラリア)
7位 チューリヒ(スイス)
8位 ジュネーヴ(スイス)
9位 メルボルン(オーストラリア)
10位 ブリスベン(オーストラリア)

となっています。コロナ前に上位にランキングされていたウィーンなど欧米の都市は影を潜めました。「安定性」「文化・環境」「医療」「インフラ」「教育」の5項目を基に「住みやすさ」をランク付けしているということで日本人としてはとても喜ばしいことです。というか、びっくりしました。

感染症対策で右往左往しているこの一年半、なんと大変な世の中になったものかと思っている今の生活が世界的には最も住みやすいとはどういうこと?大阪が東京より上にあるってなんでや?などなど謎の多い結果をごきげんママ♡視点で勝手に考察してみました。

オーストラリアやニュージーランドは大陸か島国かという大きな違いはあるけれども国境を海で囲まれている共通点があります。そのために人の移動を止めることが容易だったと考えられます。英語圏ということもあり移住したい国のトップ2とも言えそうな国です。平和でゆったりしたイメージがあります。以前オーストラリア我が家にホームステイに来た高校生はアニメが大好きでその仲間もみな親日で迎えた私たちも楽しい日々を過ごすことができました。

日本とスイスは非英語圏なのにランク入りしています。ヨーロッパの国々はロックダウンが厳しく感染症で亡くなる人も多かったので住みにくいと考えられた中でスイスは健闘しています。スイスに住んでいた友人によると大変清潔で国民性も真面目で日本人と似通ったところがあるということでした。物価の高さと永世中立国というイメージが強いスイスですが、ぜひいつかアルプスの山を高原列車から見てみたいと憧れています。

さて、日本です。日本語は大変特殊な言語で、外国の人が習得するのに特に苦労すると言われています。その裏返しでもありますが日本に来て日本人で英語を話せる人もそんなに多くなくてさぞ住み辛いのでは?と思っていました。このランキングはイギリス人から見て作ったものではないのでしょうね。

緊急事態宣言や病床の逼迫が叫ばれていた東京や大阪ですが、世界的にみると亡くなる人は低い水準だったのでしょう。コロナ対策がうまくいっていると注目されていたシンガポールなどアジア諸国よりも総合点で大阪東京が住みやすいというのは誇らしいです。

アメリカに住んでいた経験から言うと何が一番ありがたいかというと治安が良く犯罪率が低いというところです。お財布などの落とし物が戻ってきたりするのは当たり前ではなく、いつどこで銃を持っている人がいるかもしれないと身構えなくても済むのも安心、6歳の子どもがランドセルをしょって場合によっては電車で一人で通学することができるのも海外から見ると奇異なほど安全な証拠の一つです。

関西人である私が言うのも変ですが大阪は東京より住みやすいというところに一番違和感を覚えました。転勤族の中では大阪に配属された東京の人は言葉の違いや人との距離感の違いに戸惑って極端に言うと恐れをなすことがあるようです。コテコテの大阪弁は迫力があるしボケと突っ込みが激しくてぽかんとしてしまう、などという人もいます。京都や神戸、奈良へのアクセスの良さなども文化面で評価が高いのでしょうか。

少子高齢化を理由に先細りが常に心配されている日本ですが、こんなに住みやすいと高く評価されていることが嬉しかったり驚いたりで改めて考えてみるとやはり平和で安全で清潔に暮らすことができていることを再認識して感謝の気持ちが湧いてきました。コロナ騒動の終息までもう一息でしょうか。希望をもって過ごしたいと思います。

長くなりましたが今日も良い一日でありますように。

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