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tsumugiのこと

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もう一人のわたし、tsumugiの活動について。 tsumugiで大切にしたいことや、作家さんのことなど、つらつらと語ります。
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文字を整え、自分と向き合う

文字を整え、自分と向き合う

仕事やプライベートで文章を書く時間は多い。でもそのほとんどはキーボードで文字を入力して、言葉を紡いでいる。これを書いているのも、PCからだ。

そうすると、どんどん文字を手で書く時間がなくなっていく。
文章を書いて、相手に思いを届けることをしているはずなのに、手触り感のない文字をたくさん書いている。もちろん、デジタルだからこそ届けられるものもたくさんある。けどそこからこぼれ落ちてしまう”なにか”が

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手から手に渡って変化する感性【陶芸家・青木浩二さん】

手から手に渡って変化する感性【陶芸家・青木浩二さん】

手にすっと馴染むこの器は、手びねりという技法で作られている。

手回しろくろで成形するものもあるが、青木さんはタタラ成形を取り入れている。粘土を伸ばしてカットし、型にのせて器を作っているのだ。 手で成形したとは思えないほどに薄く、そして軽い。

鮮やかな青色の器はそれ単体で食卓を華やかにするが、どこか存在感は控えめだ。スーパーで購入したお惣菜をポンと乗せてみると、小料理屋でいただく一品に早変わり。

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金継ぎで見える景色がある。 -ayako.ceramicsインタビュー

金継ぎで見える景色がある。 -ayako.ceramicsインタビュー

“再発見する陶磁の魅力と素材”

このテーマでアクセサリーを作陶しているのは、ayako.ceramicsの小川文子さん。

釉薬の艶や色合いを活かすのが得意だ。

画像:ayako.ceramics

陶芸を始めてからもう15年が経つ。
陶芸の何が彼女を魅了するのか、どうして金継ぎをはじめたのか。

1時間のインスタライブでたっぷりと話を伺った。

―いい意味で裏切られた、土の感触

そもそも陶

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好きな人が作ったもので身の回りを固めたい。”tsumugi”というもう一人のわたし

好きな人が作ったもので身の回りを固めたい。”tsumugi”というもう一人のわたし

この前、とある打ち合わせのときに個人プロジェクト「フクバコ」の活動紹介をしたのだけど、そういえばぽつぽつnoteを書いてるだけで、活動内容をまとめていなかったことに気づいたので、まとめることにした。

ー屋号は「tsumugi」実は屋号は前から使っているものがある。「tsumugi」だ。

繭から糸を紡ぐように、商品に込められた作り手の想いを紡ぎたい。そんな思いから「tsumugi」という名前にし

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