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人より銃の数が多い米国~勝手に応援!「ビッグイシュー日本版」(VOL.438 2022.9.1)~

「ビッグイシュー日本版」を勝手に応援する記事第41弾です。

そもそも「ビッグイシュー日本版とは何か」をご説明した第1弾は、以下をご覧ください。


今号の特集は、「眺め食べる『庭』時間」です。

「捨ててしまう野菜の根やヘタの部分を水に漬けたり、植えたりして再び育てること」をリボーン・ベジタブル(再生野菜)、略してリボベジと呼ぶとは、初めて知りました。そんな立派な名前を知るまでもなく、普通にうちではやっていますが。


岡本太郎が沖縄の本土復帰について記した、「沖縄が本土に返還されるのではなく、本土が沖縄に返還されるぐらいのプライドをもってほしい」という言葉は、強烈でした。
沖縄については、私の中で考えもしっかりまとまっておらず、もちろんまだまだ知らないことも多いので、安易に書くことは憚られます。でも本土が沖縄を歴史を通じ踏み石・捨て石にしてきたことは、間違いありません。沖縄だけでなく、福島も。


銃社会であるアメリカの闇は、深すぎます。「米国では、人間よりも銃の数のほうが多い。米国の人口は世界の4%である一方、個人が所有する銃器は実に世界の46%を占める」という書き出しだけで、異常さが分かります。今年に入って「銃器が原因で死亡した米国人(自死を除く)は約1万2000人に上る」というのも、あり得ない数字。


「ふたごじてんしゃ」を作った中原美智子さんのエピソードも、考えさせられました。特注で双子用自転車を作ってもらおうと「自転車製造の企業を探して電話をかけると『世の中にないものは、ないなりの理由がある』『道路交通法を知っているのか』と、けんもほろろの回答だった」そうですが、ユーザーが欲しいと思うものを作っていないことを恥じるべきで、むしろその声を生かして製品開発に励むべきですよね。
また、「”女性チャレンジ応援”を謳った相談会では『子育てが大変なのに、こんなことをしている場合じゃないでしょう』と言われた」そうですが、子育てが大変だからこそ、中原さんは、それが少しでも楽になるようなものを作ろうとしているんだよと、言いたくなってしまいました。
様々な困難を越え、「ふたごじてんしゃ」を作った中原さんには敬意を表します。


「ビッグイシュー日本版」のバックナンバーは、街角の販売者さんが号によってはお持ちですし、サイトからは3冊以上であれば送付販売していただけます。


コロナ禍のあおりで、路上での「ビッグイシュー」の販売量が減少しているそうです。3ヵ月間の通信販売で、販売員さんたちを支援することもできます。


もちろん年間での定期購読も可能です。我が家はこの方法で応援させていただいています。


見出し画像は、今号が入っていた封筒に貼られていたシールです。「小商い」で発送作業をしてくださった「宮本」さん、ありがとうございます!



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