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ほとほと疲れ果てて人生初の「退職願」を出した話。

2005年から17年間勤めていた会社を2023年8月に退職する。
(2023年7月現在、絶賛・有給休暇消化中)

これまで多くの退職者を見送ってきた中で、みんな一様に言っていたのは「辞める理由は、ひとつではない」
とは言ってみても、決定的な何かはあったはずでしょ?と思っていた。

けどなるほど、当事者になればわかる。

確かに辞める理由はひとつではないのだ。
アタシの場合もそう。

自分自身の課題、成長。周囲の期待、環境。上司や同僚・・いろいろなものが積み重なって、プチっと糸が切れてしまった。

(この糸が切れる表現を「プチっと」か「ブチっと」か迷ったけれど「ブチっと」だとなにか後腐れがありそうな表現に思え「プチっと」に。
日本語ってオモシロイ)

ある日、ふと思った。

何にこだわってこの職場にしがみついているのだろう。

昇進欲もなく、目の前の仕事を淡々とこなす日々。
成長も変化も日々、何にも感じなくなっていた。

けれどアタシが所属しているのは人事部の人材開発のグループ。
社員のキャリア形成を支援、成長を促す。
そして社員個人の成長を最大化させ会社のビジョンを実現する。

アタシ自身は社内講師として定期的に社員の前に立ち、
ガイダンスや研修、講義もする。
キャリア採用担当として「当社の魅力は・・」なんて言いながら内定者からなんとか内定承諾を得ようとしていたり。
これでいいのか?このまま何かを演じていたら何とか形になる?
いやいや・・。

自問自答を繰り返し、6月頭に出した結論。

「あ、退職しよう」

あてもなにもないけど、思った。降りてきた感じ。
決めたら早いのがアタシ。

早速次の週、上司との1on1で退職したい旨を伝える。
反応はあっさりとしたものだったわ。
「そうか、残念だけど。退職日と最終出社日を決めたらまた教えて。そこから動き出すから」

絶対に「残念」なんて思っていない。けれどくさい小芝居はお互いさま。
変に引き止められても困るからこれで良し。
(たまたまオンラインでの1on1だったのだけど、カメラの画質が悪く、
なんだかアタシ涙を浮かべているように見えている。とても良い)

初めてまともな会社で退職を経験するアタシ。
お作法も何も知ったもんじゃないから、
そこはグーグル先生を頼りに退職願のフォーマットを探し、
ちゃちゃっと作成。会社近くのキャン★ドゥで白い封筒を購入し、
封入署名して準備完了。

翌週の1on1で無事に提出を済ませた。

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