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社長プロフィール


1)生い立ちからこれまで

1967年生まれ、島根県出身。
福山大学卒業後、法務省 公安調査庁 公安調査官として東京・広島でキャリアスタート。ホテルマンの父親、看護師の母親、3人兄妹の長男として育つ。小5の頃、ホテル王に成ると決めるも、何故か、『007』ジェームズ・ボンドに成りたくなる、、、が現実に目を向け、「ボンドには成れないなら、タイガー田中(丹波哲郎)だったらなれるかも!?とMI6・CIAの日本版、PSIA法務省公安調査庁公安調査官として情報収集分析技術を磨く。

計画どおり“国家の裏側”を体験した後、次なるミッション「シマネを元気に!」にするためUターン。日本一のホテルマンと尊敬する父に倣い、地元老舗ホテルで「おもてなし」「営業力」を学びながら起業準備。ホテルマンをしながら、地元歓楽街の飲み屋オーナーマスターで起業。さらに複数業態のFCビジネスをドミナント展開するメガフランチャイジー戦略を立案。食産業の潮流は「中食」へ傾くと確信し、ほっかほっか亭フランチャイジーとして本格的に起業した。

夫婦でほっかほっか亭学園通り店をフランチャイジーとして創業(1996年)


 当時、持ち帰り専門だったほっかほっか亭全国FCチェーンで初めて「温かい弁当宅配システム」を開発導入(※当時、ほっかほっか亭本部経営企画員だった中村利江氏(㈱出前館前会長)と共にほっかほっか亭が全国に展開した宅配システムを共同開発)し、創業2年目、学園通り店(島根県松江市)18坪で月商1,300万円〝売上高日本一〞(全国3,400店舗)に導いた後、既存店の買収再生を主に山陰中央部に7店舗をドミナント出店。子供の店頭来店客数が急激に減少と同時に、独居高齢者のデリバリーが増える自社データを基に、平成16年 中食産業の潮流はシニアに傾くと予測し、在宅高齢者弁当配食サービス事業会社ウェル・ビーイング有限会社を設立。

社屋はプレハブの建物で生産数が増えるたびに増設(レゴブロック社屋といわれていたw)



介護保険改正食事加算廃止を節目に、介護施設向け真空パック再加熱システムによる食事提供事業を展開加速。現在、北海道から九州まで全国38都道府県300の介護施設へ四季折々島根の食材を盛り込んだ自社調理製造商品を年間500万食製造出荷している。2014年それまでのクックチル調理法から真空調理法へと製法変更。これにより、食品安全性を高め消費期限を1週間から1年まで伸縮自在にコントロールに成功。



日本国内では稀有な真空調理法による多品種小ロット生産対応、超コンパクト、超効率セントラル工場を実現(100坪で14,000食/日)高い安全性を担保した食材と再加熱機器とセット導入する介護施設厨房では、盛付加工業務を16時間以上前倒し、厨房のボトルネックの朝昼夕毎のピークタイムを排除。セントラル工場から介護施設厨房までをデジタル化、障がい者や高齢スタッフでも作業可能なサスティナブル厨房を実現。デジタルの力で厨房業務をシンプルに!!2021年には、ソフトウェア開発部門を立ち上げ、厨房のDX戦略によって完全調理済み食材の全国シェア3%獲得を目指す。2022年には、現工場の生産能力の4倍(日産5万食)の設備を備えた、ソフトウェア開発拠点に新社屋を竣工。



2)原体験


ふるさと出雲平野の風景


我々が20年前から取り組む「安否確認つき在宅高齢者配食サービス」事業は、冷たくなった人を発見する過酷な仕事。社会から孤立する人、生きる意欲を無くしている人、老いは誰もが行く道。国のため、家族のために一生懸命に働いてきた先人が「何の役にも立たないわしなんか早く死んでしまえばいい。」誰も知らない暗い部屋でつぶやくような現代社会がどうしても納得いかない。人生、最も輝くはずのひと時を、安心して暮らすことができる環境をどうすれば実現できるのか?を起点として、今後も積極的に事業展開を行う。

3.11東日本震災翌々日に食材義援のため現地入りし目の当たりにした「ふるさと消滅」の惨状を島根に重ね見て強い危機感を抱く。公安調査官時代からの信条“先憂後楽”に則り、止まらない物流、“ついでの流通”システムの構築によって、ふるさと消滅阻止を心に決める。2011年、民間、NPO、行政が協働する買い物弱者支援『ごようきき三河屋プロジェクト協議会』を設立。地域中小小売店と連携し買い物支援、生活支援、ライドシェア、自治組織の事務局運営受託(困り事コールセンター、在宅療養疾患者を応援する、栄養ケアステーション@三河屋などを展開。さらに、これまでの高齢者食に加え、健康食品やヘルスケア高付加価値加工食品市場を開拓する。


モルツウェルは持ち帰り弁当業界から、高齢者食業界に参入して早いもので19年になりました。在宅高齢者配食事業に携わる中で、長年にわたり一生懸命、家族や社会のために働いてきた先輩たちが、誰も知らない暗い部屋の中で、地域社会からの孤立、生きる意欲の消失していく様を目の当たりにし、こんな人生の終着つまらない状態はありえない。と感じたことが事業を拡大してきた原体験であり原動力です。 『誰もが最期まで「ごきげん」な社会をつくる』をパーパスに掲げ、少子高齢化問題にまつわる解決策を提供し続けるモルツウェルでありたいと思っています。 

3)私たちの考え方

【毎日の"おいしさ"と"おもいやり"は誰にも負けない】

当社は日本の中でも特に少子高齢化が深刻な島根県に立地しています。
だからこそ我々は世界に先駆けてこの問題に向き合い、ふるさとを守るためのソリューションの創出に全力を注いでまいりました。

特に「食」は命を繋ぐものであり、すべての人にとって365日関わり続ける大切なもの。
私たちは「おいしさと思いやりはだれにも負けない」という信念に基づきこれからも「食」の世界でイノベーションを起こし続けます。

我々が関わるすべての人の人生が、最期の瞬間まで幸せで満たされることを願って。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
これからも私たちの挑戦は続きます。
応援どうぞよろしくお願いいたします。



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