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(前編)最強著者・松本健太郎氏が語る「スキルを習得する方法」

こんにちは!

「マーケティングリサーチをもっと身近に」をモットーに、ビジネスに役立つ動画を更新するYouTubeチャンネルのMAppsチャンネルです。

今回の記事では、先日取材させて頂いた(株)JX通信社の松本健太郎さんにお伺いしたお話をご紹介したいと思います。

前半となる今回のテーマは「スキルを習得する方法」。MAppsチャンネルでは取材の模様を動画でも公開していますので、ぜひそちらもご覧頂ければと思います。

松本健太郎氏が語る「スキルを習得する方法」

究極に言うと、必要に迫られたからやっている部分があると思っています。

我々が「スキルを習得する方法」を尋ねたとき、松本さんはこのようにお話ししてくれました。

松本さんは行動経済学のプロでもありますが、その行動経済学を学び始めたきっかけにも、必要に迫られたから、という理由があったそうです。

前職で消費者のインサイトや人間の心理を理解するにあたって、人間は理路整然と行動しているはずなんだけど、理路整然と行動していないという矛盾が生じていました。そのため、行動経済学をきちんと勉強しないといけないな、と思い立って勉強を始めました。

他に松本さんが得意とする領域であるデータサイエンスやマーケティングに関しても、必要になったので学んだという面が大きいのだそうです。

もちろん松本さんご自身が興味を持った部分もあるかとは思いますが、仕事で必要に迫られたことが大きなきっかけだったというのは意外な事実でした。

やらないといけないことに対して、どれだけ熱中して取り組むことが出来るか。プライベートな時間を削ってでもやりたいなと思ってやり始めること。

先述した「仕事で必要だから」ということ以外に、自分自身が学ばなければいけない対象に対してきちんと熱量を持てているかも重要。松本さんは新しいことを学び始める際に重要な心得を、このように教えてくれました。

いくら仕事のために必要とは言え、それがもし自分自身が興味を持てないものだった場合は身につく速度も遅いはずですし、何よりも学んでいて楽しくないので、学ぶと言う行為が苦痛になってしまいます。

松本さんもおっしゃっていましたが、仕事で必要なことと自分が学びたいと思うことが一致したスキルを習得することが大切ですね。

学ぶ時の手段について

スキルを習得したきっかけに続き、勉強する際の手段について松本さんにお聞きしました。

手段に関しては本当になんでも良いと思っています。大事なことは”切り替え”なのではないかと思います。
例えばマーケティングにはP&G流やダイレクトマーケティング流など、様々な流派がありますよね。そのような流派を様々な手段で学び、自分に必要なものを取捨選択する過程が勉強なんだと思います。

松本さんご自身は大学院に通って勉強したそうなのですが、大切なのは手段ではなく何を学ぶかという取捨選択である、ということをお話ししてくれました。

何が起きているのかを知る、理解するだけでは学んでいるということではなくて、今の自分に何が必要かということ。そして、皆さんがそれぞれ何かしらの流派に所属していくと思うので、自分が納得できる型を見つけることが大事かなと思います。

今はたくさんの情報が簡単に手に入るので、それを知るだけで何かを勉強した気になってしまいますが、今の自分に必要なこと・納得できることをきちんと見つけることが大切ですね。

「学び続ける情熱を持つ」

そして、松本さんは「学び続ける情熱を持つ」という座右の銘とともに、このようにお話ししてくれました。

学ぶということは物凄く自発的なものだと思っていて、「これやりなさい」と言われるのは高校までだと思うんです。
社会人になると、どんな学びが不足しているかを理解して自分で勉強しなくてはいけません。社会に出ると痛感しますが、勉強しなくても生きてはいけます。仕事を通じて学ぶこともあるので、プライベートの時間で勉強しなくても良いとは思いますが、それだと絶対に行き詰まると思っています。

社会人になると、会社に属している安心感はもちろん、プライベートも充実させることが出来るので、自ら何かを学びにいくというのは中々出来る人が少ないのではないかと思います。

人生における仕事の位置づけは人それぞれかと思いますが、松本さんもお話ししてくれたように、自分で新しい知識を習得して新しい引き出しを作っておくことが損をする結果に繋がることはないと思います。

まずは、自分の仕事の中で学ぶ必要があること、そしてその中で自分が興味を持っているものを見つけて、少しずつ勉強を始めるのが良いかもしれません。

さいごに

今回は松本健太郎さんにお伺いした「スキルを習得する方法」をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

後編はこちらかお読み頂けます。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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