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【解説】ビジネスに使える!「フレーミング効果」とは?

こんにちは!

マーケティングリサーチを中心にビジネスに関する動画を更新するYouTubeチャンネルのMAppsチャンネルです。

先日、MAppsチャンネルでは行動経済学の1つであり、ビジネスにも役立つ心理効果の「フレーミング効果」を解説したアニメ動画を公開しました。

本記事は、その動画を文章でお楽しみ頂くための解説記事になります。もしまだ動画をご覧になっていない方は、ぜひこの機会にご覧頂けたら嬉しいです。

それでは早速解説していきます。

フレーミング効果とは?

フレーミング効果は、1981年に心理学者・行動経済学者のダニエル・カーネマン氏と心理学者のエイモス・トヴェルスキー氏が共同で発表した心理効果で、同じ内容のことでも、表現の仕方を変えることによって相手に与える印象を変えることができるという認知バイアスの1つです。

フレーミング効果の由来

フレーミング効果の「フレーミング」は「フレーム(枠組み)」を意味していて、たとえ同じ物事でもフレームをどこに当てはめるかによって見え方は変化する、ということに由来して名付けられました。

「フレームをどこに当てはめるか」という言葉だけだと少し分かりにくいと思うので、次は具体的な例とともにフレーミング効果を解説していきます。

フレーミング効果の具体例

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①「糖質90%カットのジュース」
②「糖質10%入りのジュース」

上記2種類のキャッチコピーのジュースがあったとき、同じことを意味しているにも関わらず、なんとなく糖質が入っていることを強調した②の方が体に悪そうな印象を受けますよね。

①では糖質をどれだけカットしたかにフレームを当てはめ、②では糖質がどれだけ入っているかにフレームを当てはめています。

このように、同じ物事でもフレームを当てはめる位置によって印象が変化する、という心理効果がフレーミング効果です。

ビジネスシーンでも応用可能

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このフレーミング効果はビジネスシーンでも応用することが可能で、例えば営業などで自社の商品をアピールする際に、普段なら「弊社の商品は年間12000円で利用可能です。」というように総額で伝えるところを、フレームを変えて「弊社の商品は1日あたり約33円で利用可能です。」という風に提示する金額を小さくすることで、相手に与える印象を変えることが出来ます。

また有名な例として、某コンビニで「おにぎり全品◯%オフ」とアピールしたときよりも、「おにぎり全品◯円セール」とアピールした方が、同じ値引率にも関わらず売上が上がったという話もあります。

このように、同じ内容のことでも伝え方(フレーム)を変えることによって相手に与える印象が変えられるということを知っておくと、仕事でもプライベートでも、物事の伝え方を意識して行動できるのではないでしょうか。

さいごに

今回は、フレーミング効果について簡単に説明しました。もし他に解説して欲しい用語やご質問等ありましたら、ぜひコメントで教えてください。

そして、MAppsチャンネルでは他にもビジネスに役立つ動画を更新しているので、ぜひチェックしてみて下さい。最後までお読み頂きありがとうございました。

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