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【まほやく2部考察総括】「授受」でつながる魔法使い(ネタバレ)
新年あけましておめでとうございます。
昨年後半があまりの忙しさで、考察noteもすっかり更新が滞っており、大変失礼してしまった。まずはリハビリがてら、昨年9月に完結した「魔法使いの約束」2部を総括していきたい。
振り返れば、最初の考察記事が2020年。なんと、もう4年前。感慨深い。
アイナナ終盤と同じような「21名を描き切るのは難しい」とか、もうちょっと書き込みが欲しかったとか、いろいろ言いた
【まほやく~2部17章】「アレク時代」のネガとしてのアイナナ「ゼロ時代」(ネタバレ)
2部も終盤に入ってきたのだろう。
私が最も心を乱されるファウストのターンが来てしまった。
毎度フィガロとファウストに言いたいのは「頼むから腹を割って話をしてください」とそれだけなのだが、今回もそうだった。
お互いにあの日々が美しすぎて優しすぎて、今さらその背景にあったものを知って壊したくなくて、誤解が積み重なっている。
ファウストが思うフィガロ、フィガロが思うファウスト、それぞれが独り歩きしてい
【アイナナ6部総括】究極の「触媒」、七瀬陸(ネタバレ)
みなさま、新年あけましておめでとうございます。
そして、遅ればせながらアイドリッシュセブン6部完結おめでとうございます。
プロジェクトとしても一区切りのようなので、そのあたりも踏まえて本作についての考えをまとめようと思っていたら、うっかり三が日を過ぎてしまった。
3部配信中から中途履修した本作だったが、足掛け5年くらい追いかけたコンテンツであった。
そのひとつの綴じ目に立ちあえたことは、大変感慨
「放課後のエチュード」から考える、BL作品における「肉体」について(ネタバレ)
バレエ漫画といえば、山岸凉子先生の「アラベスク」が真っ先に思い出される。
まさかBL作品で、バレエものを読める日が来るとは。
(アラベスクにも若干そんな関係性は書かれていたけど、メインではなかった)
このたび、昼寝シアン先生の「放課後のエチュード」を2巻まで読了した。
絵が綺麗、肉体美!バレエ情報もたいへん詳しく書かれていて、勉強にもなる。読み応えのある作品であった。続きも楽しみである。
神
「MECHANICAL LULLABY」から考えるアイドリッシュセブン5部(ネタバレ)
アイナナ5部11章、12章が公開された。
とにかく私が強烈に感じたのは「終わりに向かっている」ということである。
正直言って、ハッピーアワー計画はどうしたんだ?とか、あれだけ騒いだドキュメンタリー番組があっさりすぎないか?とか、TRIGGERの名声復活が急すぎないか、とか、いろいろあるのだが、「とにかくストーリーをたたむ」ということを考えれば、寄り道をしている暇はない。
そうだ、アイナナは7周
【アイナナ5部考察】求められる「器」(ネタバレ)
早いもので5部7章・8章が公開された。
前回の更新分については、私にしては珍しくネガティブな気持ちになったのだが、今回は例の番組案件は小休止となったので、心穏やかに…なはずがなかった。
おそれていた和泉一織周辺の地殻変動が開始されてしまったではないか。
なんだか増田さんの演技も、すごく…不安げというか。それでいて速いテンポでしゃべると感情が見えないというか…
とにかく不安をあおられる7章・8章