まおり

サブカルと日本文化を愛する中途半端なオタク。妄想は生きる糧。成人済の考察厨。腐海生息、…

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サブカルと日本文化を愛する中途半端なオタク。妄想は生きる糧。成人済の考察厨。腐海生息、雑食浮気性。Twitterで書ききれない長文「二次創作」考察妄想ネタバレ記事をnoteに投稿。マシュマロはTwitterに設置しています。

マガジン

  • 「ギヴン」考察記事

    「ギヴン」(漫画・アニメ)の考察記事をまとめました。 ※全てネタバレと妄想だらけであり、公式情報を全て網羅しているわけではない「二次創作」考察記事です。

  • 「魔法使いの約束」考察記事

    「魔法使いの約束」の考察記事をまとめました。 ※全てネタバレと妄想だらけであり、公式情報を全て網羅しているわけではない「二次創作」考察記事です。

  • 「アイドリッシュセブン」考察記事

    「アイドリッシュセブン」の考察記事をまとめました。 ※全てネタバレと妄想だらけであり、公式情報を全て網羅しているわけではない「二次創作」考察記事です。

  • 「華Doll*」考察記事

    知的興奮型キャラクターCD「華Doll*」の考察記事をまとめました。

最近の記事

映画「ルックバック」―ふたりの居場所から考える、「同化」(ネタバレ)

遅ればせながら、映画「ルックバック」を鑑賞した。 60分という短さを感じさせない、ギュッと色々詰まった作品だった。 原作未読かつ、映画も一度しか見ていないが、私なりに考えたことを残しておきたいと思う。 久しぶりの考察記事なので、リハビリ感が強い。ネタバレもする、誤った解釈もある、映画以外の情報はインプットしていないことをお許し願いたい。 ※一部画像は、PV(© 藤本タツキ/集英社 © 2024「ルックバック」製作委員会)からの引用である 鑑賞後にまず思ったのが、主人公ふた

    • 【映画ギヴン柊mix考察】片側の影、足元の雨(ネタバレ)

      「映画ギヴン柊mix」が公開された。 まさか劇場版が2つも制作されるとは思っていなかったため、た、助かる…という気持ちである。 つくづく、本作の制作陣とファンのエネルギーを感じた。ありがたい。 前作の「映画ギヴン」も、原作を丁寧に映像化し、かつ、解像度を上げてくれる良作だった。今回もまた、新たな発見があったので、少々の考察を加えて、ここに記しておきたい。 柊mixについては、コミックス発売の段階で2つほど記事を書いている。 未読の方は参照いただけると、少しわかりやすいかも

      • 【まほやく2部考察総括】「授受」でつながる魔法使い(ネタバレ)

        新年あけましておめでとうございます。 昨年後半があまりの忙しさで、考察noteもすっかり更新が滞っており、大変失礼してしまった。まずはリハビリがてら、昨年9月に完結した「魔法使いの約束」2部を総括していきたい。 振り返れば、最初の考察記事が2020年。なんと、もう4年前。感慨深い。 アイナナ終盤と同じような「21名を描き切るのは難しい」とか、もうちょっと書き込みが欲しかったとか、いろいろ言いたいことはあるのだが、それは3部に期待するとして。 今回は、私が考察対象としてきた

        • 【まほやく~2部17章】「アレク時代」のネガとしてのアイナナ「ゼロ時代」(ネタバレ)

          2部も終盤に入ってきたのだろう。 私が最も心を乱されるファウストのターンが来てしまった。 毎度フィガロとファウストに言いたいのは「頼むから腹を割って話をしてください」とそれだけなのだが、今回もそうだった。 お互いにあの日々が美しすぎて優しすぎて、今さらその背景にあったものを知って壊したくなくて、誤解が積み重なっている。 ファウストが思うフィガロ、フィガロが思うファウスト、それぞれが独り歩きしている。 奇しくも世の中では「アイナナexpo」が開催され、私は「Collecti

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        • 【映画ギヴン柊mix考察】片側の影、足元の雨(ネタバレ)

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        • 「ギヴン」考察記事
          6本
        • 「魔法使いの約束」考察記事
          20本
        • 「アイドリッシュセブン」考察記事
          31本
        • 「華Doll*」考察記事
          4本

        記事

          【アオペラ】メンバー名から考えるVadLip―補いと執着(ネタバレ)

          「アオペラ -aoppella!?-」、前から曲は好きだったのだ。 しかしあまりドラマパートにハマれず、フラフラしていた。 なんでかといえば、みんないい子過ぎて、青春ど真ん中すぎて、考察の余地がなかったのだ。罪悪感すらあった。 ところが、新グループであるVadLipの参戦で、にわかにドラマパートにも沼の匂いがしてきた。 よし、今こそ沼を掘り進めなくては!(やめておけ) ということで、以下の材料からVadLipについて考えたい。必然的にネタバレもする。妄想もする。申し訳な

          【アオペラ】メンバー名から考えるVadLip―補いと執着(ネタバレ)

          【アイナナ6部総括】究極の「触媒」、七瀬陸(ネタバレ)

          みなさま、新年あけましておめでとうございます。 そして、遅ればせながらアイドリッシュセブン6部完結おめでとうございます。 プロジェクトとしても一区切りのようなので、そのあたりも踏まえて本作についての考えをまとめようと思っていたら、うっかり三が日を過ぎてしまった。 3部配信中から中途履修した本作だったが、足掛け5年くらい追いかけたコンテンツであった。 そのひとつの綴じ目に立ちあえたことは、大変感慨深い。取りに足らない人生だが、生きていてよかった。 ということで、「新ブラホワ

          【アイナナ6部総括】究極の「触媒」、七瀬陸(ネタバレ)

          【まほやく~2部9章】置き去りの花びら(ネタバレ)

          本当は周年イベストまで、まほやくの考察はしないつもりだったのだが、 あまりにも!あまりにも、2部9章に心揺さぶられてしまい…とりあえず、何かを書いておこうと、ただそれだけである。 何を書きたいかといえば、とにかくカインとオーエンである。 1部の終盤からずっとずっと彼らをハラハラしながら見守ってきたのだが、今回のストーリー更新で、少しだけ彼らに近づけた気がしたのである。 もちろんまだストーリーは続くわけで、私の勝手な思い込みかもしれないが、とりあえず期待も込めて書き残して置く

          【まほやく~2部9章】置き去りの花びら(ネタバレ)

          血と家から考えるアイドリッシュセブン⑩(ネタバレ)

          アイナナ6部のストーリーがついに公開された。 来年公開かな?なんて思っていたら、5部終了から半年もたたずに開始されてしまい、心の準備はもちろんできていない。 一方で、私の中では「ゼロ」が七瀬陸と九条天の歌声で締めくくられ、ゼロの魂の鎮魂、ゼロ時代が終わったことで、本作に対するモチベーションがかなり低下してしまったのも、正直なところだ。 (私の中では5部ラストできれいなラストと言う感じ…) とはいえ、彼らの行く末は見届けたい。残された問題もまだある。 もう考察記事は書かなく

          血と家から考えるアイドリッシュセブン⑩(ネタバレ)

          【ギヴン~8巻】上ノ山立夏と「雪の残像」(ネタバレ)

          ギヴン8巻が刊行された。柊mixの続きである(9巻もまだ続きそうだが)。 7巻は柊と玄純がメインだったが、8巻はふたたび真冬と立夏中心のストーリーに戻っている。 今回もまたなんとももどかしいところで話が終わっているのだが、ここ数巻の真冬のモダモダの理由が少しだけわかった気がしたので、そのあたりを中心に考察を残しておきたい。 これまで少し避けてきてしまっていた、吉田由紀についても触れていくつもりだ。 今回も大いにネタバレと妄想を繰り広げる予定である。苦手な方は引き返して欲し

          【ギヴン~8巻】上ノ山立夏と「雪の残像」(ネタバレ)

          映画「バクテン!!」感想―オナガの止まり木(ネタバレ)

          2021年にノイタミナ枠で放送されていた、オリジナルアニメ「バクテン!!」。 その劇場版である、映画「バクテン!!」が公開された。 批判を恐れずにいうが、私はあまり期待していなかった。 だいたいオリジナルアニメが劇場版をつくるときは、劣化したり、ただの総集編だったりして、テレビシリーズを越えられないものだ…が、本作については杞憂だった。 語彙力がなくて情けないが、ほぼパーフェクトな完成度に仕上がっていた。作画、音楽、脚本、カメラワーク、演出など全てうまく噛み合っている感じ

          映画「バクテン!!」感想―オナガの止まり木(ネタバレ)

          「放課後のエチュード」から考える、BL作品における「肉体」について(ネタバレ)

          バレエ漫画といえば、山岸凉子先生の「アラベスク」が真っ先に思い出される。 まさかBL作品で、バレエものを読める日が来るとは。 (アラベスクにも若干そんな関係性は書かれていたけど、メインではなかった) このたび、昼寝シアン先生の「放課後のエチュード」を2巻まで読了した。 絵が綺麗、肉体美!バレエ情報もたいへん詳しく書かれていて、勉強にもなる。読み応えのある作品であった。続きも楽しみである。 神々による考察や感想はすでに多くあると思うので、私は私なりの切り口でこの作品の良さ

          「放課後のエチュード」から考える、BL作品における「肉体」について(ネタバレ)

          「MECHANICAL LULLABY」から考えるアイドリッシュセブン5部(ネタバレ)

          アイナナ5部11章、12章が公開された。 とにかく私が強烈に感じたのは「終わりに向かっている」ということである。 正直言って、ハッピーアワー計画はどうしたんだ?とか、あれだけ騒いだドキュメンタリー番組があっさりすぎないか?とか、TRIGGERの名声復活が急すぎないか、とか、いろいろあるのだが、「とにかくストーリーをたたむ」ということを考えれば、寄り道をしている暇はない。 そうだ、アイナナは7周年なのだ… そんな状況で、今さらどうしたという感じだが… 2017年の大型イベ

          「MECHANICAL LULLABY」から考えるアイドリッシュセブン5部(ネタバレ)

          【華Doll考察】Anthos*―千尋を生きる「蝶」(~2nd「ICON」ネタバレ)

          華Doll*2nd season INCOMPLICA:IT~ICON~が発売され、『Umbilical Lover』のMVが公開された。 さすがに「~Pensée~」よりは平和だろうと思っていた私が間違っていた。 完全に地続きである。(あたりまえともいえる…) もちろん、全員に行く末が気になるのだが、今回はとにかく凌駕・眞紘、そして刹那が気になった。 この3人について考察していきたい。いや、せざるを得ないのである。 以下、楽曲・ドラマパート・MV・パンフレットなど、す

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          【アイナナ5部考察】求められる「器」(ネタバレ)

          早いもので5部7章・8章が公開された。 前回の更新分については、私にしては珍しくネガティブな気持ちになったのだが、今回は例の番組案件は小休止となったので、心穏やかに…なはずがなかった。 おそれていた和泉一織周辺の地殻変動が開始されてしまったではないか。 なんだか増田さんの演技も、すごく…不安げというか。それでいて速いテンポでしゃべると感情が見えないというか… とにかく不安をあおられる7章・8章であった。 ※5部考察の基本方針は、最初の記事↓を参照いただきたい。 今回の

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          【華Doll*考察】 Loulou*di―蝶が見る夢(~「Pensée」ネタバレ)

          Loulou*diのアルバム「INCOMPLICA:IT〜Pensée〜」が発売された。 thinking reedバージョンのMVが公開される前だが、まずは楽曲・ドラマパート・CMを手掛かりに、考えたことをまとめていこうと思う。 (2/11MV解禁→追記しました) 以下、楽曲・ドラマパート・MV・パンフレットなど、すべてのコンテンツのネタバレを含む。そして、「華Doll*」関連の情報すべてを網羅していないうえでの、考察という名の妄想、二次創作であることにご注意いただきた

          【華Doll*考察】 Loulou*di―蝶が見る夢(~「Pensée」ネタバレ)

          【アイナナ5部考察】イメージは「枷」か、「翼」か(ネタバレ)

          一か月ぶりにアイナナ5部のストーリーが更新された。5章と6章である。 表面的には、大変穏やかで、ほっこりするような感じであった…が、 これを真に受けてはいけない、というのがアイナナであろうと思う(思い込みが過ぎるかもしれない…)。 嵐の前の静けさのようでならない。 アイドルのドキュメンタリー番組については、前回の記事から、基本的に印象は変化していないので、未読の方はそちらからお読みいただけるとありがたい。 この番組関連で、3部で重要な要素であった「イメージ」の話が再び

          【アイナナ5部考察】イメージは「枷」か、「翼」か(ネタバレ)