祖父の日露戦争陣中日記:(12)最終局面へ(最後に衝撃の記述が。。。)
日本軍は明治38年3月10日には奉天攻略に成功し、ロシア軍は北方に退却していきます。祖父が属する第1軍第24連隊も奉天近郊興隆屯の戦闘に勝利した後、さらにロシア軍を追って鉄嶺を経て中固付近まで進出していきます。しかし日本側の損失も甚大で、第24連隊もそれ以上深追いすることなく鉄嶺まで後進した後、3月19日に南東方向の三道溝に至り、そこに1ヶ月以上滞在することになります。3月20日からの再開ですが、三道溝に滞在中は、宿舎内外の掃除、薪の集積、教練、衛兵勤務など、比較的ゆったりと