かずちゃんのこと#8◇Ｉさんが旅立ちました
私は、19才の時に聖書を信じ、クリスチャンになりました。
かずちゃんは、膵がんになり、手術をし、転移がわかった後、
2022年2月に聖書を信じ、クリスチャンになりました。
かずちゃんを聖書の神様に導いてくれたのはＭ牧師でした。
Ｍ牧師は、私たちの結婚式で司式をしてくれた方でした。
かずちゃんがクリスチャンになってから、
日曜日は、Ｍ牧師の教会のインターネット配信で礼拝していました。
教会は大阪ではなく、他県にあったからです。
教会の人たちは、
膵がんであるかずちゃんのために、ずっとお祈りをしてくれていました。
80代のＩさんもその中のお一人でした。
かずちゃんがクリスチャンになるずっと前から、
Ｉさんは癌サバイバーとして闘病しておられました。
Ｉさんと、その奥様の姿に、私たちはどれだけ救われたか。
私たちと同じように闘っている人がいる。
しかも、Ｉさんは抗がん剤治療をしながら、何年も生活しておられる。
この事実が、どれだけ私たちに希望を与えたか。
今、思い出しても涙がでます。
2022年5月
M牧師の教会で、かずちゃんと私はバプテスマ（洗礼）を受けました。
その洗礼式に、Ｉさん、Ｉさんの奥様、その他２人が、
証人として同席してくれました。
インターネットでしか礼拝していないので、
どなたにもお会いしたことがありませんでした。
同じ教会の教会員とは言え、
会ったことのない夫婦のバプテスマに4人も来てくださるなんて。
感動しました。
そして、Ｉさんご夫妻にリアルで会えたことが、本当にうれしかった。
2022年12月
かずちゃんの葬儀に、Ｉさんご夫婦が参列してくれました。
Ｉさんご自身の体調も不安であったかもしれないのに。
お二人の想いに、涙したのを覚えています。
2023年10月30日
Ｍ牧師から、Ｉさんが天に召されたと連絡がありました。
あぁ、とうとう旅立ってしまったのですね。
Ｉさんの奥様のことを想うと、自分に重なるようで涙が出ます。
Ｉさんの魂は、すでに天国に行きましたが、体はまだこの世界にあります。
教会まで車で2時間半かかりますが、
明日の召天式に参列することにしました。
どうしても、最後にＩさんのお顔を見たくて。
Ｉさんの奥様に会いたくて。
Ｉさんへ
本当に、本当に、ありがとうございました。
あなたに出会わせてくれた神様に、心から感謝します。
Ｉさんの奥様へ
私たちの最愛のパートナーは、先に天国に行ってしまいましたね…
さみしさや悲しさはしっかり感じてほしいです。
私は、そうしないと前に進めませんでした。
また、ゆっくりお話しできたらいいな、と思っています。
天国で、Ｉさんとかずちゃんは再会しているかな。
それを思う瞬間は、心がほんわかします。
いつか、Ｉさんの奥様と私も加わるよー。
でも、ここにいないことはさみしいな。
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