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可哀想に思っていいんだよ。
「辛いことがあると偉いのか? 辛いことがあって辛抱してると偉いのか? 俺なら辛くないようにするけどな…」
「ああ・・人が泣くのには二つあるんだなって思った・・・自分が可哀想で泣くのと ただ もう悲しいのと・・・自分が可哀想で泣くのはさ ガキの涙だよ」
小野不由美「十二国記」より
今日この言葉を辛い病気に苦しんでいる子が、「好きな言葉なのだ」と言っていた。
いい言葉だな、って思う。
人間いつまでも
いきなりそれはやってきて
春の小雨の朝だった。
夫はもう出かけていて私にはもう少し時間がある、もうすぐ桜が咲きそうなだけど肌寒い季節であった。
「しななくちゃ」無意識の眠りの中から放り出されて思ったのはそれだった。
橋の上から飛び降りなくちゃ。
すぐ行かなくちゃ。
携帯だけは持ってこう。
スウェットのまま、スニーカーを突っかけてマンションの階段を駆け下りて雨の中を走った
悲しくも苦しくもない。ただただ、「トイレ行かなく
「バジュランギおじさんと、小さな迷子」を宗教二世が観て思うこと
ずっとどんな風に書こうか考えて悩んでましたが、
インド・パキスタン分離独立後2015年の映画「バジュランギおじさんと小さな迷子」について書こうと思いまして。
パキスタンの美しい山奥で小さな村に住む発語が遅い6歳のシャヒーダーはある事故にあってから「このままではいけない」と「インドにある奇跡のお堂」にお母さんと行くことになります。そこに行けば言葉が話せるようになることを願って2人は国境を超えるイン