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コミュニティの掛け持ちは自分を最大限生かすメリットばかり#7


『私とは何か』
この本に載っていた分人主義という考え方。まさに自分探しをしていた私がハッとさせられた。


分人主義とは、人は誰しも環境によって見せる顔が異なる、ということ。
積極的なリーダーになる自分、一方で別の環境では萎縮してしまう自分。会社、家庭、学生時代の友達、そのほか複数のサードプレイス(学校でも職場でもないコミュニティ)と、雰囲気も価値観もさまざまな環境に身をおく私は、場所によって自分の立ち位置もキャラクターも変わってくる。何か質問をされるたび、「うーん、時と場合によりますね」とよく言いたくなる。


そんな私は周りの人によく何を考えているかわからない、と言われがち。仕方がない、自分でもよくわかっていないのだから。


一体本当の自分はどれなんだろう?
もしかしたら日々仮面を被っていて、本当の自分を出せていないんじゃないだろうか。


と、自分のことを人にうまく伝えられずモヤモヤしていたけど、分人主義を知ってから、心が晴れて自分を肯定できるように。曖昧な返事になってしまうことも当然なのかもしれない。多分、人より多くコミュニティに属しているから、ちょっぴり不器用で自己表現が苦手だから、迷ってしまっただけ。


むしろ、複数のコミュニティに属していることは、今いろんな自分になれることは…あれ、メリットばかりだな。

これまでの私は、すでに分人主義を最大限に生かしていたことにも気づいた。


そんな私が気がついた、コミュニティを活用して分人主義を生かす3つのメリットの話。


自分の夢がどんどん叶っていった


これまでの学生までの友人たちは、安定した会社勤めや、世間的にステータスのある職種を目指す人たちだった。でも、私はもっと、感情が揺さぶられるものに触れる人生でいたいなあとか、本当に好きと言えるものと関わる仕事をしたいなあと思う人だった。


そんな私は、ライターや旅人の夢を持っていたり、時に気になる場所にふらっと行ってみたり。でも、そんなことを口にしても大抵変な顔をされてしまう。どうしてもマイノリティになってしまう私は人との距離がどんどん離れ、どうせなれないかと思って行動しなかったりしていた時期があった。


でも、サードプレイスを活用するようになってからは、着実に自分の夢に近づいていると感じている。本当の自分とも言えるようにもなっている。


私はサードプレイスのおかげで、自分のやりたいことを分散して満たしていたんだ。


そもそも、1つの場所で自分のすべてを、自分のやりたいことを全て満たすことなんて、できない。学校や会社でできないことはサードプレイスを選んでいるうちに、気づいたら趣味もスキルアップも、一つ一つが叶っていた。


サードプレイスの数だけ、満たしたいものを満たせる。

そう気づくと、今まであちこち気の赴くままに行動していた自分もやりたいことを叶えて、どんどん夢に近づいているのかもしれないと確信した。


分散できるとわかって、寛容になれた


複数のサードプレイスに入っていると、1つの場所で全てを満たすことなんてできないと割り切ることができて、寛容になったと感じる。


家族や学校、会社の人に言えなくても、自分の夢を言える場所がどこかしらにあれば、夢に向かって着実に行動することができる。それなら会社や友達の前では無理に言わなくてもいっか、と思えてスッキリする。サードプレイスがなく、本心をどこにも言えずにいたら、本当の自分を見失っていただろう。


そういえば以前は、SNSでこれまでの友達が自分の知らないところで集まっているのを見ると、誘われなかったことに落ち込むことがあった。


でも、複数のサードプレイスで自分のやりたいことを満たすのに忙しくなると、そんなことはどうでもよく、「どうせ誘われても行けなかったしいっか!」と思える。


もう今は、自分にも周りの人にも、些細なことでイライラしたり自己否定することがなくなった。


常に新鮮な私に。個性や強みに気づくことができる


複数のコミュニティに属してから、どこの人にも新鮮で、良い意味で尖っていて、面白みのある存在にもなれているかもと気づいた。(浮いた存在だとネガティブに思わずポジティブに捉えることが大切)



早起きの私が所属する朝活コミュニティの朝渋では、早起きなんてもちろん個性にならないけど、他の人からは「え!?毎朝6時に起きてるの?」と驚かれる。自分がたくさんのサードプレイスから得た引き出しを、場所によって、使い分けていくのが個性にするコツなんだと思う。



日頃当たり前と思ってやっていることも、環境を変えることで、自分の個性なのかも?と気づくきっかけに。

自己理解にもぴったりだなあと思う


コミュニティを旅して、自分の理想に近づきたい


複数のコミュニティに属してきて、すでに分人主義を生かしてきたことがわかった私。今、属している数あるコミュニティの中で、試行錯誤するうちに、心地良いと思える場所がだんだんとわかってきている。


どこが心地良いか、今どんなコミュニティが必要か、その時の自分によって変わってくる。


だからこそ、きっと私はこれからも、コミュニティを旅し続ける。自分のいろんな一面を出して、個性を見つけて、やりたいことをどんどん叶えて、自分の理想に近づいていく。

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