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絶望の処方箋

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絶望した時の処方箋として。
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#エッセイ部門

プレッシャーに弱い人間の可能性

世の中には、プレッシャーに強い人もいれば、弱い人もいる。では、どちらのほうが大きな仕事を…

杉原 学
3年前
26

コミュニティとは「生きる文脈が見える世界」のことである

「タモリ式記憶術」というのがある。これはタモリが開発したというのではなく、タモリがテレビ…

杉原 学
3年前
4

時間は不可逆的であるにもかかわらず、過去も未来も変えることができる

文章を書いていて、楽しい時と、楽しくない時がある。 楽しく書ける時は、その文脈の中に没入…

杉原 学
3年前
2

幸せの定義

最近はようやく変わりつつあるけれども、「幸せ=お金」という考え方は根強くある。そんなに極…

杉原 学
3年前
16

苦しみは他者と共有することによって楽しみに変えることができる

東日本大震災が起ったとき、都心では多くの帰宅難民が発生した。 僕の友人も帰宅難民化してい…

杉原 学
3年前
19

人生を華やかにしたければとりあえず1回だけパリに行っておけばいい

「自分の人生を華やかに彩りたい……」 そんな憧れを抱いている人は多い。 そうでありながら…

杉原 学
4年前
23

十条の名喫茶「スヰング」閉店に寄せて

55年以上続いた十条の名喫茶「スヰング」が、十条駅西口再開発にともない、2020年2月24日に閉店した。 僕はたった5、6年の付き合いだったけれど、ひとりで店を切り盛りするママは、僕にとって「十条のお母さん」だった。 誰にも相談できないような悩みも、スヰングのママには不思議にさらっと話すことができた。それは、お互いに顔は知っているけれど、あえて名前を聞き合うことのない、絶妙な距離感のおかげだったと思う。 久しぶりに顔を出すと、「あらー、元気?」「ちょっと痩せたんじゃない

人生捨ててもかまわない♪

その日、外は真冬の寒さだったが、電車の中は混み合っていて、とても暑かった。 僕は一刻も早…

杉原 学
4年前
6

そっちの電車に乗ってもいい場所には辿り着けない

池袋駅のホームで、埼京線の電車を待っていた時のこと。 その日は朝から列車の事故があって、…

杉原 学
4年前
7

師を持つことの大切さ

「都会で暮らしながら、どうやって自然との関係を結び直していくのか」 これがいま、人々の大…

杉原 学
4年前
10

人生にレフ板を。

雑誌『かがり火』で連載させてもらっている対談「そんな生き方あったんや!」。 取材時の写真…

杉原 学
4年前
11

概念ないねんゲーム

電車の中で、誰かがくしゃみをする。 日常の中でよくある風景であり、それを特に気にとめる人…

杉原 学
4年前
5

星野道夫さんと「時間」について

友人がとってもいい本を紹介してくれた。 星野道夫さんの『森へ』、そして『クマよ』。 星野…

杉原 学
4年前
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奇跡は起こせる

「あー、そのへんに100万円落ちてないかなー」 うまくいかない日々が続くと、ついそんな妄想を抱いてしまうことがある。 もちろん、そんなことは「ありえない」とわかっている。 もしも、それが現実に起こったら、あなたはきっとこう叫ぶのではないだろうか。 「奇跡だー!!!」と。 でも、「自分の身に、そんな奇跡が起こるわけがない」。 そうかもしれない。 しかし、「自分の身に」ではなく、「他人の身に」奇跡を起すことは、案外できなくはない。 たとえばさっきの、「あー、そのへ