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想像力豊かな人に。

文章を目で追い理解して、その状況や人々の感情を頭の中で想像すること。これを出来る人でいたい、と常日頃から考えている。

両親や祖母を近くで見ていると、歳を重ねたり、重い病を経験したことで、この想像力を働かせる機能が、確実にどんどん欠落して行っているように見え、決まった思考回路しか働かず、柔軟な考え方が出来なくなってしまっているように感じる。

家族の中で、父だけは、昔から読書家だった。病気をする前までは。

幼少期の私は、父に色々なことを、やかましく言われて育った記憶はまったくないのだけれど、『本を読みなさい。』とはいつもいつも言われていた。

父の本棚には、様々な分野の本がびっしりと並べられていた。そんな父の背中を見て育ったので、物心ついた頃から私自身も、冬なんかは祖父母の部屋でコタツにもぐったりしながら本を読む、と言うことが当たり前であった。

結果的に、そんな風にして育った私は、今こうなっている。良い方に転んだのか、悪い方に転んでしまったのかは、もはやよくわからないけれど。笑

本を読まない人生は考えられない。想像しただけで恐怖だ。

でも、今の時代は、子供の頃からスマホ片手に動画やマンガなどを見るのが当たり前の時代。

私としては、完成された映像をそのまま見るのでは、想像するチカラがあまり養われないのではないかな?と、いち人の親として、大きな危機感と焦りのようなものを、ひとり感じている。スマホのヤツめ………!と、思ってしまうことも多い。

時代の流れには、逆らうことは出来ないことはわかっている。

子供たちにガミガミ言うことはしない。読書が人生の一部である母の姿を見て、何か感じ取ってくれー!我が子よ!!と心の中で叫ぶ。

心の中で叫ぶことしかできない無力な私は、今日もまた本を読むのであった。

台風がやって来ていますね。
気候の変動で、頭痛などが起きてしまうタイプなので、明日はムリせず過ごそうと思います。

皆さまもお気をつけください!
ここまで読んで下さってありがとうございました。


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