まみやだいき

明るく生きるために演劇をしています。夢は劇場をつくること。ラグビー、新聞記者、対話の場…

まみやだいき

明るく生きるために演劇をしています。夢は劇場をつくること。ラグビー、新聞記者、対話の場づくり⇨座・高円寺劇場創造アカデミー13期在学。優柔不断の優しさと柔らかさを大切にする

マガジン

  • 観劇手帖

  • 春へ向かう旅

    3年勤めた新聞記者を辞めた。 そうして、ぼくは1ヶ月間の旅に出ることにした。 回帰して、再生して、待ち侘びる旅。 まだ冬の季節を確かに過ごしながら、その途中で色んな出会いがあるといい。 豊かな人生や、残したいと思える景色、帰って来たいと思える場所、回したいと思える優しさ。 それらを集めてぼくの原動力にして、次の春へ進む。 だから目的地は春にする。

  • 『雨の日は家を出ない、』創作note

  • 日々をつづる

    三重県尾鷲市で暮らす、新聞記者1年目がつづる言葉と写真。 この土地での生活を通して、自分の生きるを見つめていきたい。 不定期更新。サボりがち。

  • 未知らぬ土地での生活の中で

    旅の中で“見たこと” “感じたこと” “考えたこと” “受け取ったこと”を綴ります。

最近の記事

遠くにある戦争、ここにある演劇

4月から演劇に没頭し充実した日々を過ごしています。自分に必要だと思える学びを得る日々は余るほどの幸せで、満足してしまいそうになる程です。環境を支えてくださる皆さんやこれまでの道中でお世話になった皆さんへ、改めて感謝したいと思います。一方で 幸せの裏には不幸がある。と感じています。 自分ごとで言えば、記者時代の3年間は大いに幸せではあったのだけど、確かに苦しい時期でもあった。 やはり人生には浮き沈みがあって、幸と不幸は繰り返すようにできているかもしれない。 5月は五月病に、6

    • ロロ「BGM」

      5月8、9日、ロロの「BGM」を観劇した。 ゲイカップルの男子大学生2人(BBQ)と、失恋した女子大学生(午前二時)の3人が傷心旅行として、東京から宮城へと向かった2006年。 2人が同じ旅路を辿りながら、午前2時の結婚式へ向かう2016年。 2つの旅路が重なりながら、出会う愉快な仲間たちと共に走るロードムービー。 ロロの作品で唯一DVD化されている作品。 初演は2017年のことだったらしい。ぼくは2019年ごろにDVDを購入し、何度も家で観たっけな。この作品をきっかけに自

      • 明るい場所に集まっていよう〜なぜ演劇をするのかについて

        4月から東京へ来ました。 あれほど肌に合わないと思っていた食わず嫌いが、 巡り巡ってこの地で生きる選択をしました。 激ムズすぎる乗り換えと満員電車への恐怖感からなるべく電車には乗らず、アクティブベースなぼくながら週末はなるべく人混みを避けて家とか喫茶店とか劇場にいて、1ヶ月が経った今も少し怯えながら暮らしています。 東京へ来たのは紛れもなく、演劇をするため。 4月から、高円寺にある座・高円寺という公共劇場の「劇場創造アカデミー」なる演劇学校へ通っています。「劇場で生きる」と

        • 「わが星」いわきアリオス演劇部

          23/3/19@いわき芸術文化交流館アリオス わが星を観るのは4種類目になる。 自らの公演で、オープニングだけを演出したこともある。(劇中劇として出てくるが、大量の本筋部分の仕事によりほとんど演出はできなかった) 現代演劇を知る人ならば、誰もが通る有名作。多くの人が本家やリメイク(他劇団や学生劇団がリメイクしたもの)、Youtubeなどで1度は観たことがあるのではないだろうか。 初演は2009年というから、14年が経ったことになる。当時を知る人から聞いた話では、普及し始めた

        遠くにある戦争、ここにある演劇

        マガジン

        • 観劇手帖
          4本
        • 春へ向かう旅
          2本
        • 『雨の日は家を出ない、』創作note
          3本
        • 日々をつづる
          4本
        • 未知らぬ土地での生活の中で
          5本
        • 物語りたいnote
          4本

        記事

          この花の美しさのように生きられたら

          群馬県を生まれて初めて訪れた。 朝、小さな花屋さんで、花を買った。 かすみ草に似た控えめな、白い小さな花。 店員さんに名前を聞けば良かったのだけど、恥ずかしくって聞けなかった。買ったもののどうするかは決めていなかった。そのまま車に乗せて走らせることにした。買うこと自体が目的だったのだけれど、車内が少し華やいでいるように感じて頼もしくなった。 途中、車を止めて写真を撮った。花束の向こう側にも野花が咲いていた。 美術館にも寄った。画家の星野富弘さんの個展が開かれており、ここに

          この花の美しさのように生きられたら

          春へ向かう旅に出た

          3年勤めた新聞記者を辞めた。 そうして、ぼくは1ヶ月間の旅に出ることにした。 回帰して、再生して、待ち侘びる旅。 まだ冬の季節を確かに過ごしながら、その途中で色んな出会いがあるといい。 豊かな人生や、残したいと思える景色、帰って来たいと思える場所、回したいと思える優しさ。それらを集めてぼくの原動力にして、次の春へ進む。 だから目的地は春にする。 ご無沙汰しております。新しい旅に出ることにしました。 その前に、自分のこれまでとこれからを確かめに行く旅に出ようと思います。 今

          春へ向かう旅に出た

          「ビーコンライツ」

          2023/3/6@ユーロライブ  何だろう、とても素敵だった。劇場という場所を出発点に、演劇、フィクション、創作とかを詰め込んで、見送るための物語だったように思う。  演出の言葉が素敵だった。ビーコンとは灯台とか目印のような目的で設けられたものだそうだ。あまり詳しく知らなかったのだが、演技を学ぶ養成所の修了公演として打たれた本公演には、真っ直ぐすぎるぐらいのメッセージだろう。「これから飛び込む遠洋で、この公演がビーコンとなって、心置きなく泳いで行けるように」。その真っ直ぐ

          「ビーコンライツ」

          あいまいの中に、本音を探す

          4月24日。雨音を聞きながら、本を読んで、文章を書いた。久しぶりに書いたnoteは、今の自分の文章論のようなところに辿り着いた。なぜ書くことが減ったのか、なぜ改めて少し書いてみようと思ったのか。そんなことを書いたので、気が向いたら読んでみて。書く豊かさを、失ってはいけない。 久しぶりの更新 この前、久しぶりにnoteを更新した。先週、東京へ観にいったロロの「ロマンティックコメディ」という劇のレビュー、感想のようなものなのだが、書くのに1週間ほどかかってしまった。 久しぶりに

          あいまいの中に、本音を探す

          ロロ「ロマンティックコメディ」

          4月16日。ロロの『ロマンティックコメディ』を観た。 「いつ高」シリーズを思わせる会話劇を約2時間にスケールアップして挑んだ今作。これまでロロが描いてきた「ボーイミーツガール」、人と人との出会いを繰り返していく中で、それぞれの登場人物、観客の価値観を少し更新していく物語だったように思えた。 今作で描かれたのは、亡くなった詩歌(しいか)が書いた小説を通じてつながる人たち。丘の上に立つ、一風変わった古本屋さんで働いていた詩歌は、全く本は読まなかったというが、一冊の小説を書いた。

          ロロ「ロマンティックコメディ」

          20代の生き方入門

          「20代で、経験すべきことはなんですか?」 20代の生き方を探しています。あらゆる可能性が広がる中で、最適解なるものを見つけられたら、成功の20代を送ることができる。 そんなものはきっと、幻想に過ぎないと思いますが…。 一般的に20代は、希望に満ちています。 23歳男性。とても希望に満ちた響きのようです。 ぼくはといえば、10代の終わりを実感することなく20代に突入しました。10代気分のまま、大学生活も成人式も終えました。「大人になろう」と意気込んでスーツを身にまとったのも

          20代の生き方入門

          やっぱり書く

          久しぶりの雨だ。 いや、先週も雨が降っていたけれど 訳あってその日は一度も外を出なかったから ざらついた窓の明かりが、なんだか灰色がかっていた程度で 1日気分は浮かばなかったけれど、 あの日は雨の日にはカウントされない。 きっと、久しぶりに空から降る雨粒と、地面が濡れた風景を目にし 時折激しく降る雨音に耳をすましたから 今日が久しぶりの、雨だ。 そんなふうに日々が通り過ぎるように過ぎていった。 (え?どんなふうに?) 最近はnoteを書かなくなった。 理由はいくつかあるだ

          やっぱり書く

          緑色のまま散る紅葉たち

          秋が終わろうとしている。 朝晩の冷え込みに、冬がすぐそこまで来ているようだと感じる。 新しい生活が始まって、はや4ヶ月。 未だカーテンのない寝室は、朝になると朝日が射して 昨日までの空気を入れ替えるかのように、 ツンと肌を刺すような冷たさを感じる。 そのようにして、ぼくは目を覚ます。 9月の終わり、 この街に赴任してから2ヶ月が経った頃 「この夏に見た風景」と題して振り返りを書いた。 なんだか、秋の終わりを感じた時、 この2ヶ月に見た風景を書き残しておかなければならない様に

          緑色のまま散る紅葉たち

          あなたの言葉にはストーリーが足りない

          「あなたの文章にはストーリーが足りない」 twitterでつぶやかれた言葉が目に留まった。 仕事を終えた午後8時頃。 スーパーマーケットで買った半額シールの付いたお惣菜と、 茶碗に盛られた、実家のお米。 いつもの夕食に、最近はアルコールが付くことが多くなった気がする。 ご飯を食べ終えれば、テレビを見る。 面白いものが無ければ、スマホへと移り SNSをひたすら見通すだけの時間。 そんな中、 手の平サイズの画面の中で、ある言葉が目に留まった 「あなたの文章にはストーリー

          あなたの言葉にはストーリーが足りない

          コロナ禍の青春

          先週末、2つの学校を取材した。 コロナ禍で、今まで通りの青春を過ごせない学生はかわいそうだ。 正直に、勝手にそんな風に思っていた。 だが、そんな中でも工夫し精一杯に文化祭を楽しもうとする高校生と 受け継いだ伝統を絶やすまいと必死に踊る中学生の姿があった。 彼らの姿に、こんな状況にも「今を生きる」力をもらった。 今までの青春でないこと 午前中は高校の文化祭に訪れた。 例年は学生の家族や地元住民が訪れる町の一大イベントになるという。 それも今年は無観客。 「今年は学校に入れない

          コロナ禍の青春

          いなかまちのマクドナルド

          村上春樹の「パン屋再襲撃」には、 2000年代の深夜に目的もなくマクドナルドで時を過ごす 人々が描かれている。(たしか) 携帯を触る人 たわいない会話で盛り上がる人 ただただ寝ている人 そんな中で、青春期に果たせなかったパン屋の襲撃を 時が経ち、マクドナルドで企てる2人がいる。 そんな小説の駆け出しだったように思う。 高校の国語の授業で読んだ小説の記憶を思い出しながら ぼくは、いなかまちのマクドナルドでキーボードを弾く。午後5時。 いなかまちのマクドナルドでは、面白い光

          いなかまちのマクドナルド

          新聞記者1年目が見た、この夏の風景

          ぼくは三重県南部で働く新聞記者1年目です。 「日本の地方の消滅を食い止めたい」 なんて大きな野望を抱き、田舎で日々、色んな話題を書いています。 これまでの仕事なんてのを振り返りながら、 気づいたことなんてのを書こうと思います。 過疎地へ行きたい 8月から三重県南部の東紀州にいます。 陸の孤島と呼ばれ、アクセスは悪く、 高齢化率は40%を超える、いわゆる過疎地にいます。 昨年、石川県能登町に訪れて以来、抱き続けた 「誰かのふるさとが失われていく事への恐怖」。 配属先の希望

          新聞記者1年目が見た、この夏の風景