狸穴猫(まみあなねこ)

情報分析と思考が趣味のおばさん。埼玉育ちだが大阪府内某川の土手っぷち近くの狸屋敷在住 …

狸穴猫(まみあなねこ)

情報分析と思考が趣味のおばさん。埼玉育ちだが大阪府内某川の土手っぷち近くの狸屋敷在住 成人発達障害者のための自助会やってま。情報商材や美容・健康グッズは売らん主義の物販アフィリ屋。むかしの名前はアライグマ。

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「当事者B」は免罪符とヒエラルキーを作る-当事者Bと被害者文化-

二つの当事者ちょっと前から「混ぜるな危険!二つの当事者」とか「気を付けよう!甘い言葉と当事者B」とかいうことを私は主張している。 昨今の言論世界には「コト」を中心とした「旧来の当事者」(これを当事者Aと呼んでおく)と、己の感じ方や認識をもとにした「新参の当事者」(これを当事者Bと呼ぶ)が混在していて、後者が各種支援等の文脈で目立つようになってきている。 この流れについては別記事を仕立てているのでよろしければこちらも。 ここ20年ほど、マスメディアは「弱者当事者に寄りそ

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    • 「日教組」は終わった問題なのか?

      「日教組運問題」は終わっていないの図 ああ、やっとできた。日教組ってなんだったのか?を直観的に理解できるんじゃないか?という図解ができた。 簡単に言ってしまうと、目立つ政治的な運動に隠れて、目立たない教研運動部分が長年跋扈してきて、教員養成課程にも広く根を張っているので、手が付けられないんだわ。 図の黄色背景のパーツはしばしば報道されもするが、左寄りに密集する五角形のパーツ、これについては、殆ど報道されてこなかった。 黄色のパーツが問題になると必ずといってでてくるのが

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      • 東京大学が市民運動してる?『国際シンポジウム「ニューロダイバーシティの源流と展開」』についての感想

        ニューロダイバーシティのシンポジウム?(※以下、全文無料でお読みいただけますが、お気に召したらご購入・サポートよろしく!) 2024年9月16日、東京大学駒場IIキャンパスで、下記のようなシンポジウムがあった。 このシンポジウムについての情報が流れてきたときに、登壇者の顔ぶれをみたとき、私はこれは学術的なシンポジウムといえるのか?に疑問をもった。 というのは、海外からの登壇者の何人かが「自閉症障害者運動」の人であることを私は知っていたからである。 2022年の、とある

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        • アサクリーYASUKE(弥助)-ロックリー問題を整理してみる

          発端はゲームの歴史考証問題 弥助はサムライか?問題から ゲーム内の「弥助は織田信長に仕えた剛腕の伝説的武将であった」 という設定に関して、ゲーム配給元の仏UBIソフト社が、「史実に基づいた」といったことに端を発し、 日本のゲーマー・歴オタたちが、違和感を表明、 元ネタとして、トーマス・ロックリー氏の著書が浮かび上がり、そこからさらに多方面に飛び火して、炎上中。 実証系の歴史学者の呉座勇一氏によると、 その時代に信長に扶持を賜った黒人はいたようで、史料は一つだけある

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          2024都知事選その後-昭和の学級会化する政治

          しかしまあ…ちょっと前まで国会議員だった人が、批判されたのが気に入らないと昭和の学級会よろしく「お前謝れ」みたいなことやってて、それにまた国会議員やら有識者やらが加勢しとるわけで、そりゃ、 「党派性でのギスギスした政局闘争は不毛、議論は建設的であるべき」 って意見が出てきたり、それがある程度の賛同を得ちゃうのはわかるんだわ。 でも、だからと言って 「こーいう対立ばかりの政局闘争は不毛なのでできなくすればいいと思いまーす、AIで攻撃的な意見を表示しないようにすれば不毛さ

          2024都知事選その後-昭和の学級会化する政治

          東京都知事選挙2024を振り返ってみる(1)―ひまそらあかね出馬の影響編―

          東京都知事選挙が7月7日に終わった。 開票速報開始直後に当確がでるという、あっけない結果であった。 結果は小池百合子氏の三選 小池氏の1位は揺らがなかったが、2位以下はかなり乱戦模様になった。 新人の石丸伸二氏が165万票をとり、蓮舫氏が128万票にとどまるという乱戦ぶりであった。 予想だにされなかった新人「ひまそらあかね」の登場でどよめく立候補受付会場さて、まずここで時計の針を6月20日に戻そう。 メディアの取材陣が待ち受ける、都知事選の立候補届け出会場に、謎の人

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          東京都知事選挙2024を振り返ってみる(1)―ひまそらあかね出馬の影響編―

          2024東京都知事選でメディアが隠そうとしたものと隠し切れなかったこと

          さて、2024東京都知事選の結果がでましたね。 不肖猫又BBAは、「公金チューチューをなくす」を掲げた、ひまそらあかねを遠く大阪より応援していました(選挙期間中にnoteだいぶ書いたわねw)ので、残念な結果。 とはいえ、今回の都知事選、非常に多くのことが世間様に露出したのではないでしょうか。 公示前から、どう見ても事前運動では?ってのもずいぶんありました。 「ひまそらあかね」の出馬からひまそらあかねの出馬の瞬間から、異様な空気が…。 本当にしられていない泡まつ候補な

          2024東京都知事選でメディアが隠そうとしたものと隠し切れなかったこと

          「ひまそらあかね」が戦ってきたのは「学級会民主主義」だった、というはなし。

          今日は7月6日、2024東京都知事選投票日の前日。 今日は皆さまの直観に訴えましょう。 この構図…何に似ているか? アイキャッチ画像に黒板が出てきた段階でうっすら気が付いた方もおられると思います。 とりあえず、現状こんな感じですね。 安倍元総理が叩かれた構図とよく似ています。 根拠のない責任追及 根拠のない「謝罪」「求償」要求 根拠のない関連付けによるレッテル貼り(悪魔化) ときとして身体・人格に関連付けた揶揄 無理筋の退場要求 不可視化(切り取り報道、

          「ひまそらあかね」が戦ってきたのは「学級会民主主義」だった、というはなし。

          ひまそらあかねの戦いを2022年9月からみてきて思ったこといろいろ

          私が #ひまそらあかね を応援している理由もともと、「べてるの家」とか「当事者研究」とかに胡散臭さを感じてて、その延長線で、抱樸までは射程に入ってて、あと、不登校方面から「東京シューレ」や「Colabo」とか「フローレンス」とか「カタリバ」とかのやり方にも疑問を色々感じてたので、 2022年の秋の時点で私の頭の中にあったのは、下記の図の一番下の赤枠部分を除いた部分だったので、「あたってる」としか思えないんですよ。 こんな鋭いやついないなあ、えらいやつが出てきたな、となった

          ひまそらあかねの戦いを2022年9月からみてきて思ったこといろいろ

          あなたの脳を活性化する「都知事選を100倍楽しむための机上ワーク」をつくってみた

          なぜかあまり報道されない東京都知事選2024年東京都知事選、史上最多の56名の立候補者が出馬し、現職を追い落とそうという気満々の有名候補もいて、SNSで超有名な ひまそらあかね氏も出馬、話題性はあるはずなんですけど、なんか報道はあまりされない感じがあります。 ちょっとよくわからないけど面白くないなあ…というオキモチをお持ちの皆様に向けて、不肖猫又BBAが、4名の有力候補者をネタに、脳トレ兼用の都知事選を100倍楽しむための机上ワークショップを作ってみました。 都内在住の有

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          ひまそらあかね応援キット

          ひまそら氏を応援したいが、周囲に説明するのはなかなか難儀…という方も少なくないでしょう。そんなあなたのために、いろいろまとめて応援キットをつくってみました。 氏の口の悪いのには定評がありますので、「さわやか」とかいうありがちな性格イメージで売るのは難しいですが(「ねばり強さ」と「タフさ」は超人的なんですけどね)、彼のやってきたことは非常に大きいです。 鬱陶しいネットイナゴを言論で焼き払う追い払うための火器にもなるかと思います。 ひまそらあかねが追及してきた公金チューチュ

          ひまそらあかね応援キット

          正義の暴走を起こしている人々は何をみているか?-学級崩壊から、ひまそらあかねが問題にするナニカの正体まで-

          「多様性の重視」が叫ばれる昨今ではあるが…昨今、どこもかしこも「多様性への理解」を強調する向きがある。 というか「多様性への理解」を盾にした特権要求のゴリ押しも多い。 左派障害者運動やLGBT運動などが典型的だろう。 ハッキリ言って「知らんがな」「そんなに強調しなくても多様だよ」と言いたくなることも少なくない。 悪ガキの反逆 ちょっと前に面白いツイートを拾った。 首都圏の小学校で、学年はおそらく低学年であろうと思われる。 これを見て、誰かが、所謂マイノリティ児童に

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          ひまそらあかねが追及してきた「公金チューチュー」は、何がどう問題なのか? 

          ひまそらあかね氏が、東京都知事選に立候補した。 ひまそらあかね氏は、ここ2年弱ほど「公金チューチュー問題」を、追及してきた。 住民監査請求を通し、国賠訴訟を起こし(しかも個人で!)、その他公金チューチューにかかわるであろう、NPO法人や一般社団法人周辺の疑惑を多く掘り起こしてきた。 だが、マスコミは全くと言っていいほど取り上げない。 こうなると、ひまそらあかねを、知ってもらうのがまず難儀である。 なので、話題にしやすいように、不肖猫又BBAが、「公金チューチューの何

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          ひまそらあかねが追及してきた「公金チューチュー」は、何がどう問題なのか? 

          『犯罪を契機に加害者に寄りそって社会問題を解決しよう』言説のルーツを紹介しておこう

          「加害者への寄りそい」という謎の風潮 昨今、犯罪者だろうとなんだろうと「被害者感のある者」に寄りそうことが道徳的価値になってしまっている人たちがいるようである。 上のポストは、下記の事件の容疑者に関するポストに対する意見である。 しばらく前から、犯罪に関して、「かわいそう割引」「マイノリティ割引」が横行しているような気がしないでもない。 あたかも「寄り添われる権利」をもったものは犯罪においても批判されにくなっているような感じである。   ただ最近は、そういった風潮に

          『犯罪を契機に加害者に寄りそって社会問題を解決しよう』言説のルーツを紹介しておこう

          「かなざわにじのま(レインボープライド金沢)」の「シャブの間」問題を整理しておく。

          とりあえず、起こったことを整理 ①金沢のLGBT団体の元事務局長が覚せい剤取締法違反で逮捕・起訴されていた。(6/6) ②当該団体が多額の公的助成金、クラファンをうけて「マイノリティの居場所施設:金沢にじのま」を運営していた。 ③逮捕者は当該居場所施設で宿泊時に覚せい剤を使用していた。 ④逮捕者は20年の長期にわたる覚せい剤使用者だった。 ⑤団体は逮捕から2か月の間、逮捕の事実を公表せず。 ⑥団体は報道後に偏見被害者ムーブ満載のペライチの謝罪を出す ⑦松中権氏が「今回の件

          「かなざわにじのま(レインボープライド金沢)」の「シャブの間」問題を整理しておく。

          二つの「当事者」-当事者という言葉についてのモヤモヤー

          ここ20年近く、この問題をずっと考えてきた。 どうも福祉関係で使われる「当事者」という言葉がモヤモヤする。 20世紀末頃までは「当事者」なんてのは、そうそう使う言葉ではなかった元々は「コトに当たる人」という意味である。 紛争や事故、災害などといった、複数人が関わる「コト」について、直接関わった人のことを言っていた。 交通事故などで「事故当事者」といった感じで使う使い方だ。 関わりの発端を自分でコントロールできないがために、その「コト」をどう処理するか?については、基本

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          二つの「当事者」-当事者という言葉についてのモヤモヤー