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「かなざわにじのま(レインボープライド金沢)」の「シャブの間」問題を整理しておく。


とりあえず、起こったことを整理

①金沢のLGBT団体の元事務局長が覚せい剤取締法違反で逮捕・起訴されていた。(6/6)
②当該団体が多額の公的助成金、クラファンをうけて「マイノリティの居場所施設:金沢にじのま」を運営していた。
③逮捕者は当該居場所施設で宿泊時に覚せい剤を使用していた。
④逮捕者は20年の長期にわたる覚せい剤使用者だった。
⑤団体は逮捕から2か月の間、逮捕の事実を公表せず。
⑥団体は報道後に偏見被害者ムーブ満載のペライチの謝罪を出す
⑦松中権氏が「今回の件が性的マイノリティコミュニティと紐づけられることがあってはならない」と記者会見で発言、報道される。
⑧様々な反発が起こりSNSは炎上。
⑨東京レインボープライドが「寄り添い系」の発言をしてさらに炎上

背景として押さえておきたいこと


A)同団体は他にも公金助成の入った相談支援、居場所支援等をやっている。
B)同団体は、LGBT社会運動で中心的な役割をになっていた松中権氏が共同代表
C)松中権氏の運営する別団体も公金助成での各種福祉支援を提供している。
D)松中権氏周辺のLGBT団体は「反差別」を標榜しての強硬な運動を展開していた。
E)レインボープライド系統の運動には、市井で普通に生きる性的マイノリティからの批判もあった。


今回の問題によって

マイノリティ同士のピアサポート、こと「寄り添い」系のピアサポートの信頼性と安全性の両方が揺らいでいる。


問題は多岐にわたる

【1】当該団体の責任とその姿勢の問題

【2】同種団体の姿勢の問題

【3】支援行政の問題
 ・一部団体の優遇が起こっている?(公金チューチュー)
 ・公金が使われる居場所支援、相談支援等の運営状況や実効性が不透明
 ・寄り添い系の支援、ピア・サポートに対する過大評価があるのでは?

【4】マイノリティ絡みの報道とその出演者の問題
 ・多様性を謳うが属性への無条件の配慮のみを求める

【5】反差別・配慮を求める系マイノリティ支援団体の問題
 ・多様性を謳いながら属性への無条件の配慮のみを求める。
 ・若年層対象のワークショップをやっているケースも多い(特定思想への囲い込みの懸念)
 ・「当事者に寄りそう」が至上価値となっているケースが多く、「寄り添わない者」への断罪が多い。

 

過度の当事者中心主義の蔓延という問題

当事者に寄りそう、当事者の思いをうけとめる…こういった口当たりのいいセリフではあるが、うっかりすると「当事者カースト」になってしまいがちである。

今回の問題も、そういった部分への反発があるような気がする。


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