WBCと甲子園。
WBCの決勝。野球発祥の地のアメリカ。
メジャーリーガーの揃ったアメリカチームと侍ジャパンがどんな試合を繰り広げるか。
君が代を聴きながらわくわくドキドキ。。。
大谷選手の第一打席。
彼の名前が呼ばれると球場全体に歓声が巻き起こる。
アメリカと対戦する日本の選手だと忘れているのか?と耳を疑う。
敵チームであっても大谷選手は、アメリカ人の観客からも応援せずにはいられない存在。愛されている。
素晴しい選手には敬意を払う。流石野球発祥の地アメリカ。
そんなスポーツマンシップに胸が熱くなる。
子どもの頃、高校野球の大ファンだったじいちゃん。
夏休みは一日中甲子園がついていた。
テレビに向かって大きな声援を送るじいちゃん。
「何でじいちゃんはこんなに一生懸命応援出来るんだろう・・・」
とじいちゃんを眺めた。。
そんな私も気が付けば、1人テレビに釘付けになって、WBCを泣きながら観戦している。。。
保育所の頃から野球が大好きだった息子くん。
小学校に入学したのと当時にスポ少に入団。
きっとその時だ!私が野球の応援の楽しさを知ったのは!
暑い日も。寒い日も。
一人でも。パパと二人でも。友達達とみんなでも。
ただただ『うまくなりたい!』の一心で、一生懸命練習を重ねた息子くん。
そんな日々の練習が試合での活躍に繋がっていった。
小さい頃はやればやるほど上達していった。。。
そんな息子くんも高校生になった。
日々の練習は勿論大切。
だけれども、それだけではなかなか試合には出れないのが現実。
おとつい、産まれてはじめて甲子園球場で春のセンバツを観戦した。
小さい頃からじいちゃんと観ていた夢の球場。
想像していたよりも小さな球場で驚いた。
ブラスバンドの応援が鳴り響く。
アルプススタンドの応援団の中に居る私。
アルプススタンドでメガホンを持って、チームメイトを応援している息子くんの背中。
チームの勝利を願いながら。息子くんに思いを馳せる。
毎日毎日練習している。
楽しいだけじゃない。辛いこともある。
それでもそれも乗り越えて。
毎日毎日野球をしている。
それでも。結果が伴わないこともある。
それでも。自分と。野球と向き合い続ける。
大谷選手にもそんな日々があったのだろうか。。。
結局今日はお昼まで、試合から目が離せず、テレビに釘付けになっていた。
こんなにドラマチックな試合があっただろうか。
最終回。1点差。大谷選手の登板。
最後の1人がトラウト選手。
1球、1球がまるでアニメのような世界。
「彼は最高の選手だから、僕も最高のボールを投げなくてはと思った」
そんな真剣さが伝わってきた気迫の投球、最後のアウトに涙がこぼれた。
大谷選手はいつも楽しそうにプレーしている。
真剣な表情は見せても、苦しそうな表情を見たことがない。
大谷選手は、例え自分を悪く言う相手でさえも、誰のことも悪く言うことがない。
彼は常に『感謝』を口にする。
彼はいつも、過去のことをあれこれ悪く思うではなく、「こんな風になりたい」と未来を見据えて前進している。
試合後、元アメリカのレジェンド選手からインタビューを受ける大谷選手。
アメリカチームが負けているのに関わらず、このレジェンド達は、日本チームの大谷選手に敬意を払いユーモアを踏まえ何と楽しそうな雰囲気か!
『本物』には物事の本質が見えるのかもしれない。
大好きを極めると『本物』になれるのかもしれない。
大好きを極めるには、自分を信じる強さが必要で・・・
自分を信じる方法は、人それぞれで違うのかもしれない。
そこが一番大切で、そこが一番難しい。
わたしは応援し続ける。
野球を通して成長している息子くんのことを信じて。
わたしは応援し続ける。
楽しいことも辛いことも。それでも前に進み続けるあなたの背中を見守りながら。
わたしは一生懸命に、応援し続ける。
じいちゃんの分まで。。。
野球の楽しさと、誰かを応援できる喜びに出会わせてくれた息子くんに心からの感謝。
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