栁田凌

普通人。好きなものはアニメと甘い食べ物。常に胃腸が弱っている。時折、こんなに下痢ばかり…

栁田凌

普通人。好きなものはアニメと甘い食べ物。常に胃腸が弱っている。時折、こんなに下痢ばかりで大丈夫なのだろうかと不安に駆られる。 現在30歳。確実な体の衰えを感じつつ、今日も便座に座る。ボラギ愛用中。

最近の記事

【野菜】最初のベランダでレベル100にする。

「ふぇぇ……たかいよう……」。 近所の野菜ギルドにて、ここ最近の私は狼狽してばかりだった。 原因は明らかだ。 野菜の小売価格の上昇。 「白菜半玉で270円とか冗談だろ……」。 胸中でつぶやく。円安だか天候不順だか知らないが、このままでは指をくわえて見ているわけにはいかない。 野菜を雇って腹の虫を退治する、我々のような”雇い主”にとってこれは死活問題だ。腹の虫を放っておけば、彼らはやがて我々に襲いかかる。何もしなければ死ぬだけだ。 なにか打つ手は無いものか。逡巡する私

    • 【初心者向け】ミスチルファン歴20年の俺が、この春聴くべき名曲を3つだけ教える

      「蘇生」(「It's a wonderful world」収録)抱く夢もあれば、敗れる夢もある。 努力は必ず報われるというのは紛れもない欺瞞だ。そして夢が破れる音が方々で聞こえ始めるのもこの季節である。 そんな、「目指したものに挫けてしまった者の再起」を描いたのが同曲である。敗残者にとってこれほど背中を押される曲は無い。 冒頭の長いoverture(序曲)からなる湧き上がるようなメロディー、曲の幕開けと同時に背後で流れだす秒針の音が「物事が動き出す合図」を彷彿とさせて

      • 「何でもかんでも"◯◯くさい"と言うな」と叱られた~2024年春~

        面倒くさい。邪魔くさい。アホくさい。 どうやら私の「3大くさい」であるらしい。先日、彼女に指摘された。 「くっせぇ、くっせぇ、くっせぇわ」と私の「3大くさい」を連撃でたたき切る彼女の眼は「あなたが思うより限界です」と言わんばかり、真剣であった。 ぶしゅぶしゅと出血する自尊心をなんとか止血しながら、過去を振り返る。 でもそんなに「○○くさい」と言っているかなぁ。……言っていた。 一つひとつ思い返してみれば、なんとむごい汚言の数々だろう。 道を歩けば「こんなとこに車停めんじ

        • 【エスニック料理探訪記 Part2】ポルトガル料理「アルヴォリーニ」

          過去の記事はこちら♡↓ 24年4月某日。 今回訪れたのは、東京都町田市にある「Arvoreni」(アルヴォリー二)というポルトガル料理とワインのお店。 ポルトガル料理と聞いてもあまりピンと来ないかもしれない。 隣国であるスペイン料理は日本でもメジャーだが、不思議とポルトガルの料理の人気は下火である。 だが不人気であればこそ。さらなる美食を追い求めるのがエスニック探訪の醍醐味である。 男達はエスニックを目指し、夢を追い続ける。世は正に大海賊時代! といわけで今回の人つな

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          【文章がうまくなりてぇんだ】新聞のコラム欄を毎日書き写した結果

          文章が上手くなりたい。 noteのクリエイターをはじめ、文章を書く機会の多い人はみなそう思うだろう。私もその一人だ。 文章を書くという行為はかくも難しい。 およそ多くの人がぶち当たる壁なのに、しかし体系的に良い文章が書けるようになるメソッドは驚くほど少ない。 もぅマヂ無理……とSNSで心の闇を発信しそうになった手前、そのむかし予備校の小論文の先生が言っていた言葉を思い出した。 「文章が苦手な人は新聞のコラム欄を書き写すといいですよ――」。 なるほどそうかと思うが早

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          「クーポンいりません」の壁

          試されていると感じる。 自宅から数分のドラッグストアでよく物を買う。 近頃のドラッグストアは本当に便利で、薬から日用品、食べ物まで何でも揃う。 そんな日常とは切っても切り離せない場所で、それは起こる。 「こちら、来週から使えるクーポンです」。 店員はカウンター脇に束になった紙を手際よく取り出し、素早く3つに折りたたむ。 商品と一緒に差し出されるまで、私はそれをじっと見つめている。 「クーポンいりません」。 その一言が近いようで遠い。 マニュアル通りの完璧な接客。目

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          【エスニック料理探訪記】 トルコ料理「ボスボラスハサン」

          東京にいれば、世界中の美味いものが食える。 そんな夢のような環境がわが国にはある。 言わずと知れた食の評価機関「ミシュランガイド」総責任者ジャン=リュック・ナレさんが、過去の取材でこんなことを語っている。 「私が行った(東京の)飲食店はほとんど寿司店、刺身店、焼き鳥店、うどん店など、専門店に細分化されていた。非常に印象的だった。こうした特性から日本の飲食店の相当数は誰も追いつけない専門性を確保していた。当然高い評価につながる」。 今や東京のどこを歩いても様々な料理店を目

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