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『憧れ』と『夢』

記憶

子どもの頃
はじめ食べたものの記憶
はじめて行った場所の記憶
そんな記憶、皆さんにもきっとあるはず…

はじめてのフルーツパフェ

同じ足利市内にいながらも
『まちなか(中心市街地)』を『足利』と呼んでいた
田舎育ちの私にとって『足利』は
ちょっとおしゃれして出かける憧れの場所でした。

親に連れられて行った映画館の帰り道
このビルの2階の喫茶店へと階段を登りました。
かなり前なのでどんな店主でどんな内装だったのかは
残念ながら覚えていませんが
はじめて食べたフルーツパフェのりんごがうさぎ
なっていたことは今でも鮮明に覚えています。

そんな子どもの頃の記憶を
ワインショップ和泉屋の泉さんへぶつけてみると
泉さんはニコニコしながら
『うちの2階がその喫茶店だったんだよ』
と教えてくれました。

こちらが最初に訪れた時の写真です。(H27.9)

打放しの壁、床、天井…
擬窓が書かれた壁…
外れた流し台など…
汚れはあるものの
子どもの頃のワクワク感したあの場所だという
嬉しさと、空間のもつ可能性を感じ
泉さんに貸して欲しいと相談しました。

泉さんのご理解もいただき
その後アートイベントの会場になったり

そのまま造形教室になったり

ワイン試飲会の会場になったり

卓球大会の会場?になったり

今ではイズミヤニカイという場所になりました。

子どもの頃の憧れ

今まちなかで暮らしているのはこんな思い出のとおり
人が大勢歩いていて、飲食店や物販店が並び
何でも揃う便利な生活への憧れが強かったからでは?

建築の道を選んだのは
父の縫製業を見てもっと大きなもの作りたいという
憧れからだったような…

高校進学の際、隣町の高専を選んだのは
不便な田舎を出て、誰も知らない町へ
電車通学したいというなんとなくの憧れがあったから
かもしれません。

今改めて考えると…
当時の実生活の不便不満から
もっとこうしたいという憧れ
私を成長させてくれたのではないかと思います。

携帯一つで次の日には読みたい本が手元に届く
知りたいことはなんでもネットで教えてくれる
そんな便利な世の中となった今、子どもたちは
『憧れ』というものが湧くのでしょうか?

モヤッとした夢みたいなものは持つかもしれませんが
それって、リアルな不便や不満からではないので
なんとなく途中で自分の夢を見失ってしまったり
いつまでも夢ってなんだろうと迷宮入りしてしまう…

不便や不満をあまり感じないというのは
もしかしてとてもかわいそうなことなのでは?

昨今の新型コロナウィルス感染症拡大により
さらに便利?な世の中に加速しているように
思います。

こんな時だからこそ、
子どもたちにはリアルな生活体験を積み重ね…
できれば不便や不満を感じてほしい。
その経験を経て、想像力のある大人になって欲しい
と思っています。


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