保育士3年目の頃。。子どもに言ってしまった言葉。。
かれこれ。。25年以上前の事です。
担任をしていた4歳クラス25名を先輩保育士と2人で受け持っていました。
女の子の、あんちゃんはマイペースな性格と、やんちゃな部分を持っている子でした。
―季節は夏―
毎日プール遊びをして過ごしていました。
その日は先輩がリーダーで、子ども達を2列に並ばせプールへ向かおうとしているところ。
「先生あとは、あんちゃんお願いね!先に行っちゃうから!」
と少し乱雑な言い方で、あんちゃんと私を残し行ってしまいました。
私はあんちゃんの準備を待っていましたがなかなか進まず、先輩に何か言われるのも嫌で。。。
私 「あんちゃん!早く!早く!遊ぶ時間なくなるよ!」
あん 【。。。。。】
私 「みんな行っちゃったよ!
はーやーくー!」
するとあんちゃんはバスタオルを袋に入れようとしている手を止めて
あん
【私だって早くしてる!そんなに早く!早く!って言わないでよ!】
私 「。。。。。。。。」
あんちゃんはそう言ってまた支度を続けました。
私は何も言えず。。。
たった4年しかまだ生きていないこの子に。。スバッと言われたこの言葉。。あんちゃんのこの言葉は何十年も経った今でも胸に刺さっています。
その日以降私は子ども達に
「早く」
という事を言わないように決めました。言わない。。というよりも
言えない。。という感覚が近いです。
保育の信念としてとても大切な事を一瞬にして教えられた出来事でした。
―――あんちゃんはあんちゃんなりに
色んな事を感じて
あの時、プールの準備を早くやっていたんだ――――
その子の考え
その子のペース
決めつけてはいけない!
大人の理由
大人のペース
合わせてはいけない!
プールに一人ぐらい遅れて入ってもいいじゃない(^^)ご愛嬌♡ご愛嬌♡と笑い飛ばせる楽しい保育がいいじゃない(*^^*)
子どもには一人一人のペースがあり
今やっている事には必ず理由があって、それを大人がすぐ近くでそっと見守ってあげることが何よりも大切。大人側の都合でその動きや流れを遮ってはいけない。
子ども達は小さな身体で今を精一杯に全身を使って五感を使って生きているんだから!それで充分!
それが1番大切♪\(^o^)/
私は翌年もあんちゃんの担任になりました❣
あんちゃん!
あの時
ありがとう🎉
そして。。。それから。。。月日が流れ
大人になったあんちゃんとは今でも
たまに🍻←こんなことしたりして♡
繋がっているのです\(^o^)/♪
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