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コメントについて。

既にお気づきの方もいると思うが、わたしはコメントを返すのが"とても"遅い。

ひとつひとつの言葉と想いに向き合う時間を確保できなくなっているいま、コメントに対する返信が遅くなっていることを心から申し訳ないと思っています。貴重な時間を割いてコメントを残してくれるのは本当に嬉しいと感じており、返信が遅いからといって嫌だと思っているわけではないということを、この記事ではっきりと、明確に、書いておきます。



いまよりもコロナが未知だったころは、noteのアプリを開いていられる時間をたっぷり確保することができていたから、遅くとも次の日かその次の日くらいまでには返信をすることができていた。ただ、「新しい生活様式」を送るようになってから、少しずつ現実(リアル)の方でやることが増えて(コロナ前のスタイルに戻って)いったため、記事を執筆する時間を取るだけでも精一杯なのが本音である。最初から、こうなることはわかっていた。わたしがnoteを始めたのは2020年4月28日、コロナで自粛を強いられている真っ最中だった。わたしのライフスタイルはわたしがいちばんよくわかっているので、世の中がコロナと共存する方向に流れていったら、引きこもり生活をしている頃よりもnoteに向き合う時間は削られる。わたしの場合、本を読む時間が外的要因によって途切れてしまうのは平気だが、書くことに対しては違う。締め切り時間にしばられていると思った瞬間に、心が乾いてしまう。例えば、あと10分で最寄駅に着くとわかっている電車の中では、自分が好きだと思える文章を書くことはできない。毎日投稿をしていた頃は23時40分から書き始めたこともあるが、全然面白くなかった。

「足りないかもしれない」という、不足の心配がない空間の中でしか、文章と向き合うことができない。ここでは何度も言っているが、わたしはそもそも「書くこと」に苦手意識がある。残念ながら、片手間で何か「書くに値するもの」を書けるほどの才能はないのだ。(いまだって書くに値するものを書けてはいないかもしれないから、"自分が読むに値しない"とでも言い直しておくか。)


わたしがnoteを見切り発車で始めて、紛いなりにもここまで続けている理由は「明日のわたしがいまのわたしの頭の中を覗くため」である。つまり、「毎日何かを書く」ということこそに意味があると思っている。本心では「読むことが好きだから、フォローしている方の文章を読むだけで満足だ」と思っているけれど、敢えて自分が苦手な「書くこと」を優先させている。

何のためにこのような御託を並べているかというと、「いまはnoteを書くだけで精一杯」という泣き言を正直に記しておくためである。noteを角にあたって、精神的な負担はほとんどない。物理的に時間が取れないだけで、「書くこと」は楽しいと思っている。物理的に時間が取れないので、フォローしている方、スキをつけてくれた方の記事を読むのも遅れてしまっている。本当は楽しいと思っているのに。そして、ここで冒頭の文章にも繋がるのだが、「もともとコメントを返すのが遅いくせに、もっと遅くなっています。ごめんなさい。」という、謝罪文につながるわけだ。



もちろん、いただいたコメントに対してテキトー(適当でもいい)に返すことはできる。空いた時間を「効率的に」使うことで、迅速な返信を行うことは可能だ。もちろんビジネスマナー的にはそれが正解だし、プライベートにおいても「返信は早い方がいい」とされている。(これに関しては情報技術の発展を心から恨んでいる。恩恵を受けている身で文句をいう資格はないのかもしれないが、手紙が主な連絡手段だった頃に生きていた人が抱いていた「待ち焦がれる」という気持ちをわたしは知らない。LINEを「待ち焦がれる」気持ちとは全然違うものなのだろう。もちろん、憶測の域を出ない話ではある。まあ、ここに書いていることは全部「憶測の域を出ない話」か。)


話を戻す。わたしは、noteでわたしの拙い記事を読んでくれている人がいるというだけでも本当にありがたい(且つ、畏れ多い)と思っている。そして、記事を読まなくても「スキ」はできるが、「コメント」はできない。「スキ」より「コメント」が嬉しいといっているわけではまったくない(読まないでスキをするも当人の自由だ)が、コメントをするのは手間がかかる。コメントをするには、記事を読んで自分が思ったこと・考えたこと・感じたことを分析して、言語化して、ボタンを押さなければならない。それは「スキ」ボタンを押すよりも圧倒的に手間がかかることだ。制限のない中で自分の好きな記事を書くだけでも息を切らしているわたしからすれば、「他人の記事を読んで思ったことを書き残せる(残そうと思っている)人」はほとんど偉人である。毎回いただいたコメントに返信をする際に添えている「コメントありがとうございます」の一言では表しきれないほど、「ありがとうございます」と思っています。(堂々巡りだな。noteはすべてのものを"言語"でしか表せないからもどかしいですよね。)



この記事で長々と書いたことをまとめると、「貴重な時間を割いて残してくれたコメントに対して敬意を示していると、返信が遅れてしまうというジレンマを抱えているわたしを見限らずにいてほしい」ということです。


いつもコメントを残してくださる方も、そうでない方も、いつもありがとうございます。



それではまた。



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