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社長は退任する可能性も視野に入れてますか? 古い船を今動かせるのは古い水夫じゃないだろう
成果主義が納得できる、という考えはよくわかります。
給与報酬についても、いわゆる出世についても、成果を出した人間が報いられるべきだという成果主義であるべきだと。
給与報酬については、それでいいと思ってます。
即応成果主義が良いと思ってます。
経過を出したらすぐに報酬をあげるのが良い。
それも、ちびちびとあげるのではなくドーンとあげる。
成果主義にしろと叫ぶ人の中には、プラスの評価だけを成果主義にというおかしな人もいます。
上手くできたら評価される、それだけ。
全うすべき役割役職を果たさなくても、出して然るべき成果を出さなくても,マイナス評価で給与報酬を下げたり、役職を下げたりはだめだっていうんですよね。
それはおかしな話です。
「成果両成敗」であるべきでしょう。
役職については、成果主義は僕はあまり賛成しません。特に経営陣については。
これまでの実績やそれによる評価で経営陣を選んだり、社長や取締役を続けさせちゃうと、企業は衰退していきます。
今を改善できる人や、これから先の絵が描けてその実現ができそうな人が経営をすべきだからです。
ましてや、社内の力関係や対外的なしがらみで選ばれたり続投したりは、破滅への道を歩みます。
幾つもの会社の社長や取締役として経営をしてきて、また、たくさんの会社の経営視点でのコンサルティングをしてきて思うのは、社長はじめ経営陣の決め方、選び方がその企業の浮沈を決めるなということ。
なんなら、そこが全てともいえます。
だけど、成果で経営陣を決める企業が多い。
昭和の時代で、大企業ならば、それでなんとかなった。右肩上がりの経済成長に乗り、会社の仕組みで社長なんかわりと誰がやっても、なんとかなったんです。
今は違います。変化しなければ、改革しなければ落ちぶれます。
市場環境や事業内容によっては売り上げや利益は現状維持が精一杯のものもありますが、それとて、維持するためには変化や改革や進化が必要な時代です。
経営コンサルティングの案件では、経営陣を刷新する覚悟はありますか? 社長は退任する可能性も視野に入れてますか? と先ず確認してます。
古い船を今動かせるのは
古い水夫じゃないだろう
なぜなら古い船も 新しい船のように
新しい海へ出る
吉田拓郎という人の「イメージの詩」という唄の歌詞です。
10代から好きな唄です。
変な少年だったんですね、僕は。
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