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すっかり意味合いが変わってしまった業種

こんにちは。

牧 菜々子です。

今は、時代の転換期。

職業や業種の意味合いも、すっかり変わってしまったものが少なくありません。

例えば、学校や園の先生は、子どもへの教育以上に保護者・PTA組織への対応や先生同士の関係に苦慮するようになってきています。

また、芸術家や職人さんの多くは、作品や技術以上にセルフプロデュースが求められるようになってきています。

これは一時的なことで、時代が安定期に入れば本来のその職業の意味合いが戻って来るのですが、時代が再び安定期に入るまでには長い年月がかかります。

それまでは、変わってしまった意味合いのほうに適性のある人がその職業に就いたほうが良い時期がしばらく続くことになります。

教師であれば、保護者や先生同士などの大人への対処が上手な人がなったほうが長続きしますし、芸術家や職人さんであればセルフプロデュースが巧い人がなったほうがいいという期間が今後はしばらく続くことになるということです。

その間、教育の質は以前ほどには保たれないですし、作品や技術のレベルも下がります。

現に、子どもへの教育に携わりたい人ほど教員を辞める選択をし、作品や技術にこだわりたい人ほど「やってられない」と言い残して現場を去っているのが昨今の実情です。

時代の転換期の今は、職業や業種の意味合いはかつてのままではなくなっています。

時代の安定期に再び入るまでは、その職業の適性を大幅に見直していく必要がある時期がしばらく続くことになります。